蹴上(けあげ)浄水場でツツジを見た後、“十石舟めぐり”の舟に乗りたいので
インクラインを歩いて南禅寺舟溜り乗船場に行きました。
インクライン:異なった二つの舟留りの間で台車に載せた舟を運んだ傾斜鉄道
インクラインは京都の桜の名所ですが、すっかり新緑が眩しい葉桜になっていました。
以前、投稿した桜が満開の春のインクライン は←です。
つきあたりの京都市動物園と噴水が見えてきました。
左上の階段を上がった所が南禅寺舟溜り乗船場です。
十石舟に乗る前に、乗船場の南隣にある無鄰菴(むりんあん)に寄りました。
無鄰菴は、明治27年-29年(1894-96)に明治・大正の元老 山県有朋が造営した別荘です。
庭園は有朋自らの設計・監督により、造園家・小川治兵衛が作庭したもので、緩やかな傾斜地に
東山を借景とし、疏水の水を取り入れ、三段の滝、池、芝生を配した池泉回遊式庭園です。
建物は簡素な木造2階建ての母屋、薮内流燕菴を模して造られた茶室及び
煉瓦造2階建の洋館の三つから成る。 (パンフレットより)
目の覚めるような楓若葉が美しいです。
洋館見学 山県有朋
日露戦争開戦直前の日本の外交方針を決める「無鄰菴会議」が行われた洋館2階の部屋。
「岡崎さくら・わかば回廊十石舟めぐり」
岡崎疏水は、京都市左京区にある琵琶湖疏水の分線です。
インクラインから平安神宮の大鳥居前、夷川ダムまでの約2キロで桜の名所です。
桜の時期限定(今年は3月26日から5月6日)で十石舟が運航されていて、
桜並木を船上から楽しむことができます。 桜の頃は混んでいて午前中にチケットが
売り切れになったりしますが、この日はもう新緑なので15分くらい待って乗れました。
背の低い橋を潜る時には舟の屋根が下がって来ます。
平安神宮の大鳥居
手を振ってすれ違いました。
京都市美術館、京都国立近代美術館、みやこめっせ、京都会館、平安神宮、六盛
などの前を通って夷川ダムで折り返し、25分で南禅寺舟溜り場に戻ってきました。
噴水の後は京都市動物園です。
夕方まで雲ひとつ無い良いお天気で、新緑が美しく輝き心地良い1日でした。