まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

福大図書館仮オープン&生協書籍売場

2015-05-09 18:51:06 | 教育のエチカ
ちょっとご報告が遅くなってしまいましたが、長らく工事中で閉鎖されていた福島大学の図書館が、
このたび仮オープンいたしましたっ
ん?
仮オープン?



たしかに 「仮オープン」 と書いてありますね。
仮オープンって何ですのん?
話すと長くなるんですが、福島大学の図書館はできてから相当経ち、
震災を経て建物が老朽化し、何よりも蔵書量が限界を迎えてしまい増築が待ち望まれる状態でした。
しかしながら、うちの図書館はすでに一度増築したこともあり、
今の御時世、そう簡単に再度の増築を許してもらえるような感じではありませんでした。
ところがっ
近年、図書館に新しい流れがやってきたのです。
昔は図書館と言えばシーンとしていて、ちょっとでも私語をすると怒られるようなスペースでした。
そういう、ただ黙って本を読みひとりで勉強するというスペースから、
学生たちが集まって資料を片手にああでもないこうでもないと議論しながら学んでいく、
今流行りのアクティブラーニングを展開できるスペースへと変わるべきだということになったのです。
そういうスペースを 「ラーニング・コモンズ」 と呼んだりします。
で、福島大学の図書館もただ増設するのではなくラーニング・コモンズを新設しますっ!
という計画を立てたところみごとに採択されて、今回の大がかりな工事となったわけです。
図書館脇にあった駐車場をつぶして、そこに大きな新しい建物が建てられました。
それに合わせて旧館のほうも外観はそのままですが、内装をがらっとリフォームしました。
で、今回はその旧館のほうだけが仮オープンしたというわけなのです。

旧館のほうも内装工事は終わりましたが、まだ中の装備が調えられたわけではなく、
正面入口から入っていくと、ガランとした雰囲気が漂います。



ここから左側を見ると、巨大な飲食スペースが広がっています。



スペースは広いですが、まだテーブルやイスが足りてない感じですね。
そして正面から右のほうを見るとこうです。



何にもないですね。
たぶんここがラーニング・コモンズになるのではないかと思います。
(写真撮りすぎちゃったので、どれがどこの写真だったか記憶が曖昧ですが…)
ラーニング・コモンズの手前のところに2階へ上がる階段があります。



これまで1階左手奥にあった図書貸し出しカウンターは2階に移動になりました。
2階に上がっていくとこうです。





まだ稼働していませんでしたが、ここで学生証を通して入館することになるのでしょう。
ここを通った左手にカウンターがありました。



ただし、これが最終的な形態なのかどうかよくわかりません。
本格オープンを待ってもう一度探険に来てみようと思います。

さて、1階に戻りますが、あの左手の巨大な飲食スペースの奥に、
生協の購買部が新たにオープンしていました。



雑誌を除いて書籍売場は全部こちらに移動してきました。
ほかに飲食スペースで食べるための軽食類がここで売られるようです。
レジの左手奥にも書籍売場は続いています。



まだきちんと調えられた感じではありませんが、それでも本の量はだいぶ増えていました。
専門書も、まあ満足のいくほどではありませんし、
なぜ今どきこのラインナップを揃えたんだと疑問に思うものもないわけではありませんが、
とにかく今までが貧弱すぎたので、以前よりは少し充実したと言えるでしょう。
せっかくなのでその場で買っちゃいました。



右側の 『正義への責任』 はまったくノーチェックだった本ですが、
書店で現物を見て買うという、近年ほとんどやったことのなかった購買行動をしてしまいました。
左側の開沼さんの 『はじめての福島学』7月のてつがくカフェの課題図書です。
すみません、まだ読んでないどころか買ってもいなかったのでした。
そして、写真には写っていませんが、先日ご紹介した 『書店ガール2』 も、
実はこのときいっしょに買ったのでした。
『書店ガール』 読んでても感じましたが、やはり本は本屋で買わなきゃいけないですね。
このところつい便利さに負けてネットで買ってばかりでした。
反省しなければいけないと思います。
図書館がリニューアルオープンしたのをきっかけに本との付き合い方を見直したいと思います。