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物価2%UPと経済成長率

2014-07-04 23:15:41 | 経済
毎週水曜日の日銀会合と合わせて行われる傾向が強かった日銀の量的緩和政策ですが
消費税増税問題の前つまりは3月頃から月曜日に政策実施が行われる雰囲気を持ちつつある。
(検証がされたわけではない。)

月曜日と言えば、それほど海外投資家が日付がずれる為に着手する機会が少なく
本格的に参入するのは向こうも日付が変わって月曜日になる頃じゃねぇーと言われていますが
如何なものか7月取引スタートがよい形で進んだ。
米国株の最高値に引っ張られる形で日本株も上昇した、7月第一週の日経株式です。

為替が円安に動き、金価格はイラク情勢を踏まえて少し値が上がっております。
イラク情勢による原油高が響いて日本経済に打撃を与えるのではないかと不安視する声とは
裏腹に株価は上がる。。。この答えは先月の日銀黒田総裁の割り切った考えが繁栄されている為だと思う。

黒田総裁は量的緩和政策の継続を決める際に物価上昇指数2%アップを再度強調した。
しかし低い経済成長率に対しては必ずしも良い数字が表れるわけではないと条件を付けた。

現在の日銀の見解は異次元の金融政策によって物価上昇は達成できるが、経済成長率がそれに伴い
上昇するとは必ずしも限らないと受け止められても不思議ではない。
金融ソフト化が深刻化しそうだな。海外投資家にとっては最も嬉しい流れです。

今の金融担当大臣の麻生太郎はここで完全にアベノミクスから切り離されたと断言するような発言でもある。
デフレ政策による15年にわたる失われた日本経済に対しての答えが物価上昇2%と経済成長がパラレルするわけではない。
日銀黒田総裁から言われたのだからどうしようもないな。
この発言を肯定的にとらえるには相当耳が悪いか頭が悪かのどっちかでしょうな。

物価上昇指数が32年ぶりの大幅な伸びとなった2014年ですが、今後もこの物価上昇は続くとの見込みです。
しかし経済成長率は常々横ばい進行が5年は継続するとの予想です。

物価上昇を繰り返しながらの経済成長はそれほど伸びなくても物価が上昇しているので世界経済の国際的な相対関係上
有効な経済状態にあると示せますが、もしもここで経済成長が伴わなかった場合は不況下のインフレ(スタグフレーション)に
陥る危険性も孕んでいるので注意が必要となってくる。

日銀の政策によって物価上昇2%は高い確率で達成されそうですが、そこには消費税10%とという大きな壁が存在している。
増税による経済循環の冷え込みを招いた場合、もっとも有利に働くのは海外からの輸入品でもある。

為替円安と株高がアベノミクスの成功の鍵であるならば、逆に
海外からの輸入品が過剰に増える円高と株安が失敗の要因である。
経常赤字に苦しむ米国と同じ道を歩む危険性をどのように回避するべき道はあるのか?

これは米国が長年抱えている財政問題でもある。


スタグフレーションを回避する為に日本経済は更なる経済成長を念頭に海外からの輸入品に頼らなくてはいけない状況を
作り出せれば、世界経済は日本経済の切り崩しに再度成功することになる。
それは今現在交渉が進んでいるTPP参加合意に向けた新自由主義経済と背反するものでは無い。

経常利益の悪化はヒタヒタと財政悪化を招くことになることが必然である以上、今の財務担当大臣は世界経済の
日本経済を舞台にしたハットトリックを防がねばならないという何ともネガティブな状況にあるのです。
今の財政担当大臣の麻生太郎は完全にアベノミクスから切り離された。

今直面している問題はイラン・イラク情勢による金価格の値上がりと日本の為替安が同時に起こっている。
株価を上げる為に為替を円安傾向を強めるのは良いが同時に金まで持っていかれたりして・・・

それを考えると円高で苦しんだはずの白川総裁時代の経済もなかなか悪くはなかったなと思えてくる。









コメント
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