ときどき今日(11月1日)は、カトリックの国では万聖節(すべての聖人の祝日)にあたり、国民の休日である。朝からとても静かだ。この日には、スペイン人はみな先祖の墓参りに行く。最寄の駅と墓地の間で臨時シャトルバスが運航されるほどのにぎわいである。この日に先立って、墓の掃除に出かける人もいる。こうしてきれいになった先祖の墓に切花を供え、故人をしのぶわけである。
この万聖節の前夜がハロウィンなのだが、ここカトリックの国、スペインでもだんだんハロウィンの祭りが盛んになってきた。以前、わたしの運営しているハリー・ポッター関連の掲示板で、魔法使いや魔女がクリスマスを祝うのは変ではないか?という議論があったが、カトリック教徒がハロウィンを祝うのもかなり変である。要するに、クリスマスやバレンタインと同じで、商業が絡むと宗教の違いも関係なく、盛り上がるのだ。特に、子供が菓子や金をもらえるとなれば、当然のことである。
地元の英字新聞にハロウィンに向けての子供への注意が載っていた。一人で、トリック・オア・トリートに行ってはいけない、親か友達と一緒に行くようにしよう。トイレに行きたくなったら、自分の家か友達の家まで我慢して、見ず知らずの人の家のトイレを借りてはいけない。お菓子をもらったらその場で食べずに、家まで持って帰って、親に食べても安全なものかどうかを判断してもらってから食べよう、などなどと注意事項が続く。
でも、なんかおかしくないか?これほど見ず知らずの人には用心せよと言いながら、それでもその見ず知らずの人から菓子をせびろうと言うのである。その人を信じられないのなら、どうしてその人から菓子をもらおうとするのだろうか。ハロウィンは昔昔、地域社会の中で人々が密接なつながりを持っていた頃、子供が地域社会の共有の財産であった頃の習慣なのだろう。隣の人の顔すら見たことがないような現代の都会の生活の中に、それをいきなり放り込んでもなんだかおかしいのは当然のことのように思う。
この万聖節の前夜がハロウィンなのだが、ここカトリックの国、スペインでもだんだんハロウィンの祭りが盛んになってきた。以前、わたしの運営しているハリー・ポッター関連の掲示板で、魔法使いや魔女がクリスマスを祝うのは変ではないか?という議論があったが、カトリック教徒がハロウィンを祝うのもかなり変である。要するに、クリスマスやバレンタインと同じで、商業が絡むと宗教の違いも関係なく、盛り上がるのだ。特に、子供が菓子や金をもらえるとなれば、当然のことである。
地元の英字新聞にハロウィンに向けての子供への注意が載っていた。一人で、トリック・オア・トリートに行ってはいけない、親か友達と一緒に行くようにしよう。トイレに行きたくなったら、自分の家か友達の家まで我慢して、見ず知らずの人の家のトイレを借りてはいけない。お菓子をもらったらその場で食べずに、家まで持って帰って、親に食べても安全なものかどうかを判断してもらってから食べよう、などなどと注意事項が続く。
でも、なんかおかしくないか?これほど見ず知らずの人には用心せよと言いながら、それでもその見ず知らずの人から菓子をせびろうと言うのである。その人を信じられないのなら、どうしてその人から菓子をもらおうとするのだろうか。ハロウィンは昔昔、地域社会の中で人々が密接なつながりを持っていた頃、子供が地域社会の共有の財産であった頃の習慣なのだろう。隣の人の顔すら見たことがないような現代の都会の生活の中に、それをいきなり放り込んでもなんだかおかしいのは当然のことのように思う。
どこへ書き込もうかと思いつつ、最新記事にお邪魔します。
ハロウィンがスペインでも盛んになってきましたか・・・。私はあの行事、不気味で嫌いです。子供がお菓子をねだる程度なら許せるのですが、大人の悪ふざけが昂じるとセンスの欠如にうんざりさせられることも多かったからです。しかし・・・、注意書きの項目を読んでいると、笑えて来ました。そのうち、保護者同伴で行きましょうということになるかも。
もともとホラー系の映画に弱いタイプだから、楽しめないのだと思いますが、なんと私たち夫婦の結婚記念日はハロウィン当日なのでした・・・。気が付いたときはどんよりしました。・・・
それが、すでに保護者同伴のトリック・オア・トリートというのがあるらしいです。もっとも親も一緒に仮装してお菓子をねだるというのは、子供にとって興ざめなので、近くに止めた車の中から子供たちを監視するという形式みたいですが。でも、見知らぬ子供の予期せぬ訪問を受けるほうとしてはいやーな気分ですよね。親に一部始終を見られているわけですから。そんなに信じられないんだったら、子供を寄越すなと言いたいです。