2022年 1月
今回のお話は この前喫った今は亡きマクレの Boston1776 があまりに美味かったもので
その違いがどこにあるかということで C&D の Opening Niggt と喫い比べてみたお話となります
今回開けてみた ON のバッチは 2020/1/9 になりますのでほぼ2年の熟成期間を置いているのですが
喫ってみた感じではかなり美味しいものでありました
こちらはこたびのBoston になりますが
それと比べると
左に見えるのがBoston1776の残りカスになりますが
それに比べると色も薄く 茶色の色が明るく 堅さもずっと柔らかいです
C&D でつくられるフレイクは プレスが甘いのか柔らかいのが当たり前で
その事は GLP のUnion Square あるいは C&D のCRF などと同じになります
以前のレビューは
Cornell & Diehl - Opening Night (Simply Elegant Series)
こちらになりますが
レビューしたのはかなり前になりますので
こたびはまた少し違った感想になるかとは思います
このブレンド ほぐし方で随分と印象が変わってきます
①細かく念入りにほぐす場合と ②粗く雑にほぐす場合
そして③その中間の程度のほぐし方と3通りを考えるのですが
お勧めは ③番となりますがその時の気分で変えてみるのも良いかと思います
①の場合は しょっぱなからブライトバージニアの甘さが前回となります
少し甘すぎるようにも感じるほどの甘さがクリーミィな煙に乗ってやって来ますが
少しハニーでも入っているのではないかと思うような甘さになります
ヘイとタンジィなタバコ感も存分に感じ ニコチンも強めに感じますので
これぞアメリカンバージニアという味わいを感じることになるのですが 甘さが爆発する感じでその分レッドバージニアの酸味を含んだ落ち着きのある甘さは控えめになり
その結果得られる旨味の部分に少し欠けるところがあるのかなと感じるようです
逆に②の様に粗くほぐして軽く詰めて喫った場合は
甘さは極めて控えめになり ぐっとおとなしい喫煙経験となります
甘さをあまり感じない反面 熟成させたレッドバージニアの酸味の部分を強めに感じるようです
ヘイの香りとバージニアのタバコ感もありますが やはり①と比較するとおとなしい喫煙となります
じっくりとクールに煙を味わうには良いのかもしれません
理想的なのが ③のほぐし方になります
甘さも幾分強く感じ 酸味のあるレッドのピカンティな味わいとタバコ感も十分に感じます
そしてその中に小麦を煮込んだような ブレッディな風味も少し感じますので
実に甘さと落ち着きのあるバージニアの風味と 満足のゆくタバコ感も存分に味わえるかと思います
現状で買えるストレートバージニアとしては実によく出来たブレンドかと思います
Boston1776 と比較して足りないものを探してみると
McClelland - GKCPC Boston 1776
この中に書いてありますが
ストレートバージニアとしての美味さの要因に考えられるのは以下のものを考えます
①味の濃さ
②甘さ
③香ばしさと雑味のなさ
④熟成による 旨味の部分
その結果として
⑤キレの良さと後味の良さ
①に関してはほぼ同じ
②に関してはむしろON の方が強いと思います
③と④が微妙に違っていて とくに④の旨味の部分に大きな違いを感じます
とくにBoston の場合はこの旨味の部分を強く感じることになりますので
その部分がこのブレンドの味の部分を大きく支配するものと思われます
Boston は堅くプレスされ 少なくとも5年以上は熟成されたバージニア葉を使用しておりますので
長期の熟成によるバージニアの旨味の部分はあの強いケチャップ臭とともに
他のブレンドではマネのできない味の部分になりますね
ここが決定的に違うところになります
現状で買えるストレートバージニアにおいて
このBoston のような旨味を含んだブレンドは見当たりません
唯一 オーリック製でDan の Salty Dog にその旨味の部分を見ることになりますが
ストレートバージニアではなく VaPer ということになります
あのC&D の2019年のCRF における旨みの部分は
マクレのこのブレンドの様な長期熟成によって生じる旨味の質とは違うものを感じます
もっとまろやかで もっと後口がよくキレの良いのがマクレの当ブレンドの味わいかと思いました
ペリクを使用しなくとも ストレートバージニアとしてそういった旨味を持ち合わせているのが
C&D の 2019年以前のCRF ということになりますが
Boston に比べるともっと刺激的でもっと味の濃さを感じるようです
ですから ナチュラルな旨味と言えるのはBoston のほうになり
ブレンド的には全く別のブレンド傾向になるかと思いますね
そういったことで 旨味たっぷりのストレートバージニアを探してみるのですが
思い当たるブレンドが見当たらないのが現状かと思います
SG のFVF であるとか
GH のバージニアブレンド群を思い浮かべてみるのですが
あのマクレの様な酸味をたっぷり含んだ旨みのあるブレンドはどうも見当たりません…
以前の記事でこんなものがあります
ストレートバージニアというと 思い浮かべるのは…続編
ストレートバージニアというと 思い浮かべるのは…
