Q 青野山麓の二つの道
A 観光スポットとして、活用したい。
[問]津和野観光復活の二つの道
昭和46年、作家五木寛之氏がエッセイ集で津和野を紹介した。津和野が全国デビューするきっかけとなった。
内容は、「山口から気持ちの良い道路を飛ばした。山間のカーブを抜けると突然目の下に津和野の町がぽっかりと姿を現す。私はこの小さな美しい町のそんな登場が好きだ」と。
ところが、今、青野山の眼下を走る国道9号線のほとんどは雑木に覆われている。店のショーウインドウにカーテンを引いているようなものだ。
再び、津和野の美しい姿を世の中にアピールしてみないか
もう一つの道は青野山の自然歩道である。
この場所までは街までかなりの距離があるはずなのに、街が一望できる場所に立ち止まると、まるで街中を歩いているような”音”につつまれる。。不思議な感覚だ。。
観光スポットとして、この道を再発見してみないか。
[町長] 国道9号線からの町を見渡す眺望は、樹木の成長等により当時と比較してもかなり少なくなっている状況である。
現在、木竹伐採の課題としては、その所在地の多くが民地であるため、対象樹木の所有者の把握を行うために土地の境界調査や伐採へのご理解を得るための所有者への説明が必要になってくる。
そのことに合わせ、場所によっては、急傾斜地が多く、伐採後崩壊の恐れがある箇所もあるため、総合的な判断も必要とされる。
町では、今年度までの取り組みとして、景観疎外建物を除去し、新たに見晴らし広場を整備しているところである。
この事業により、津和野城下町地区から青野山を含めた眺望と、国道9号線からの市街を見渡せる眺望の改善が期待できる。
今後は、一度に大規模に眺望を確保することは、先述の課題もあるため難しい状況の中、小規模であってもより効果的な演出ができる場所を選定し、農林課及び関係機関とも連携して具体的に進めていきたいと考える。
次に、青野山の自然歩道だが、この歩道は、自然の中を自分の足でゆっくり歩いて豊かな自然の営みにふれ、歴史や文化遺産を訪ねることにより、心身の休養と自然や故郷への理解を深めるために作られたものである。
町では、この中国自然歩道を含む青野山が、令和元年10月16日に国の天然記念物に認定され、これを受けて、令和5年度に向けて「津和野町保存活用計画」を策定しているところである。
今後その計画を通して、観光スポットとしてのこの道の活用を考えていきたい。
[問]町長と旧統一協会との関係
本年3月19日、益田市内の会場で開催された旧統一協会の関連団体といわれている平和大使協議会の会合に案内をもらった。どのような団体か調べてみたが、当時は現在問題視されているようなこととは分からず、特に問題のある会ではないとの認識を持ち、出席をした。
当日、会合に出席をしたら、「平和大使」という役に任命するとのことで任命状が用意されていた。その場で断るのも角が立つとのとの思いのもとそのまま受けて帰った。
なお、会合への出席はその一度限りであり、その後平和大使としての具体的な活動は行っていない。
平和大使の役については、任命状を返却し、すでに返上している。