これ!どう思います?

マスコミがあまり報道しない様な問題を、私なりに考えてみます。

森・川渕ドタバタ喜劇

2021-02-14 17:54:43 | 民主主義
【はじめに】
 森喜朗・川渕三郎ドタバタ喜劇は面白いですね! 然し、日本国としては面白がっておれる問題では有りません。 世界に対して、「恥ずべき喜劇」です。

 私は、川渕三郎氏を尊敬していたのですが、今回の騒動で軽蔑する様になりました。 私は、密談をした事や、その内容は「墓まで持って行くものだ!」と考えて来ました。 会社の偉い方達が密談して、その一人から内容を聞かされ、その方針で私は行動/処理した事が何回も有ります。 その話を会社で喋ったり、妻に話した事は一度も有りません。

【本当の問題はなんでしょうか?】
 問題の本質は、日本の社会に『密談』、『密室政治』、『密室人事』が横行している事を、国民の多くが知ってしまった事です。

 「議員、知事、市町村長は選挙で選ばれ、議会で議論して多数決で、政治が行われている」と国民の多くが信じている様に思えます。 戦後、少しは、その方向に改善されましたが、現実はかなり程遠い状況です。

 『人事の不透明性』を問題視する報道が有りましたが、日本では『透明な人事』が期待出来る状態まで、民主主義は発展していません。欧米諸国も似たり寄ったりだと思います。

 人類共通だと思いますが、人は『近欲』の強い動物です。 努力しないで『金』や『権力』を得たいのです。 それには、派閥を作って、密談して密室人事をするのが一番手っ取り早い方法です。 現在、密談や密室人事を罰する法律は有りません。 そんな法律を作った国が有るのでしょうか?

(余談 :料亭人事) 政治の世界だけでは無く、大企業の多くで『密談』、『密室人事』が行われて来ました。 その場所は大抵・『高級料亭』です。私の知っている会社では、一番強力な派閥のボス達が、料亭を貸し切りにして、『密室人事』を行いました。 多分・今でもやっていると思います。 それで、私は『料亭密談』、『料亭政治』、『料亭人事』と呼んでいました。

 派閥のボス達が、料亭の費用を負担すると思われますか? 勿論、会社の経費で落とします。 政治家の場合は、昔は裏金で支払っていましたが、現在はどうなっているのでしょうか?

(余談 :組織委員会) 東京五輪・パラリンピック組織委員会が会長を選ぶ事になっていると思います。 然し、組織委員会の委員を、だれが?どんなにして選んだのでしょうか? 莫大な公金が動いている分けですから、委員は公職に相当すると考えられます。 委員が公明正大/透明に選ばれたと思われますか? 「少なくとも、委員の何人かは、密室人事で決まったのでは?」と私は疑っています。

【森喜朗氏の感覚のずれ】
 森喜朗氏は昔から『失言王』でした。 失言が主な理由で、総理大臣を1年間ほどしか続けられませんでした。 彼の失言は、単なる言い間違いの類とは違います。 森氏の民主主義についての考え方/理解が、国民の多くと大幅に違っているために、本音で話すと、国民に「失言だ」と言われてしまうのです。

 戦後、日本は少しずつ豊かになってきて、核家族化が進み、主婦の発言権が強くなってきました。 然し、森喜朗家の様な旧家では、まだまだ家長が威張っておれるのでしょう! 我が家の様な庶民の家では、私が妻に威張ったら息子達は許してくれません。

 森喜朗氏は未だに、「女性が対等の人権を持つ、人類にとって重要な存在だ!」とは考えていない様に見受けられます。 老害と言われても仕方が有りません。

【スマホの普及とSNSの威力】
 森喜朗氏が総理大臣だった2000年~01年は、まだスマホで自分の意見を投稿する時代では有りませんでした。 今後は有名人が失言したら、数時間の内にSNSで叩かれます。 失言王の森内閣は一年持ちましたが、今だったら一カ月維持出来無いでしょう!

 政治家諸君、「好い加減な説明で切り抜けられたのは、安倍内閣が最後だ!」と考えるべきです。

 これから政治家になろうと考えている方は、立ち止まって、「自分の考え方と生き方は、庶民と同じだろうか?」じっくりと検討して見て下さい。 「庶民の考え方とは程遠い」と思ったら、政治家になるべきでは有りません。 何時かボロが出て、汚名を着せられて辞める事になりますよ!

【我が町内会】
 前に書いたので、覚えておられる方がおられると思いますが、もう一度・町内会の話を書きます。 1985年に家を建てた時、ゴミ出しの為に町内会に入れてもらう必要が有りました。菓子折を持って、会長宅にお願いに行ったら、拒絶されました。

 日を改めて再度訪問したら、「会費を払って、ゴミ出し場の掃除に参加し、町内会の役員選挙権を放棄するなら入会させる」と言うのです。 勿論、了承しました。

 2000年頃に、「古い住人が年老いたので、この順番に町内会長と会計をやって下さい。任期は2年間です。」と言う回覧が回り、隣が会長、我が家が会計をする事になりました。 町内会費の残高が二百数十万円あり、私名義の口座を作って入れました。

 2017年に急に、「ゴミ出し場を変更する件で町内会を開催する」と言う回覧が回って来ました。 初めての町内会が開かれたのですが、皆さんが日頃不満に思っていた事を言い出して、色々問題が発覚しました。

① 町内会の規程が無い。
② 昔の慣習に戻って、古くからの住人が町内会長と会計を自分達で決めていた。
③ 近年は会計報告はしていない。会費の残高を明確にしない。
④ 町内に出来たマンスリーマンションに、ゴミ出しを勝手に許可していた。 「誰が許可したのか?」と言う質問には、頑として答えませんでした。
⑤ マンスリーマンションの所有者は、徒歩数分の所に住んでいるのに、ゴミ出し場の掃除を免除していた。
⑥ 一部の年老いた住人にはゴミ出し場の掃除を免除していたのに、同じ様な状況になった方が、免除をお願いしたのに、許可しなかった。

 町内会は紛糾して、3回開かれましたが何も決められませんでした。 会長が、「町内会には規定は不要である。 町内会は民主的で有るべきだから、多数決では無く、全員一致で無ければならない」と言い張りました。

 2019年に近所の奥さんが、「現在の会長さんはどなたですか?」と聞きに行ったら、「積極的に町内会長になりたいと言う方がいないので、私が続けている」と答えたそうです。 彼は森喜朗氏と同年配です。 二人とも、民主主義が理解出来ていないだけでなく、民主主義と言う言葉を聞いたら寒気がするのでは?と思います。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