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昨日 米原駅に行きました。
「よく、あっちこち行くなぁ」
と感心する方もいらっしゃるでしょうが^_^;
私みたいなフリーな運転士はこんな感じです(^^ゞ
役員専用運転士 とはブログの題名ですが、これには大きく二種類あります。
一つは一人の役員さん専属の運転士です。
会社の社内規定で
取締役以上は会社の専用車を当てがわれますが平取締役は勤務時間内に限られます。。
どういうことかと説明しますと、通勤は自力で通うということで、これが常務以上になると自宅前からご乗車できるのです。
早い話が通勤は社用車で通うのでした。
通勤は毎日のことですから、社用車はもちろんですが 運転士も専属になります。
片や平取締役さんは会社までは自力でバスなり電車なりで通いますが、一旦会社に入れば後の行動は常務以上と同じになります。
つまり私のようなフリーな運転士の出番です(^^ゞ
社内規定により取締役になると外出は必ず専用車になるのですが 例えばちょっとタバコを買うのも外出なら専用車を使うのです。役職が一枚違えばかなりの違い(^^)部長と課長などあまり差がないようですが、この平取締役と下の本部長クラスはかなりな差があります。例えば本部長には専用車がありませんから、外出などどこに行くのも自力で行かねばなりません。暑いとき寒いとき嵐のとき…鞄を下げて大変な苦労をしなければなりません。一方役職が一枚上の役員さん、エアコンの効いた専用車で悠然とお出掛けになれるのですよ(^^)だから新しく役員になった人はこの専用車が付くのが一番嬉しい、役員になった実感を感じる時だとおっしゃられますね(^^)しかし多少弊害もありました。若くして役員になった方は永らく専用車に慣れてしまい、退任した後に地下鉄を使おうとして切符の買い方がわからなくて困った話を聞きました^_^;
話を戻しますが、私は米原駅に待機していました。
あまりご存じない方に少し説明しておきますと米原駅は東海道新幹線の駅の一つです。ここから在来線とタクシーを乗り継げば一時間あまりの場所に工場がありました。
先ほどの説明通り役員さんは専用車で工場まで行けるのです。
そこで私の出番になったのですが、
この米原駅は新幹線のひかりが一時間に一本しか停車しません。
乗り過ごしても乗れなくても 次の電車までかなりの待ち時間になるので そりゃあ大変ですね(^^)
私は例によって30分前に米原駅に到着していました。
米原駅は田舎の駅ですから駅前のクルマ寄せも閑散としています。私は時間潰しにウロウロしていました。
そして 今日の本題!
米原駅は新しく改築したらしくこぎれいになっていましたが、要らぬ看板を見つけてしまいました。
それが この一枚目(^_^;)
禁煙、これはわかります!
そして三段目…犬の散歩とウンチの注意^_^; これは田舎のならではの注意でしょうね^_^;
そして一番カチンと きたのが ゴミのポイ捨て禁止!
これって…
私は辺りを見渡しました。 確かにどこにも ゴミは落ちていません。
けどゴミ箱、ゴミ篭(かご)もありません。
これって ゴミが出たらどうせよ…とおっしゃるの(?_?)
私は訊きたい!!いや厳しく指導して下さっても結構ですが(^_^;)
私が怒りを覚えたのは、ゴミをどう処理するのか 教えてないのに 矢鱈ゴミ出すな、とは一体全体どうしろと言うのか!
と 問いたいですよ(?_?)
人は神様でも仙人でもないわけで、沈香(じんこう)も焚かず屁もこかず、とはいきません。
旅行に来ていたらお菓子も食べたいし、なんか飲みたいものですよ(^^)
私はもう少し駅周辺をぶらつきました…
ありましたよ!
小さなゴミ箱が(^^ゞ
と、よく見たら自販機の缶を捨てるボックス(箱)でした(^^ゞ
それは自販機の横、階段とに挟まれた実に窮屈な場所に静かに置いてありました。
近寄ってみたら…
ああ… 案の定 この写真の通りの始末です(^^ゞ
これは誰の仕業かわかりませんが、何かを食べて 「ああ美味しかった♪」と食事を済ませて、いざ 食べた後始末をしようと辺りを見渡してもゴミを放るゴミ箱のないのに気がついたでしょうね!
ゴミは放置してはいけない、人様を不快な気分にしてはいけない、
これは小学校で習った道徳にあるはずです! このゴミを自販機の缶捨て専用ボックスに 突っ込んでいった人も根からの悪人ではないでしょう。
それどころか、せっかく綺麗な駅前を僕の…いや私のかな(^^)
ゴミで汚したくないと小さい頃に習った道徳を思い出しながら思ったと私は考えます。
しかし…しかしですよ(^^) バスの時間があるし、又階段を上がってワザワザ捨てにいくのも何だか癪(しゃく)に触るし…
第一上にあったかな(^^ゞ
思い直して見渡してもやっぱりゴミ箱はありません。
そして片手に抱えているゴミがやたら面倒になってくるし…
バスの時間は迫る…
辺りは矢鱈とこぎれいに整っていますが、それが又何か冷たすぎて 白々しすぎて… その人は不快な気分に落ち込んでいったのでしょう~
「どうして、捨てるためのゴミ箱がないのよ!?」
そして思案の挙げ句 ふと 自販機に目をやると ありましたね(^^)
深いブルーの この形!
洋々見つけた それはよくみれば自販機専用の缶を捨てるボックスだったのです(^^ゞ
「くそ!」
この人は舌打ちくらいしたでしょうね(^^)
ゴミ箱が無いと諦めたら 見つけた、見つけたと思ったら違ってた。
こんな場合皆さんならどう なりますか?
新しい駅舎は確かにきれいだけど 無機質な装いで人を寄せ付けない冷々しさを与えていませんかね…
「え~い」
この人はイライラを募らせ困惑を超して爆発寸前まで来ていました(^^ゞ
そして「よし」
小さく呟(つぶ)くなり
手にしていたゴミの入った袋をブルーのボックスに突っ込んでいました。
ああ…やっちまった! でも 悪いのはゴミ箱を設置してないほうだぜ!!
ああ…うざいなぁ!
果たして行政の禁止事項について 普段から気になることがあります。
それは こんな気配りに欠けていることで、規則を守ろうにも 仕方ない場合があるのです。
「規則ですから!」
なるほど、 決めた規則は守らなくてはならない。
それはわかります。
しかし、規則は生き物ではないでしょうか。 この場合でも うっかり お菓子などを食べてしまって、袋などのゴミが出たとします。 ゴミ箱を探してもない。
行政は言うでしょう。 「ここはポイ捨てが禁止になっています。ゴミは持って帰って下さい」とね…
しかし考えて下さいな♪
ここは…とは ここじゃあ なかったらポイ捨てしてもいいのか!?とね^_^;
ポイ捨て禁止なら、そうできないような、ゴミ箱を設置して当然ではないでしょうか!?
近頃の行政などは 自分のことしか考えてないのではないでしょうか!?