ヒョロ男えだまめ の 【ひと皮むけたい】

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スイセンと、岡本太郎の「自分の中に毒を持て」

2021-09-23 00:01:00 | 日記

スイセン

ヒガンバナ科スイセン属



スイセン(水仙)の名前は、そのまま水の仙人に由来してるそうです。


中国では仙人を3つに分けていて

1.天にいる仙人=天仙

2.地にいる仙人=地仙

3.水にいる仙人=水仙

スイセンは3が由来してるとのこと


水辺に育ち、仙人のように寿命が長く、清らかだから、ということみたいです。


一方、ギリシャ神話では

ナルシストの語源になったナルキッソスが、水辺に映った自分の顔に見惚れすぎて、水辺に居座り、そのまま疲弊し、力果ててスイセンになったという伝説があって、欧米ではスイセンのことをナルシスと言ったりするそうです。


名前の由来が、仙人や神話が由来となっていることからも、「神聖」路線でアピールしている花。それがスイセンということになります。(断言)



また、スイセンは毒を持っており、葉っぱがニラに似ていることから間違って食べてしまったりして中毒症状を起こすという事例もあるとのこと。


毒を持つところからも

食べてはいけない、触れてはならない、

人を寄せ付けない畏怖と言ったイメージになりますよね。

これにより、スイセンの「神聖っぽい感じ」というブランドイメージ(?)が更に高まってるように感じます。


もし仮に毒がなくて、

例えば、ニラみたいに料理に使われたりすると、ありがたみ・神聖味が薄れます。


てか、普段ふつーに食ってるものに対して

神聖味を感じる人はいません。


やはり、人間は「制御しやすいもの」よりも、

「制御しがたいもの」にこそ、

神がかり的な力を感じるものなのでしょう。


毒を持っているのに、いや、むしろ

毒を持っているからこそ、一目置かれた存在に見られる。

人間に当てはめても、結構そういうトコありますよね。



その毒とは、他人の価値観に流されない強さを持つことでもあって

自分自身の生きる力そのものだったりします。


そういうメッセージ性を持つものとして岡本太郎さんの著書

「自分の中に毒を持て」を思い出しました。


久しぶりに読み直したくなりました。