NPO法人“T”が主催した研修会が開催されました。
「8050問題を考える」をテーマに、60人ほどの参加を得て実施できました。
この研修会は、9月10日から16日までの「自殺予防週間」に合わせ、自殺対策の一環として市から委託を受け、毎年開催しているものです。
今回で8回目になります。
福祉の支援技術を学ぶことを目的に、ここ数年は高齢者・障害者が同居する世帯の支援について研修を行ってきました。
今回も、基本的な流れは高齢者・障害者の同居世帯への支援におき、8050問題の原点であるひきこもりの人とその家族への支援を学びました。
第1部として、自殺予防のゲートキーパーとしての役割を学びました。
第2部は、ひきこもり地域支援センターの講師から、ひきこもりについての考え方、その支援のあり方などについて、実践を踏まえたお話しを聞きました。
第3部では、グループに分かれて、1部2部の講義を聞いて学んだことの共有化をはかりました。
これから、アンケート結果を見て研修会の効果を評価していきますが、研修会を企画した一員としては満足のいく研修会だったかなと感じています。
当初、参加申し込みの出足が鈍く、関係先に参加を働きかける“営業活動”で市内を走り回りました。結果、目標に近い参加者を得ることができました。
内容的にも、自殺予防のゲートキーパーの研修内容とひきこもり支援の研修内容がつながるのか不安がありましたが、ひきこもりの人たち自身が自殺リスクの高い人たちということで、2つの講義が合致したものになって良かったと思っています。
一つの大きな仕事が終わり、ほっとしています。