2021年 11月
今回は 発売されたばかりですぐに売り切れたC&D のスモールバッチの
Carolina Red Flake with Perique (2021) (Small Batch) となります
到着したときの記事にも書きましたが
実はこのブレンド 8缶も買ってしまったんですね…(*'ω'*)
ひょんなことからたくさん買う羽目になってしまったのですが
なんといってもその魅力は レッドバージニアの糖度にあります
13.53%という規格外の糖度には魅力を感じないわけにはゆきません
しかしながら 今年の当ブレンド 最初に感じたのはそのバージニアの甘さよりも
ここで謳われている純正のセントジェームズペリクの強烈な印象となりました
いったいどれほどの含有率でそれが使用されているのかはわかりませんが
あまりにも当ブレンドを支配するそのペリクの存在を強く感じることになりました
刺激的なペッパリィな辛さはさほど強いわけではありませんし
旨味も存分に感じられるのですが Green river burley の葉っぱそのものの持つ野生のテイストと
その葉っぱを嫌気発酵させたときに生ずる独特の風味を強く感じたものです
その味と香りはグリーンの風合であって 一般的に知られているオーソドックスなペリクとは
少し違う味の傾向を感じました
ヨーロッパのブレンドではほとんどがアカディアンペリクになりますので もっと酸味も旨味もおとなしく控えめになる傾向があるのかと思われるのですが使用する量の問題もあるかもしれません
しかしアメリカのC&D におけるペリクの性質と使われ方には そもそも同じアカディアンペリクを
使用するにしても大きな考え方も嗜好の違いも感じることになります
その前に このブレンドの感想をを書く前にほかの方のレビューを覗いてみたのですが
あまりレビューがあがっていません…
SPDC に2021年バージョンのレビューがある程度あがっていたのですが 今はもう売り切れて物がありませんので消去されており C&D の商品ページにも 商品とそのレビューは見当たりません
そこでTRDC となるのですが
Cornell & Diehl - Carolina Red Flake with Perique (2021) (Small Batch)
今年のものには あのJimInks さんのしか載っていませんね
しかしどこかで見た記憶がありますので以前のバージョンのを見てみると
Cornell & Diehl - Carolina Red Flake w/Perique (Small Batch)
この中の一番新しいレビューを覗いてみると 2人がレビューされております
大変好意的な感想ですが そんなレビューを参考にしながらこの今年のブレンドを考えてみたいと思います。
最初に問題になるのはこのブレンドのペリクですが
その風味は今までのペリクとはかなり異なります
開缶したて あるいは揉み解すときに感ずる少しえげつないようなニオイになりますが
この私としてはあまり気になりませんでした
多少のそう言った醗酵臭は感じましたが ペリクはもともとそう言った醗酵による自然食品というか漬物のようなものですから
クサヤのひものとか 滋賀の鮒ずしであるとか 北海道ならばハタハタやホッケの飯寿司などのような
独特のニオイが出てくるのは当然なのかとは思います
ヨーロッパのペリクがあまり臭くないのは 発酵が収まったものを使用しているのかと考えました
あるいは使用量が少ないからかもしれません
オーク樽に付け込んだペリクの原料葉は嫌気性の細菌に依る嫌気性発酵を静かに進行させてゆきますが
時折空気にあててやることが必要だそうです 空気を当てると好気性菌により発酵が一気に進むそうですがまたすぐ樽の中の溶液にに付け込みますので そんなことを繰り返しながら1年かけて発酵を終了させるのですが
おそらく樽から取り出した後も好気性の菌による発酵は進んでゆくのだと思われます
発酵が終わると醗酵臭は出てこなくなりますので 臭いはなくなるそうです
そこで問題になるのがペリクをどの段階で使用するのかということになります
ヨーロッパのペリクはしっかりと発酵を終了させたペリクを使っているのかと考えましたが
C&D においてはまだ発酵の終了していないペリクを使っているのではないかという仮説を考えます
どちらが良いかは簡単に論ずることは出来ませんが 味がビビッドなのはC&D の方になります
ペリクが他の葉っぱに与える影響もまた絶大かと思います
ティンノートのこの匂いが気になる方には無理な話ですが アメリカではこの匂いが気にならない方が
たくさんいるようですね
しかし当ブレンドのこの発酵ペリク臭はあまりたいしたものではありません
よく引き合いに出すのが
