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サンマが不作なそうで。

2015-10-20 23:30:24 | 経済
今日は珍しくテレビの話題から、とは言っても特別に真新しい内容な
訳でなく既にこの時期のタイムリーな話題として多くの方に認識されている
秋の味覚の王様サンマの不作についてです。

とりま日本の漁業のサンマ漁に関して今年は例年に比べると半分ほどの
漁獲量でお値段は1.5倍に値上がりする傾向だそうです。

その原因は台湾を始め中国や韓国からも最近はサンマ漁により自国で
サンマを食する文化が定着し、これまで日本固有であったサンマの食
文化の広がりによりアジアで競争率が激化している為だそうだ。



今でも日本文化はガラパゴス性が強く他の国には類を見ない独自の文化が多い。
50年ほど前には日本の寿司文化も生で魚を食べる衛生面で民度の低い野蛮な
ものだと海外からは不評を受けていたが

今では一転して日本の寿司文化が世界中に広まり市民権を得ている。
海外でお寿司を食べることは全く珍しいものでは無くなった。

しかしその反面お寿司には欠かせないマグロの需要が世界中で高まり天然の
クロマグロは海の宝石と呼ばれ高値で取引されワシントン条約では2014年に
レッドリスト入りをして絶滅危惧種となっている。

このお寿司文化でのマグロと同じようなことが庶民の味であるサンマでも
起こっている。

2013年にはクールジャパンの一環として中国市場の開拓を狙い日本の行政が
日本食に今よりももっと親しんでもらおうと上海で現地の関係者を招いて
お寿司パーティーが開かれ盛況だった。

その翌年にはワシントン条約でレッドリスト入りのクロマグロ。

どこかネジが飛んでいるんじゃないのかクールジャパン。何をそんなに今更
海外でお金を掛けてまで失敗の道を選んでいるか? もう少し何を売り込むのか
具体的に検討した上でこうしたイベントは開催した方が良い。

日本の漁業人口は毎年2000人程づつ減少していき将来的には海外からの労働力に
頼らなければならないジャンルでもある。ましてやTPPまであるとなると
近い将来には漁師は外国人でサンマは輸入品が持てはやされているかもしれない。

サンマに限らず農産品の多くは関税撤廃で海外の商品に押されることが必至だ。









コメント (2)
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