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中国の大気汚染、南北差くっきり 淮河を境に寿命にも差

2013-07-10 06:35:30 | 日記
 中国を東西に流れる淮河(わいが)より北の地域では、PM2・5を含む全浮遊粒子状物質(TSP)の大気中の濃度が南側より格段に高く、住民の平均余命は南側より5・5年短いことが米中などの共同研究で分かりました。淮河の北で暖房整備を重点的に進めた政策により、大気汚染が進んだ影響とみられます。
 北京大や米マサチューセッツ工科大などの研究チームは、1981~2000年の中国90都市のTSPのデータと、1991~2000年の全国125都市約50万人の死亡統計を分析したそうです。
 すると、TSPの濃度は淮河を境に激変。北側は南側より1立方メートルあたり184マイクログラム、55%高かった。北側の住民の死因は南側に比べて心臓病や脳卒中、肺がんなどが多かった。TSP濃度が1立方メートルあたり100マイクログラム高くなると、平均余命は3年減る計算になります。
 科学的数値がはっきりと示されました。中国は国を挙げて早急に対策を取るべきです。もはや経済発展を優先させるべきではありません。人命は、何事にも優先させるべきです。