教会祭壇の生花当番の方の補助で6月2日土曜日に聖堂でのこと。
幻想的なこの瞬間。
ステンドグラスを通して夕陽が聖堂内を照らす。
やっと生け終わり、光が刻一刻と祭壇床を少しずつ移動していることに気付く。教会保護聖人の幼いイエスの聖テレジア像に光が注ぐ。ぴったりと後光のようにお顔に当たる時に聖堂にいることはあまりない。ほんの数分の間だけ。
この日は神様からお恵みを頂けたようだ。
いつもなら午前中に生けてしまうのだが、この日は子供達の《初聖体》の準備で予行演習が行われていた。
当番の方がなかなか現れないのだけど、どちらにしても聖堂を使っていて祭壇前で生けるのは出来ない。まあいいか…と思ってメールに電話をしたら、うっかり当番を忘れてしまっていらした。 ご両親様の介護をしていらっしゃるので、日々、忙しい。良くあることだし、午後にしましょうということに。お宅が少し離れているので時間もかかるということで。
一旦、自宅に戻って昼食を食べて、再度教会へ。
こんなイレギュラーなことが無かったら、この美しいお恵みには出会えなかった。
神様からの贈り物だった。
二人で祈り、喜びを分かち合いながら帰った。