おなじくC&D の
①Chenet's Cake (Cellar Series)
②Kajun Kake
③Mississippi Mud
④Bayou Morning Flake
⑤Warped: The Red Hunt
これらのブレンドたちになります
まだいろいろありますが 取り敢えずということになります
いずれもペリクの醗酵臭やらケイジャンスパイスの癖の強い香りがするのですが
一番えげつないにおいがするのは ①のシェネになります
喫えば問題ないのですが匂いが強烈です
④の有名どころのブレンドも強烈なペリクの味わいになりますがかすかにそういった匂いを感じます
ただ味と臭いは別の問題であって喫煙そのものには影響はないように思いますが
発酵の味にかかわるファクターは大きいのかな…とは思います
当ブレンドのニオイは ④と同等かそれ以下かと思うのですが
気になる方にはきになるのだと思いますね
当ブレンドのペリクの味を考えるに
味の鮮烈なイメージでは
④のBayou Morning Flake と Peterson - De Luxe Navy Rolls らをすぐに思い浮かべるのですが
どちらももっとニコチンが強く感じられ辛さも少し違うように思われます
ニコチンが強ければ強いタバコとも言えますが
BMF の方はカイエンペッパーのような赤い色のイメージになり
DENR の方は黒コショウのイメージとなりますが
当ブレンドは緑色のイメージになります
その事は セントジェームズのバーレィ葉と重なるのですが
野趣あふれるこの葉っぱをよく発酵させると出てくる味わいになるのかと思いました
実はこのブレンド もうすでに2缶目を開けて喫っています
その理由は
個人的にはかなり美味いと思いニコチンもあまり強く無くとても喫いやすいのですが
思っていたほどバージニアの甘さをしっかり感じられなく それよりもペリクのイメージが強烈だっとことによります
辛さはさほどあるわけではありませんが その独特の香りと厚みのあるスパイシーさが気になります
また 乾燥の度合いやほぐし方など どうすれば一番おいしく喫えるのか考えて
1缶目は喫いきったのですが
2缶目を開けたことになります 気になるのでね…
よく乾燥させるとバージニアの甘さが起つようです 同時にペリクの香りはおとなしくなるようです
またよく揉み解すとやはりバージニアの甘さが際立ちますし ペリクもやはりおとなしくなるようです
もともとニコチンは強くありませんのでそういった喫い方をすればよいのだと思うのですが
2缶目を開けてみるとまた別の展開が待っていました
右にあるのが2缶目となります
シリアルナンバーが 左:1017 、右:1016 となっており
通し番号となっています
撮った日付が違うので参考にはなりませんが
1016が
こちらで
1017が
こちらになります
1017の方が色が黒っぽくて少し湿り気が強かったようです
1016の方は乾燥状態もフレイクの状態もカッキリしているように見えました
手に取った感じでは 1016の方がパラっとしておりとても良い状態になっていました
こちらの方は臭いもほとんど感じられず 普通のVaPer のように感じましたね
好気性発酵の度合いが違うのかと思いました
してその味わいは 大きく変わることになります
以下その感想となります
最初の缶は緑色の風合を強く感じたのですが
2缶目は その色が 黄色へと変わりました
その原因が何故なのか想像の域を出ませんが
おそらく 商品の乾燥と発酵にバラつきがあったのかと考えます
同じ通し番号にもかかわらず(通し番号はあまり当てにはなりませんが)この味の違いは
このブレンドがまだ生きていることを意味しているのかと思います
ですから 安定した喫い味を求めるならば 1年以上熟成させると良いかとは思います
おそらくそうすれば相当うまく成ると思いますね。
点火と同時にやって来るのは
バージニアの甘さとなります
この甘さがペリクの少しミントがかった清涼感よりもまず最初にやって来ます
説明を見ると ストーヴされたものとそうしていないバージニアを混ぜているようですが
例の記事を見るともともとのバージニアとしては レモン オレンジ ブラウンのバージニアを混ぜているようでその色合いは オレンジ-レッドの色合いになるそうです
ストーヴすると色はダークがかってきますので このブレンドの色のようになりそうです
ストーヴされたバージニアを混ぜるのは ニコチンを高めるためと 落ち着きのある甘さ
あるいはダークフルーツの味わいを高めるのが目的かと思われます
このバージニア自体の甘さは 去年のものよりもずっと上質で強い砂糖のような甘さを感じるのですが
すぐにやってくるペリクの強い味わいがその甘さを覆い隠すようです
