人生には、つらいこと、悲しいこと、苦しいこと、泣きたいと思うことが多くあります。こんなことがどうして自分に起きたのかと思うと、なんだか生きているのが嫌になってしまうように思うこともあるかもしれません。けれど、どんなに苦しいと思うことでも、その時が過ぎてしまい、後になるとすっかりその苦しさ、悲しさを忘れてしまうのです。偶然の当然（必然）。多くの困難は、必ず何かの意味を持っています。それが、その人にとって必要なことなので起きるのです。その人に起きる困難な出来事は、必ず乗り越えられるものです。どう乗り越えるかが課題です。ひとりで頑張って乗り越えるのか、誰かと一緒に支えてもらいながら越えるのか。「苦しい、苦しい」と思って過ごすのか。「苦しく悲しいけれど、なんとかなる」と思って前向きに困難に立ち向かうのか。あるいは、「どうか私を支えて下さい」と絶えず祈りながら、謙虚な気持ちでそれを受け入れて進むのか。