まちの安全管理センター

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建築規制を盛り込んだ全国初の治水条例、成立ならず

2013-10-14 11:29:56 | 日記
 水害リスクの高い区域への建築規制を全国で初めて盛り込んだ滋賀県の「流域治水の推進に関する条例案」に対し、10月11日の定例議会で過半数の議員が継続審議の意向を示し、制定が見送られました。条例案の制定に待ったをかけることになった争点の一つが、200年に1度の確率で起こる大雨で浸水深が3m以上と想定される区域を、建築基準法第39条第1項の規定による災害危険区域に指定する点です。難しい問題です。人命は何ものにも優先されなければいけません。しかし、はたして200年に一度、1000年に一度の災害に今備える必要があるのでしょうか?たしかに、災害はいつ起こるかわかりません。今は景気回復や、東京オリンピックを優先させるべきではないでしょうか?今、対策をしたほうが安心ですが、景気が良くなってからの方が安心ではないでしょうか?その方が、手抜き工事も無くなるでしょうし、もしかしたら画期的な工法も開発されるかもしれません。