1缶目は このペリクの味わいが強烈であり バージニアの甘さをあまり感じられない原因となりましたが
2缶目は このペリクが落ち着いたせいか バージニアの甘さがさらにはっきりと感じられる展開となりました
そうしますと このブレンドのバージニアの甘さと旨さが素晴らしいことに気づきます
ニコチンはあまり強くありませんが 柔らかく香ばしいその甘さは実にうまい
ペリクがニコチンを強める役割になるかと思いますがCRF の素晴らしいバージニアの風味と甘さがそこにあります
ここで注目すべきはペリクの違いになります
最初の缶は ペリクが強烈と書きましたが
全くその通りで 辛さこそ強いわけではありませんが緑色の野趣あふれる味わいが前面に出て
旨味もありますがスパイシーなその味わいがすべてを覆ってしまう感じになります
そこが大きな問題でした
しかるに2缶目については ぐっとペリクが穏やかに変わっていました
緑色が黄色に変わる瞬間となります
色で例えるのはあまりいいたとえでないかもしれませんが
緑色は
野草 銀杏 ピーマン 青唐辛子 山椒などを思い浮かべるのですが
そういった辛さと風味を連想します
それとこの私しか感じないかもしれませんが 旨味を含んだこの味わいはブルーチーズを思わせました
銀杏も青唐辛子も ブルーチーズもこの私の好物ですので抵抗はありませんが
ヨーロッパのペリクブレンドには想像もできないような味わいになるかと思います
レイズン プラム イチジクのお馴染みトリオのフルーツ味は ほとんど感じられず
レッドバージニアの赤ワインのような少しむせ返るような酸味と味わいを感じるようですが
ペリク自体から受ける味わいとは違うようです
しかしこのペリクの香りはちと鮮烈です
辛さはさほどありませんので喫うのが嫌になることはありませんが
旨味こそあれわずかな酸味を伴うこの緑色の攻撃がブレンド全体をジーンと覆いつくすような味わいかと思います
これはこれでアリかとは思いますが 期待したレッドバージニアの
ヘイのテイストとアーシーなタバコ感をマスキングしてしまったようです…
少しこの緑のテイストが強すぎたのかと思いましたね
せっかくうまいバージニアと美味いペリクなのに…と
少し残念な気がしたものです
乾燥の仕方とか ほぐし方など色々変えてみると味わいも変わってくるのですが
2缶目を開けた時にもつれ合った糸がほどけます
緑色が黄色に変わる瞬間
2缶目はフレイク自体の乾燥もよく匂いもほとんどしませんので
あまり細かくほぐさずやや粗めに解すのが良いと思います
その方がバージニアの酸味も甘みも濃くなると思いました
素晴らしい甘さがやって来るのですが その時間は長く感じるようです
当然すぐにペリクも味を出すのですが その味はぐっと穏やかになります
緑色の鮮烈な味のイメージから いつもの穏やかなペリクに変わる瞬間ですが
やはりこのペリクは一味違います
辛くはないのですが やはりピーマン 青唐辛子の辛みを除いたような味わいになります
しかしその味はずっとマイルドになりますね
同時にバージニアの酸味の中に ヘイのテイストを強く感じるようです
本来のCRF のバージニアの味わいかと思いますす
少し落ち着きを感じるこのテイストは実に美味いですね
緑色を黄色に変えた理由はもう一つあってこちらが大きいのですが
それがこのペリクの旨味をたっぷり含んだチーズの味わいになります
パルミジャーノ・レッジャーノ のような粉チーズのような風味をはっきりと感じることになります
これに酸味が加わって実によろしい旨味がたっぷりの風味が後を追いかけます
美味いなぁこの風味は…
少しまったりとしていながらしつこくない旨味がそこにあります
緑色の時はブルーチーズのような風味と書きましたが 青みの元になる野趣が薄れた瞬間に
それはなじみ深いチーズのような味わいに変わったようです
これが緑から黄色に変わった一番大きな理由となりますが
あまりの味わいの変化に驚きを隠せないのも事実でしょうか
このブレンドかなりポテンシャルが高いと思いますね
バージニアもペリクも素晴らしいと思います
ただペリクのいたずらでしょうか 発酵の程度がまちまちなようです
やはりおいしくいただくには少し寝かせた方が良いと思いますね
すぐ喫っても美味いのですが 本来の美味さではないようです
今去年のCRF も同時に喫っていますがバージニアのポテンシャルは今年の方がずっと上に感じます
あれはペリクが入ってないのでそれはそれで喫いやすいのですが 満足感が違うようです
そうしますとやはり 年末辺りにペリク無しのCRF が出てくるかもしれません
と思うのはこの私の希望的感想となります
そんな感想となります
それでは また
今回は 発売されたばかりですぐに売り切れたC&D のスモールバッチの
