まちとも こころのおもむくままに

==ボランティア時々写真撮影==
日々の暮らしの中で感じたこと、時々撮る写真などを綴っていきます。

新たなボランティア活動

2017-11-18 20:31:47 | ボランティア


地域で新たなボランティア活動が始まります。
制度の隙間を埋める取り組みです。

高齢者などで、ちょっと足を痛めてしばらくの間ごみ出しが困難になった時など、隣近所で助け合えば問題ないのですが、それがなかなかできないところもあって、そんな時に地域のボランティアが手助けする仕組みです。
打ち身で動くのが大変など、介護保険などの公的なサービスを利用するほどの状態ではないが、少しの間、日々の生活が大変というような時に助け合おうということで実施します。

1年半ほど準備を重ねてきました。ボランティアとして登録してもらえる人がどのくらいいるだろうかという不安から始まり、S型デイサービスに参加しているボランティア、元町内会役員、元民生委員など様々な人たちに呼び掛け、今まで関わりのなかった人たちも含めて70名ほどが登録しました。登録された人たちの研修会や意見を聞きながら、どのような仕組みで活動を始めるのか役員で検討を重ねました。
他の地域で実施されている助け合いの組織の話を聞くなど、役員の間でも研修を重ね、自分たちの地域の状況に応じた仕組みを考えてきました。
また、ボランティアに登録された人たちがどのような活動なら参加できるのか条件を聞きながら、ゴミ出しの手伝いができるのはこのグループというように、助け合いの内容により9つのグループに分けました。

そのような準備と意思確認を行いながら、12月から活動を開始できることになりました。
相談専用の電話を持ち、相談を受け付け、対応していきます。
ゴミ出し、買い物代行、庭の草取り、話し相手などちょっとした困りごとに対応します。
車による通院の送迎など、困っている人もいるかもしれませんが、事故等による保障が確保されないことについては見送られました。

同じ小学校区の中でも、地区によりボランティアが偏在するという課題、困った時にSOSがどの程度発信できるのかという不安など課題は多々ありますが、しばらく実施してみて、課題があればさらに話し合っていくことでスタートにこぎつけました。まずは、この活動の周知が必要で、学区内の町内会・自治会の各戸にチラシを配布しました。
他の地域での活動から、そんなに多くの支援要請があるとは考えていませんが、実際の取り組みについては後日報告したいと思います。



地域のつながりが希薄になっていると言いますが、ちょっとしたお手伝いならできますという人たちが多くいます。そんな地域の底力を生かしていくために、何人かが意識的に力を活用する仕組みを考えることができれば、それが地域の支え合いの新たな取り組みを生み出していくことができます。そんな地域づくりを進めていきたいものです。