狡賢い連中の自己研鑽は、素直に驚嘆したい。最近ではフィッシング攻撃も巧妙化しており、偽サイトに入力された情報が即座に本物のサイトに転送される様なものまで出てきているらしい。これなら二段階認証でワンタイムパスワードを使ったとしても、なりすましを許してしまう事になるだろう。フィッシングサイトには決して近寄らないのが大前提ではあるが、文字列の一致と云う脆弱な認証要素を使っている限り不可避の問題であり、とっととFIDOが普及してスマホを紛失して人生が詰む人が続出する未来を望んでいる。何よりセキュリティは慢心が最大の弱点である。指紋だろうと虹彩だろうと突破する自己研鑽力の高い人は、必ず現れる。こっちも研鑽して返すしかないのであるが、そこまでセキュリティにのめり込める暇な人ばかりではないのも事実であり、疑わしきはガン無視と云う用心が落し所として妥当なのである(結果として人生が詰んでも当方は責任を負わない)。