Carolina Red Flake with Perique (2021) (Small Batch) となります
到着したときの記事にも書きましたが
実はこのブレンド 8缶も買ってしまったんですね…(*'ω'*)
ひょんなことからたくさん買う羽目になってしまったのですが
なんといってもその魅力は レッドバージニアの糖度にあります
13.53%という規格外の糖度には魅力を感じないわけにはゆきません
しかしながら 今年の当ブレンド 最初に感じたのはそのバージニアの甘さよりも
ここで謳われている純正のセントジェームズペリクの強烈な印象となりました
いったいどれほどの含有率でそれが使用されているのかはわかりませんが
あまりにも当ブレンドを支配するそのペリクの存在を強く感じることになりました
刺激的なペッパリィな辛さはさほど強いわけではありませんし
旨味も存分に感じられるのですが Green river burley の葉っぱそのものの持つ野生のテイストと
その葉っぱを嫌気発酵させたときに生ずる独特の風味を強く感じたものです
その味と香りはグリーンの風合であって 一般的に知られているオーソドックスなペリクとは
少し違う味の傾向を感じました
ヨーロッパのブレンドではほとんどがアカディアンペリクになりますので もっと酸味も旨味もおとなしく控えめになる傾向があるのかと思われるのですが使用する量の問題もあるかもしれません
しかしアメリカのC&D におけるペリクの性質と使われ方には そもそも同じアカディアンペリクを
使用するにしても大きな考え方も嗜好の違いも感じることになります
その前に このブレンドの感想をを書く前にほかの方のレビューを覗いてみたのですが
あまりレビューがあがっていません…
SPDC に2021年バージョンのレビューがある程度あがっていたのですが 今はもう売り切れて物がありませんので消去されており C&D の商品ページにも 商品とそのレビューは見当たりません
そこでTRDC となるのですが
Cornell & Diehl - Carolina Red Flake with Perique (2021) (Small Batch)
今年のものには あのJimInks さんのしか載っていませんね
しかしどこかで見た記憶がありますので以前のバージョンのを見てみると
Cornell & Diehl - Carolina Red Flake w/Perique (Small Batch)
この中の一番新しいレビューを覗いてみると 2人がレビューされております
大変好意的な感想ですが そんなレビューを参考にしながらこの今年のブレンドを考えてみたいと思います。
最初に問題になるのはこのブレンドのペリクですが
その風味は今までのペリクとはかなり異なります
開缶したて あるいは揉み解すときに感ずる少しえげつないようなニオイになりますが
この私としてはあまり気になりませんでした
多少のそう言った醗酵臭は感じましたが ペリクはもともとそう言った醗酵による自然食品というか漬物のようなものですから
クサヤのひものとか 滋賀の鮒ずしであるとか 北海道ならばハタハタやホッケの飯寿司などのような
独特のニオイが出てくるのは当然なのかとは思います
ヨーロッパのペリクがあまり臭くないのは 発酵が収まったものを使用しているのかと考えました
あるいは使用量が少ないからかもしれません
オーク樽に付け込んだペリクの原料葉は嫌気性の細菌に依る嫌気性発酵を静かに進行させてゆきますが
時折空気にあててやることが必要だそうです 空気を当てると好気性菌により発酵が一気に進むそうですがまたすぐ樽の中の溶液にに付け込みますので そんなことを繰り返しながら1年かけて発酵を終了させるのですが
おそらく樽から取り出した後も好気性の菌による発酵は進んでゆくのだと思われます
発酵が終わると醗酵臭は出てこなくなりますので 臭いはなくなるそうです
そこで問題になるのがペリクをどの段階で使用するのかということになります
ヨーロッパのペリクはしっかりと発酵を終了させたペリクを使っているのかと考えましたが
C&D においてはまだ発酵の終了していないペリクを使っているのではないかという仮説を考えます
どちらが良いかは簡単に論ずることは出来ませんが 味がビビッドなのはC&D の方になります
ペリクが他の葉っぱに与える影響もまた絶大かと思います
ティンノートのこの匂いが気になる方には無理な話ですが アメリカではこの匂いが気にならない方が
たくさんいるようですね
しかし当ブレンドのこの発酵ペリク臭はあまりたいしたものではありません
よく引き合いに出すのが
おなじくC&D の
①Chenet's Cake (Cellar Series)
