ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

バレンシアの火祭り

2005-03-15 23:38:13 | 異文化・風俗・習慣
バレンシアの火祭りが今日からクライマックスを迎える。毎日午後2時に爆竹を鳴らす、マスクレタという行事は3月1日から行われているが、11日だけは昨年のマドリード同時テロの犠牲者を慮って中止された。この日はスペイン各地で追悼行事が行われたようである。

今日からファヤと呼ばれる大規模な張子人形が設置され、祭り最終日の3月19日にこれらのファヤに火がつけられる。また、3月19日はサン・ホセの祭日、つまりキリストのお父さん聖ヨセフの日ということで、スペインでは父の日でもある(イギリスでは、日本と同じ6月の第3日曜日だ。ドイツでは確か全然違う日だった。去年、平日の何でもない日に、「今日は父の日」ということで、お向かいのヘルムートがほかのペドロランドドイツ人男性住民たちと飲みに行ったのを覚えている。いつだったか忘れてしまったが、またその日が来たらこのブログでご報告したい)。

今日から金曜日まで、バレンシアでは毎晩花火が打ち上げられるということだ。最大規模は金曜日の夜で、今年は世界一大きな花火といわれる、直径1メートル・重さ92キロの花火の打ち上げが予定されている。安全だということが証明されれば、という但し書き付きであるが。

火祭りで有名なのはバレンシア州の州都バレンシアであるが、その近辺の町でも同様の火祭りが行われる。残念ながら、ペドロランド近辺はバレンシア州ではありながら、バレンシア語も全く話されないバレンシア色の薄い地区である。というわけで、火祭りの習慣はないが、来週からはいよいよ復活祭の行事が始まる。今週末は復活祭(聖週間)の休暇を暖かい海辺のリゾート地で過ごそうというマドリード市民たちの大脱出が見られるだろう(この週の週明けの新聞には毎年、週末の交通事故死者の数が報道される)。

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2 コメント

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懐かしい (らも)
2005-03-22 21:11:10
学生の頃、火祭りを見たくてバレンシアに行きました。

でも泊まるところは取れなくて(barで夜を明かす度胸は無く)、本当のクライマックスを見ることなく移動...でも、日中の華やいだ街の雰囲気は今でもなつかしいです。
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やっぱり (みちえ)
2005-03-22 23:23:31
本場バレンシアの火祭りって、やっぱりとても人気があるんですね。ホテルなんかも最終日はどこも満員なのでしょう。でも、お祭り気分を味わえただけでもよかったですね。うらやましい。わたしも来年はバスツアーに参加しようかな。
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