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オバマ大統領のお土産。

2015-10-07 23:38:13 | 政治
「私は日本はTPPに参加して海外で日本車を多く売りたいですよ。」と発言した
元維新の会の代表の橋下徹は今は政界離れて一私人となってしまった。

TPPに参加がほぼ決定的になり、経団連もそれを歓迎するとしている。
この3年の間に日本の自動車業界はTPP参加を見据えて海外に工場を移設する
ケースが増加した。

これまで唯一マツダが国内生産に拘ってきたが遂にあのマツダでさえメキシコに
自社工場を構えるまでになった。

多くの想定通りに日本の重工業は海外へ進出し国内製造業の空洞化を引き起こした
しかし円安為替の恩恵を受けるように一部の製造は国内に帰って来た。

まるでTPPによる世界シェアの戦いで日本の重工業は円安効果により結果が
出せたような言い振りであったが実は違っていた。

国内製造に回帰した部門は軽自動車や原動機付き自転車などのTPP参加国の中で
シェアの無い内需向けの分野に止まった。

三菱重工に関してはこれまで日産の軽自動車を製造するラインを担っていたが
国内製造回帰により日産が軽自の生産ラインを三菱から手元に戻すなどの悲喜交々な
業界再編となった。

そんなTPP関連の話題が増える中でフォルクス・ワーゲン社の不正ソフト使用問題。

どことなく世界トップシェアを持つドイツ車に対する当て付けのようにも思えるが
この問題は今に始まった事では無かったはずだ。不正ソフトの使用を巡ってはVWだけ
でなく他の会社も使用していた疑いが無きにしも非ず。そして疑わしきは罰せず。

現実的にVWだけでなく世界中の自動車会社が株価を落としたVW不正ソフト問題。
業界の不信感が強まっている。

米国オバマ大統領の政策で国内EV車向けの補助金が際立ち、米国内でも排出ガス
規制が高まり、排出ガスを抑制することが重要視されるようになったが
どう考えても米国車はドイツ車にも日本車にも大きく溝を開けられていた。

敢えて言ってしまえば、2014年の4月にオバマ大統領が来日した際に私は無謀にも
トヨタ社と米国GM社の業務提携が画策されるのではないかと大胆予想をしていた。

いやいや今のフォルクス・ワーゲンの不正ソフト問題を考えると強ち遠からずだったの
かもしれない。業務提携には至っていないものの日米両国がタッグを組んでドイツを
打ち負かすような絵図にも十分見える。

これはTPP参加にあたりそれを成立させた日本に対する米国オバマ大統領からの
素敵なお土産だったと思う。 あぁ~あの時オバマ大統領が来日した時に
なぜGMの大統領専用リムジンの話題が出たのが今から考えると非常に面白い。



コメント
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