悪質な法治万能主義としてカタを着けるかそれとも更なる社会問題に発展するか
両極端に分かれるだろうこの問題。
東京高裁は三鷹ストーカー殺人事件の加害者池永チャールストーマスに
22年の刑が言い渡された。
フィリピン系の母親の一人息子で貧しい生活ながら海上保安官を目指していたが
挫折しフリーターとなった。
池永チャールストーマスの生きた幼年期は非常に荒んだ家庭環境にあり改めて
文字として表現することにも気が引ける。そうした経験を投影するかのように
彼の犯した犯行もそれ以上に残酷なものだった。
この事件が起こった当初は必ずしも誰もが被害者の女子高生に対して同情的な見方は
していなかった。彼女のふしだらな一面に批判的な意見もあった。
被害者の女子高生とトーマスは2011年にインターネット上のSNSを使い知り合った事に
なっている。しかし本当に出会いはインターネットのフェイスブックなのだろうか?
ココが疑問に思う所でもある。
被害者の彼女は芸能活動もしており、インターネットを媒体としなくても十分に
素敵な男性に巡り会える機会が多かったはずだ。
その中で何故彼女がフェイスブックで知り合った遠距離恋愛のトーマスを選択
したのか改めて考えると非常に不自然な点が多い。
二人が本当に彼氏彼女として付き合いがあったのか、そこから考える必要がある。
もしもこのフェイスブックでの関係よりも前にこの被害者女子高生と加害者のトーマスに
何かしらの接点があったとしたら事件の真相は大きく揺れ動く。
単なる恋愛の縺れでは無いと思う。
そしてこの事件にはもう一つ隠された謎があるように思う。必ずしもフェイスブックでの
出逢いで二人が付き合いだしたと決めつける必要性は無いと思う。
どこかにこの事件の加害者と被害者に別の接点があったと思う。事件の判決が出た後に
こんなことを考えてしまう。
裁判なんてのはどれだけ都合の良い情報を集めるかで大きく左右され、都合の悪い情報を
どれだけ隠蔽するかで勝敗が決まるものである。
法治万能主義は時として事件の真実さえも踏み潰してしまう。フィリピン系の人で日本に
住んでいて犯罪を犯すケースが相次いでいるだけに非常に疑心暗鬼になる。
今日本に住む外国人や日本国籍ながら外国出身の人たちに何が起こっているのだろうか?