長い文章の読み書きが出来ない若年層が増えているそうである。この事から、「接続詞や助詞でダラダラと続く文面は、相手に対して失礼」とか言い出すマナー講師が30年後に登場すると云う仮説が立てられるので、誰か検証して下さい。しかしこの傾向は今に始まった事の様に思えず、読み書きがお粗末だった若者は30年前にも一定数存在していたし、「説明はいいから箇条書き3行でまとめろ」と要求する経営者もまた然りである。当時との違いとしては、ネット環境の普及によって「チラシの裏の落書きまで拡散する様になった」事で、以前なら読書感想文とかポエムノートから流出しなかった文章を、目にする様になった位であろう。読み書きには一定の訓練が必要である事情は変わっていないし、それなりに受けていたとしても卒業論文の講評が「面白かったよ」の一言で済まされた私の様な30年前の若者も居るのである。必要に応じ適宜再訓練すれば済む話に思えるのである。