その中で 現状で買えるブレンドにおいて有望なものを拾ってると
①Cornell & Diehl - Opening Night (Simply Elegant Series)
②G. L. Pease - Union Square (Fog City Selection)
③Savinelli - Juno
④Sutliff Tobacco Company - Crumble Kake Red Virginia
⑤Mac Baren - HH Pure Virginia
⑥Peterson - Flake
⑦Samuel Gawith - Full Virginia Flake
⑧GH のバージニアブレンド群
これらのブレンドが有望なストレートバージニア ということになります
以前の記事ではこの私なりにランク付けをしてみたのですが
今回は少し違いが出てくるかもしれません…そこはご勘弁を
⑦あるいは⑧も 現状では買えないブレンドになりますのでこれも外すと
①~⑥までが その候補となります
その中で⑥のPeteson Flake はやはりとても味は良いのですが 値段が高すぎますね…
なので抵抗があります
残るのは5つのブレンドになるのですが
①と②は似た感じのつくりになりますが この私は①を押します
こちらの方が喫いやすいと思いました
③は酸味の効いた味わいになりますが 幾分甘さが弱いと思います
④は 独特のフルーティな味わいがあり味もよく熟れているのですが ヘイとタバコ感が不足した味わいかと思います
③も④も値段が少し高めです
以前は③が一押しでしたが 値段と甘さを考えると少し評価が変わりました
そこで⑤になるのですが
このブレンドは ヨーロッパタイプでありながら アメリカンの要素も含んでおり
マイルドさとタンジィさも併せ持つブレンドになります ヘイは弱いと思いますが
味も濃くて旨味も幾分あると思います 値段も安く品質は安定していると思います
買いやすさという点においてこのブレンドに注目しました
そうしますと ①と⑤がこの私の考えるところの
現状で買える買いやすい手軽で美味いブレンドになるかと思います
マクレのような旨味はありませんが ストレートバージニアとしては積んでおくのも良いかと思います
寝かせておくと旨味が出てさらに美味くなると思います
C&D のOpening Night は現状で買いやすい最高峰のストレートバージニアでしょうか
そういったこの私の結論となります
マクレの様な旨味たっぷりで味の濃いブレンドを探すのが
一つの目標となりますね
そんなお話となります
それでは また
今回のお話は この前喫った今は亡きマクレの Boston1776 があまりに美味かったもので
その違いがどこにあるかということで C&D の Opening Niggt と喫い比べてみたお話となります
今回開けてみた ON のバッチは 2020/1/9 になりますのでほぼ2年の熟成期間を置いているのですが
喫ってみた感じではかなり美味しいものでありました
こちらはこたびのBoston になりますが
それと比べると
左に見えるのがBoston1776の残りカスになりますが
それに比べると色も薄く 茶色の色が明るく 堅さもずっと柔らかいです
C&D でつくられるフレイクは プレスが甘いのか柔らかいのが当たり前で
その事は GLP のUnion Square あるいは C&D のCRF などと同じになります
以前のレビューは
Cornell & Diehl - Opening Night (Simply Elegant Series)
こちらになりますが
レビューしたのはかなり前になりますので
こたびはまた少し違った感想になるかとは思います
このブレンド ほぐし方で随分と印象が変わってきます
①細かく念入りにほぐす場合と ②粗く雑にほぐす場合
そして③その中間の程度のほぐし方と3通りを考えるのですが
お勧めは ③番となりますがその時の気分で変えてみるのも良いかと思います
①の場合は しょっぱなからブライトバージニアの甘さが前回となります
少し甘すぎるようにも感じるほどの甘さがクリーミィな煙に乗ってやって来ますが
少しハニーでも入っているのではないかと思うような甘さになります
ヘイとタンジィなタバコ感も存分に感じ ニコチンも強めに感じますので
これぞアメリカンバージニアという味わいを感じることになるのですが 甘さが爆発する感じでその分レッドバージニアの酸味を含んだ落ち着きのある甘さは控えめになり
その結果得られる旨味の部分に少し欠けるところがあるのかなと感じるようです
逆に②の様に粗くほぐして軽く詰めて喫った場合は
甘さは極めて控えめになり ぐっとおとなしい喫煙経験となります
甘さをあまり感じない反面 熟成させたレッドバージニアの酸味の部分を強めに感じるようです
ヘイの香りとバージニアのタバコ感もありますが やはり①と比較するとおとなしい喫煙となります
じっくりとクールに煙を味わうには良いのかもしれません
理想的なのが ③のほぐし方になります
甘さも幾分強く感じ 酸味のあるレッドのピカンティな味わいとタバコ感も十分に感じます
そしてその中に小麦を煮込んだような ブレッディな風味も少し感じますので
実に甘さと落ち着きのあるバージニアの風味と 満足のゆくタバコ感も存分に味わえるかと思います
現状で買えるストレートバージニアとしては実によく出来たブレンドかと思います
