調べてみました

■点字ブロック
視力が無かったり、視力が低下している人が安全に移動するために、地面や床面に設置された四角形の案内表示で、正式には「視覚障害者誘導用ブロック」といいます。周囲の路面や床面の色と明度や輝度の差をつけて、視力が低下している人にも分かるように点字ブロックの色は原則として黄色です。

「線状ブロック」は、線状の突起が、移動の方向を案内するために、通行の方向に線が向けられています。「点状ブロック」は、点状の突起が曲がり角や交差点など注意が必要な場所や目的地などを示すために設けられています。目の不自由な人は、この突起を足の裏や白杖で確認しながら進むので、点字ブロックの上やその周囲に障害物があると大変危険です。自転車や看板、荷物などを置かないようにしましょう。

点字ブロックのサイズや突起高さ、突起間の距離などの詳細は、JIS規格で定められていて、ブロックのサイズは30cm角と40cm角のものが一般的です。

点字ブロックで、足腰の弱い高齢者や幼児がつまずき、思わぬ事故につながるケースがあります。車椅子やベビーカーの妨げとなったり、雨天や氷結時には滑りやすくなったりなどの問題点も指摘されており、点字ブロックの形状や素材の改善が望まれている。
（担当矢端）