(答唱)主は 豊かなあがないに満ち いつくしみ深い 詩編1*神よ 深い淵から あなたに叫び 嘆き祈る わたしの声を 聞いてください。 詩編2*あなたが 悪に目を留められるなら 誰が み前に立てよう しかし あなたのゆるしのために 人は あなたを恐れ 尊ぶ
詠唱:『わたしに はむかう心を捨てて 新しい霊と 心を身につけよ』
灰の水曜日(3月9日)を迎え、四旬節に入りました。最初の十字架の道行をした3月11日の午後2時45分頃に、今まで体験したことのないような大きな地震(東北関東大震災)が来ました。まるで、キリストが十字架上で息を引き取ったあの時のように・・・地面が大きく揺れ・・・
ちょうど、テレビのニュースを見ていた時。最後の大きな揺れで、いったん画面が青一色になり警報音が鳴りました。前のめりに倒れたテレビを急いで起こすと、アナウンサーが「津波」の警報を出していました。数十分の内に画面に展開された、恐ろしい津波の迫る様子を見ていて、胸画苦しくなり、胃が痛くなりました。逃げまどう人々や車や大きな家があっという間に呑込まれて・・・・・そこで止まって!と心の中で祈りました。
それから・・・・・心は、穏やかでいられなくなり、いつも心の中が騒いでいます。そして、祈っています。皆さんも祈ってください。
亡くなられた多くの方々の魂が安らかに憩われますように。
家族を失った方々の悲しみが一日も早く癒えますように。また、離散した家族と早く会えますように。
原子力発電所の危機が一刻も早く回避されますように。そこで、働く人々の被爆が少ないように。
津波・地震・放射能汚染地域からの退避などで、苦しい生活を余儀なくされている皆様に、一日も早く安定した生活のおくれる日が来ますように。
停電や交通機関の乱れ、生活物資の不足などで、これまで、不自由なく暮らしていたことに感謝し、自分のことだけでなく、他者を思いやれる心を取り戻す機会になりますように。