Boston1776 と比較して足りないものを探してみると
McClelland - GKCPC Boston 1776
この中に書いてありますが
ストレートバージニアとしての美味さの要因に考えられるのは以下のものを考えます
①味の濃さ
②甘さ
③香ばしさと雑味のなさ
④熟成による 旨味の部分
その結果として
⑤キレの良さと後味の良さ
①に関してはほぼ同じ
②に関してはむしろON の方が強いと思います
③と④が微妙に違っていて とくに④の旨味の部分に大きな違いを感じます
とくにBoston の場合はこの旨味の部分を強く感じることになりますので
その部分がこのブレンドの味の部分を大きく支配するものと思われます
Boston は堅くプレスされ 少なくとも5年以上は熟成されたバージニア葉を使用しておりますので
長期の熟成によるバージニアの旨味の部分はあの強いケチャップ臭とともに
他のブレンドではマネのできない味の部分になりますね
ここが決定的に違うところになります
現状で買えるストレートバージニアにおいて
このBoston のような旨味を含んだブレンドは見当たりません
唯一 オーリック製でDan の Salty Dog にその旨味の部分を見ることになりますが
ストレートバージニアではなく VaPer ということになります
あのC&D の2019年のCRF における旨みの部分は
マクレのこのブレンドの様な長期熟成によって生じる旨味の質とは違うものを感じます
もっとまろやかで もっと後口がよくキレの良いのがマクレの当ブレンドの味わいかと思いました
ペリクを使用しなくとも ストレートバージニアとしてそういった旨味を持ち合わせているのが
C&D の 2019年以前のCRF ということになりますが
Boston に比べるともっと刺激的でもっと味の濃さを感じるようです
ですから ナチュラルな旨味と言えるのはBoston のほうになり
ブレンド的には全く別のブレンド傾向になるかと思いますね
そういったことで 旨味たっぷりのストレートバージニアを探してみるのですが
思い当たるブレンドが見当たらないのが現状かと思います
SG のFVF であるとか
GH のバージニアブレンド群を思い浮かべてみるのですが
あのマクレの様な酸味をたっぷり含んだ旨みのあるブレンドはどうも見当たりません…
以前の記事でこんなものがあります
ストレートバージニアというと 思い浮かべるのは…続編
ストレートバージニアというと 思い浮かべるのは…
その中で 現状で買えるブレンドにおいて有望なものを拾ってると
①Cornell & Diehl - Opening Night (Simply Elegant Series)
②G. L. Pease - Union Square (Fog City Selection)
③Savinelli - Juno
④Sutliff Tobacco Company - Crumble Kake Red Virginia
⑤Mac Baren - HH Pure Virginia
⑥Peterson - Flake
⑦Samuel Gawith - Full Virginia Flake
⑧GH のバージニアブレンド群
これらのブレンドが有望なストレートバージニア ということになります
以前の記事ではこの私なりにランク付けをしてみたのですが
今回は少し違いが出てくるかもしれません…そこはご勘弁を
⑦あるいは⑧も 現状では買えないブレンドになりますのでこれも外すと
①~⑥までが その候補となります
その中で⑥のPeteson Flake はやはりとても味は良いのですが 値段が高すぎますね…
なので抵抗があります
残るのは5つのブレンドになるのですが
①と②は似た感じのつくりになりますが この私は①を押します
こちらの方が喫いやすいと思いました
③は酸味の効いた味わいになりますが 幾分甘さが弱いと思います
④は 独特のフルーティな味わいがあり味もよく熟れているのですが ヘイとタバコ感が不足した味わいかと思います
③も④も値段が少し高めです
以前は③が一押しでしたが 値段と甘さを考えると少し評価が変わりました
そこで⑤になるのですが
このブレンドは ヨーロッパタイプでありながら アメリカンの要素も含んでおり
マイルドさとタンジィさも併せ持つブレンドになります ヘイは弱いと思いますが
味も濃くて旨味も幾分あると思います 値段も安く品質は安定していると思います
買いやすさという点においてこのブレンドに注目しました
そうしますと ①と⑤がこの私の考えるところの
現状で買える買いやすい手軽で美味いブレンドになるかと思います
マクレのような旨味はありませんが ストレートバージニアとしては積んでおくのも良いかと思います
寝かせておくと旨味が出てさらに美味くなると思います
C&D のOpening Night は現状で買いやすい最高峰のストレートバージニアでしょうか
そういったこの私の結論となります
マクレの様な旨味たっぷりで味の濃いブレンドを探すのが
一つの目標となりますね
そんなお話となります
それでは また
何年も寝かせるのもいいと思いますが 気長なお話になりますね…。
まあストレートバージニアに限らず Vaper まで含めてその辺りのことを考えるのがパイプたばこ喫いの楽しさでしょうかね