築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

記事!

2009-03-14 14:35:19 | Weblog
本日の朝日新聞の別紙『be on Saturday』に私も取材を受けさせていただいた近海の本(クロ)マグロの養殖の記事が記載されています。この記事は新たに始まる日本海の能登での本マグロ養殖に関する話しなのですが、記事中にも記載されている通り養殖といえば南の海!という所を、漁場から近く水の冷たい北の海で養殖にチャレンジするという話しです。

一昨年に出荷され非常に評判の良かった『京都・伊根産』の養殖本マグロをモデルにしているようですが、昨日の伊根産は台風の影響でほとんど出荷されず期待していた我々仲買も残念でしたが、それ以上に生産者さんは大打撃だったに違いありません。このように養殖マグロもかなりのリスクを背負わなければならないとこを見ると容易に手を出せる事業ではないでしょうね。。


養殖されるマグロは初夏に出てくる旋網漁の本マグロ。記事中にもありますが、ここ数年は大平洋側よりも日本海側のマグロの方が水揚げが多いのではないかと思います。ただ一昨年も伊根産や地中海産、どちらの養殖マグロもある程度の大きさの魚でないとなかなか『良い魚』にはなり得ないのではないかと私は思います。魚体が小さいと魚全体、赤身にまで脂が回ってしまい色持ちも悪くなってしまうのがいまの小さな養殖マグロの現状です。以前にも書きましたが、養殖とは言え私たち仲買いが求める魚は『全身トロ』ではなく、赤身とトロ身がハッキリとしたキレイな魚です。伊根産で言えば100キロ以上、地中海は150キロ以上は比較的安心して競り落とせると言った感じでしょうか?その点を海外で実績ある業者さんがどのように対処してくるのか??いまから楽しみです(^-^)
興味のある方は是非記事を読んでみてください!


さてさて、昨晩はすごい嵐でしたね~(*_*)今日も少なめでしたが、明けはもっと少なそうなですね。明日は漁に出れるのでしょうかね??それ次第って事になりそうです。。

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