②Kajun Kake
③Mississippi Mud
④Bayou Morning Flake
⑤Warped: The Red Hunt
これらのブレンドたちになります
まだいろいろありますが 取り敢えずということになります
いずれもペリクの醗酵臭やらケイジャンスパイスの癖の強い香りがするのですが
一番えげつないにおいがするのは ①のシェネになります
喫えば問題ないのですが匂いが強烈です
④の有名どころのブレンドも強烈なペリクの味わいになりますがかすかにそういった匂いを感じます
ただ味と臭いは別の問題であって喫煙そのものには影響はないように思いますが
発酵の味にかかわるファクターは大きいのかな…とは思います
当ブレンドのニオイは ④と同等かそれ以下かと思うのですが
気になる方にはきになるのだと思いますね
当ブレンドのペリクの味を考えるに
味の鮮烈なイメージでは
④のBayou Morning Flake と Peterson - De Luxe Navy Rolls らをすぐに思い浮かべるのですが
どちらももっとニコチンが強く感じられ辛さも少し違うように思われます
ニコチンが強ければ強いタバコとも言えますが
BMF の方はカイエンペッパーのような赤い色のイメージになり
DENR の方は黒コショウのイメージとなりますが
当ブレンドは緑色のイメージになります
その事は セントジェームズのバーレィ葉と重なるのですが
野趣あふれるこの葉っぱをよく発酵させると出てくる味わいになるのかと思いました
実はこのブレンド もうすでに2缶目を開けて喫っています
その理由は
個人的にはかなり美味いと思いニコチンもあまり強く無くとても喫いやすいのですが
思っていたほどバージニアの甘さをしっかり感じられなく それよりもペリクのイメージが強烈だっとことによります
辛さはさほどあるわけではありませんが その独特の香りと厚みのあるスパイシーさが気になります
また 乾燥の度合いやほぐし方など どうすれば一番おいしく喫えるのか考えて
1缶目は喫いきったのですが
2缶目を開けたことになります 気になるのでね…
よく乾燥させるとバージニアの甘さが起つようです 同時にペリクの香りはおとなしくなるようです
またよく揉み解すとやはりバージニアの甘さが際立ちますし ペリクもやはりおとなしくなるようです
もともとニコチンは強くありませんのでそういった喫い方をすればよいのだと思うのですが
2缶目を開けてみるとまた別の展開が待っていました
右にあるのが2缶目となります
シリアルナンバーが 左:1017 、右:1016 となっており
通し番号となっています
撮った日付が違うので参考にはなりませんが
1016が
こちらで
1017が
こちらになります
1017の方が色が黒っぽくて少し湿り気が強かったようです
1016の方は乾燥状態もフレイクの状態もカッキリしているように見えました
手に取った感じでは 1016の方がパラっとしておりとても良い状態になっていました
こちらの方は臭いもほとんど感じられず 普通のVaPer のように感じましたね
好気性発酵の度合いが違うのかと思いました
してその味わいは 大きく変わることになります
以下その感想となります
最初の缶は緑色の風合を強く感じたのですが
2缶目は その色が 黄色へと変わりました
その原因が何故なのか想像の域を出ませんが
おそらく 商品の乾燥と発酵にバラつきがあったのかと考えます
同じ通し番号にもかかわらず(通し番号はあまり当てにはなりませんが)この味の違いは
このブレンドがまだ生きていることを意味しているのかと思います
ですから 安定した喫い味を求めるならば 1年以上熟成させると良いかとは思います
おそらくそうすれば相当うまく成ると思いますね。
点火と同時にやって来るのは
バージニアの甘さとなります
この甘さがペリクの少しミントがかった清涼感よりもまず最初にやって来ます
説明を見ると ストーヴされたものとそうしていないバージニアを混ぜているようですが
例の記事を見るともともとのバージニアとしては レモン オレンジ ブラウンのバージニアを混ぜているようでその色合いは オレンジ-レッドの色合いになるそうです
ストーヴすると色はダークがかってきますので このブレンドの色のようになりそうです
ストーヴされたバージニアを混ぜるのは ニコチンを高めるためと 落ち着きのある甘さ
あるいはダークフルーツの味わいを高めるのが目的かと思われます
このバージニア自体の甘さは 去年のものよりもずっと上質で強い砂糖のような甘さを感じるのですが
すぐにやってくるペリクの強い味わいがその甘さを覆い隠すようです
