毎年、NPO法人“T”が市から受託して研修会を開催しています。
内容の基本は、精神障害者支援技術の向上というものです。
実施内容は、法人に任されています。
5,6年前から、高齢者と障害者が同居している家庭の総合的な支援をテーマに開催してきました。
今、8050問題がクローズアップされているので、これをテーマにすることは時宜にかなったものだと考えます。
しかし、昨年も、ひきこもり地域支援センターの方に来ていただき、お話をしてもらいました。
昨年の二番煎じというわけにもいかないので、研修内容をどのように組み立てていくのか考え中です。
当法人の研修会の特徴は、高齢者支援、障害者支援、地域の支え合いというような地域社会で支援活動にあたっている人など、様々な立場の支援者が一堂に会して、同じ課題を一緒に考えていくというものです。
今までの積み重ねで、この特徴を生かした研修内容を発展させていくものをと思案しています。
8050問題は、支援者の間では以前から大きな課題でした。
しかし、この課題もご多分にもれず、課題別福祉施策の弊害で、関係者間の連携が図れていませんでした。
だったら関係者が一堂に会する機会を作り、一緒に考える場を提供しようということで、研修の場を活用してきました。
それぞれの支援の取り組みのスタンスやスピード感の違いなどが明らかになり、研修会参加者同士では、お互いにそのことを理解して協力していくことなどが確認されてきました。
しかし、それが広く認識されているわけではないので、今年の研修も継続してこれが共通認識になるように取り組む必要があると思っています。
そんなことを念頭に、研修会の企画案を作ることとしましょう。
可睡ゆりの園 2019/6/7撮影