今年初めての祭壇生花当番でした。
当初3回当番が来る予定になっていましたが、当番表を良く見ると祝祭日と主日が連日になった日に割り当てられていたので、2回だけになりました。
1回なくなって、「楽」になったのですが、教会暦を見ながら朗読箇所を読んだり、祈ったりと事前に準備する時間がとても充実するので、ちょっと残念でした。
《四旬節第5主日(B年)》ということで、聖書朗読を読みました。
ヨハネによる福音(ヨハネ12・20-33)の有名な1節の場面です。
「人の子が栄光を受ける時が来た。はっきり言っておく。一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。 自分の命を愛する者は、それを失うが、この世で自分の命を憎む人は、それを保って永遠の命に至る。 私に仕えようとする者は、私に従え。 そうすれば、私のいるところに、わたしに仕える者もいることになる。私に仕える者が入れば、父はその人を大切にして下さる。 ・・・」
・・・というわけで、お花屋さんには「麦の穂」を花材に入れて頂けるかを事前にお電話で確かめました。 「いっぱいありますよ~!」と言って下さって、他の花はどうしますか?と尋ねられたので、四旬節なので赤い花は避けて、小花程度にしてくださいとお願いしました。
麦の補が15本も入っていました。 感謝!!
他に立派なコデマリ3本、ユリ(淡い黄色)3本、アネモネ(ピンク)5本。
そして、自宅の庭から、ハラン(斑入り)、ユキヤナギ、シダを持参して、用意して頂いた花と先週までのまだ元気な花を見ながら活けようと思いながら教会に行きました。
3杯活けることが出来ました。
暖かくなったせいか、先週までの花のお水が腐ってしまって、茎がヌルヌルでお花がとてもかわいそうでした。
花瓶も花留めのワイヤーも細菌が繁殖してしまって匂いもしていたので、すべての花を花瓶から出して、駄目になってしまったのと寄り分け、茎を1本ずつ水で洗い、水切りをしたら、結構元気になりました。 勿論、花器ほかも取り替えてあげました。
しばらくもつといいのですけれど・・・。
できれば、2日おき位にお水を全部取替えてくださると、お花も生き生きとできるだろうに・・・と思いながら。
花器も、ワイヤーも、一つずつ丁寧に隅々まで洗って、乾かしてから棚に戻しました。
ヌルヌルが、なかなか取れない時は、漂白剤を入れておくのですけれど、今回は、粗めの織りの雑巾とタワシでなんとか擦り落とせました。
自分の当番の花だけ活けるだけなら、とっても楽なのですけれど、最初に前の方のを処理するのに一番時間がかかってしまうのが残念です。 私は、前日までに様子を見て、完全に活け直すか廃棄して、或は取り外して持ち帰るようにしています。
神様に捧げるお花です。 心をこめて、祈りながらお捧げしたいものです。