昨年の大震災で起こった大津波に呑込まれずに、1本だけ残ったという、石巻の≪被災の松≫のその後について、思わぬニュース!!
倒壊、腐食の恐れがあると判り、撤去をすることに決まったことから、日本の『コカリナ』という民族楽器を演奏するグループとその関係者が、その松を全て『コカリナ』にしたそうです。
なんでも400個を地元の学校の子どもたちに無償配布し、残りで100個を作って『コカリナ』演奏グループの方、仙台などの被災地小中学生が、東日本大震災に援助をして下さった、ウィーンの方々にお礼をこめて、かの有名な≪ウィーン学友協会≫・・・今年も新年に某国営放送でニューイヤーコンサートを放映してました・・・で、チャリティー・コンサートを開いたそうです。
いろいろな曲を演奏し、最後に100個のコカリナで ♪浜辺の歌♪ を無伴奏、ユニゾンで演奏したそうです。3階まで満員のお客様が、割れんばかりの拍手を立って贈って下さったということです。
昨年からご奉仕に伺っている老人ホームで、ご一緒に音楽の伴奏をしてくださっているコカリナ奏者の方(70代?男性)から伺いました。
コカリナっていう楽器があることは知りませんでした。オカリナ見たいな素朴な音色の小さい楽器(笛)なんです。小さいけれど、結構大きい響きが出るんです。その方も、最初は山で遭難しかかった時に、遠くから聞こえてくるコカリナの音色を頼りにして山を下り、命が助かったという経験があって、その後に近所の教室で習い始めたんだそうです。今は、あちこちで演奏活動をしていらっしゃるそうです。
聴くチャンスがあったら、≪被災の松≫のコカリナですか?って聞いてみては?
お詫び:当初陸前高田と書きましたが、どうやら石巻の焼けた松だったようです。人伝に伺った話ですので、一部内容が違っているかもしれませんが・・・。