[質問]津和野国際交流協会が「津和野が生んだ文豪・森鴎外ゆかりのドイツを巡るたび」として企画し、津和野町に補助金の申請をした。後にイタリア・ローマの中にあるバチカン市国が追加された。
[質問]この旅行には二つの問題点がある。共通するのは当事者の「意」をきちんと確認していないことだ。ひとつは、国際交流協会に対して町は215万円の予算を付けた。ところがふたを開けたところ協会からも一般町民からも申し込みは無かった。町の審査能力が不足しているのではないか。
[回答]残念である。
[質問]明治初期におきたキリスト教弾圧により本町で殉教した信者について、カトリック広島教区がカトリックの総本山バチカンからの「福者」認定を目指し本格的な調査を始めた。①バチカン市国では誰に会ってどんな内容の話しをしたのか。②津和野のトリック教会と打ち合わせをしたと思われるが。
[回答]①バチカン市国にある日本大使館に伺い、「福者」「聖人」とは、市国の概要や歴史、ローマ人の関心事などを教えてもらった。一方、津和野町の歴史や観光資源を紹介し、バチカンの人が当町を訪れることの協力要請をした。②協会の関係者に「現地でお会いすべき方がおられればご紹介をいただきたいと相談しましたが、結果的には紹介いただけなかった。
[質問]カトリック広島教区の白浜司教は「殉教者は信教の自由という基本的な人権を日本に根付かせる一粒の種となった。この出来事をしっかり国内外に伝えるために調査を進める」と中国新聞に語っている。そもそも教会の意を確認しない段階での議論や期待値について、町が先走って安易な支援策や対策の議論をすることは、政教分離の原則に照らして問題があるのではないか。
[回答]十分配慮していきたい。
