まちとも こころのおもむくままに

==ボランティア時々写真撮影==
日々の暮らしの中で感じたこと、時々撮る写真などを綴っていきます。

東日本大震災から7年 今、考えること

2018-03-11 13:27:06 | 日記
今日は、東日本大震災について書きます。
まちともは、退職して2年目に震災に遭遇しました。
フリーの身でしたから、何かできることはないかと考えていた時に、いわき市の大学で教員をしていた知人からSOSのメールをもらいました。
震災直後、いわき市は放射能への不安から、物資が届かず、障害者等の施設が食糧不足の状態にありました。

4月上旬、車に乗せられるだけの野菜などを積み込んで、現地に向かいました。
高速道路なども応急処置で通行できるようになっていましたが、速度はあまり出せず、1日がかりで現地に到着しました。
避難所にいる人たちには食料が確保されていますが、施設などには支援物資が行き渡らず、持っていった野菜はグループホームなど食糧不足の施設に配布されました。
数日間でしたが、知人の紹介で障害児施設や高齢者施設で利用者支援のボランティア活動を行ってきました。

いわき市は、津波でも大きな被害を受けました。
家の基礎しか残っていない被災地の状況を目の当たりにして、言葉もありませんでした。
カメラも持っていましたが、シャッターを切ることができませんでした。
2年前に、その被災地の方から直接お話を聞く機会があり、被災当時の様子が生々しく頭に浮かびました。

同じく2年前に、現地の方の案内で当時全域が立ち入り制限されていた富岡町の様子を見ることができました。
除染土が詰められたフレコンバックがいたるところに並んでいる光景は、とても異様なものに見えました。
その後、富岡町は避難指示が解除されましたが、この桜並木の下で多くの人々がお花見で賑わうのはいつになるのでしょうか。


(2015年10月 福島県富岡町で撮影)

まだまだ復興には時間がかかるでしょうが、自分にできる支援は続けていきたいと思います。

当地は、東海地震が言われて40年近く経ち、地震訓練慣れした感がありますが、東日本大震災等の様子を見ると、今の訓練でよいのかという点は多々感じます。
自分の足元で被災した時に、しっかり助け合いができるようにすることが各地の災害から学ぶことではないかと考えます。