1缶目は このペリクの味わいが強烈であり バージニアの甘さをあまり感じられない原因となりましたが
2缶目は このペリクが落ち着いたせいか バージニアの甘さがさらにはっきりと感じられる展開となりました
そうしますと このブレンドのバージニアの甘さと旨さが素晴らしいことに気づきます
ニコチンはあまり強くありませんが 柔らかく香ばしいその甘さは実にうまい
ペリクがニコチンを強める役割になるかと思いますがCRF の素晴らしいバージニアの風味と甘さがそこにあります
ここで注目すべきはペリクの違いになります
最初の缶は ペリクが強烈と書きましたが
全くその通りで 辛さこそ強いわけではありませんが緑色の野趣あふれる味わいが前面に出て
旨味もありますがスパイシーなその味わいがすべてを覆ってしまう感じになります
そこが大きな問題でした
しかるに2缶目については ぐっとペリクが穏やかに変わっていました
緑色が黄色に変わる瞬間となります
色で例えるのはあまりいいたとえでないかもしれませんが
緑色は
野草 銀杏 ピーマン 青唐辛子 山椒などを思い浮かべるのですが
そういった辛さと風味を連想します
それとこの私しか感じないかもしれませんが 旨味を含んだこの味わいはブルーチーズを思わせました
銀杏も青唐辛子も ブルーチーズもこの私の好物ですので抵抗はありませんが
ヨーロッパのペリクブレンドには想像もできないような味わいになるかと思います
レイズン プラム イチジクのお馴染みトリオのフルーツ味は ほとんど感じられず
レッドバージニアの赤ワインのような少しむせ返るような酸味と味わいを感じるようですが
ペリク自体から受ける味わいとは違うようです
しかしこのペリクの香りはちと鮮烈です
辛さはさほどありませんので喫うのが嫌になることはありませんが
旨味こそあれわずかな酸味を伴うこの緑色の攻撃がブレンド全体をジーンと覆いつくすような味わいかと思います
これはこれでアリかとは思いますが 期待したレッドバージニアの
ヘイのテイストとアーシーなタバコ感をマスキングしてしまったようです…
少しこの緑のテイストが強すぎたのかと思いましたね
せっかくうまいバージニアと美味いペリクなのに…と
少し残念な気がしたものです
乾燥の仕方とか ほぐし方など色々変えてみると味わいも変わってくるのですが
2缶目を開けた時にもつれ合った糸がほどけます
緑色が黄色に変わる瞬間
2缶目はフレイク自体の乾燥もよく匂いもほとんどしませんので
あまり細かくほぐさずやや粗めに解すのが良いと思います
その方がバージニアの酸味も甘みも濃くなると思いました
素晴らしい甘さがやって来るのですが その時間は長く感じるようです
当然すぐにペリクも味を出すのですが その味はぐっと穏やかになります
緑色の鮮烈な味のイメージから いつもの穏やかなペリクに変わる瞬間ですが
やはりこのペリクは一味違います
辛くはないのですが やはりピーマン 青唐辛子の辛みを除いたような味わいになります
しかしその味はずっとマイルドになりますね
同時にバージニアの酸味の中に ヘイのテイストを強く感じるようです
本来のCRF のバージニアの味わいかと思いますす
少し落ち着きを感じるこのテイストは実に美味いですね
緑色を黄色に変えた理由はもう一つあってこちらが大きいのですが
それがこのペリクの旨味をたっぷり含んだチーズの味わいになります
パルミジャーノ・レッジャーノ のような粉チーズのような風味をはっきりと感じることになります
これに酸味が加わって実によろしい旨味がたっぷりの風味が後を追いかけます
美味いなぁこの風味は…
少しまったりとしていながらしつこくない旨味がそこにあります
緑色の時はブルーチーズのような風味と書きましたが 青みの元になる野趣が薄れた瞬間に
それはなじみ深いチーズのような味わいに変わったようです
これが緑から黄色に変わった一番大きな理由となりますが
あまりの味わいの変化に驚きを隠せないのも事実でしょうか
このブレンドかなりポテンシャルが高いと思いますね
バージニアもペリクも素晴らしいと思います
ただペリクのいたずらでしょうか 発酵の程度がまちまちなようです
やはりおいしくいただくには少し寝かせた方が良いと思いますね
すぐ喫っても美味いのですが 本来の美味さではないようです
今去年のCRF も同時に喫っていますがバージニアのポテンシャルは今年の方がずっと上に感じます
あれはペリクが入ってないのでそれはそれで喫いやすいのですが 満足感が違うようです
そうしますとやはり 年末辺りにペリク無しのCRF が出てくるかもしれません
と思うのはこの私の希望的感想となります
そんな感想となります
それでは また
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