雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

そんなことは夢のまた夢。

2019-10-28 20:08:57 | travel


今回の京都旅行で、東寺の立体曼荼羅のほかに、もう一つどうしても見たいものがありました。
それが、やはり世界遺産に登録されている龍安寺の石庭です。
その存在を知ってから40年近く、いつでも見に行けると高をくくっていたら、行くまでにえらく時間が経過しました。
今は、新幹線のぞみ号で東京から京都まで3時間はかからないので、本当にいつでも行ける気がしていました。

おのれのフットワークの重さを呪うしかないわけですが、とにかく、あこがれ続けていたお庭を見ることができました。
月曜日の朝11:00ぐらいだったのですが、観光客は外国の方がほとんどで、日本人のほうが少ない。
観光タクシーの運転手さんが「週末はラグビーを見て、平日に観光しているのかも」という話をされていて、納得した次第。
アジア圏の方よりも、英語ではない言語を話される白人系の方々が多い印象だったのも、合点がいきましたです。

龍安寺石庭もお寺の縁側に座って見ることができるのだけど、観光客でごった返してゆっくり拝見する雰囲気はない。
ワタクシの希望としては半日ぐらい独り占めしたいのですが、そんなことは夢のまた夢のようで、何とも残念です。
それでも休日に比べるとゆっくり見れたほうかもしれないと思い、結局30分ぐらいで退散してきました。
この次の機会があれば、あさイチに行って、縁側の真ん中を確保して、せめて1時間は眺めたいと思いつつ帰ってきました。

写真では、あのお庭の雰囲気がうまく撮れていなくて、何とももどかしい限り。
コンデジだし、撮る人間に全く技術がないので、致し方ないことではあるのですが。

是非ともお会いしたかった。

2019-10-27 17:02:43 | travel


今回の京都旅行は、ワタクシがツアコンとして旅程を計画し、各チケットも手配しました。
京都にはいつでも行けると思っている間に、何と35年の時間が過ぎてしまったので、今回は行きたいところだらけでした。
中でも、今春の東京国立博物館に行きそびれた東寺の立体曼荼羅は、是非ともお会いしたい仏様方でした。
京都駅からホテルまで手荷物を配送してもらい、その足で市バスに乗って東寺に向かいました。

弘法大師空海が建立した当時の建物は火災などで焼失したとのことですが、江戸時代までに再建された建物も多いらしい。
東寺自体は世界遺産に指定されているし、建物も仏様方も国宝と重要文化財のオンパレードでした。
立体曼荼羅が安置されている講堂に入った時は、母が一緒じゃなかったら、感激のあまり号泣するところでした。
確かに韋駄天がイケメンではあるのですが、ワタクシ的には、大日如来さまと対峙してマジで泣きそうになってしまった次第。

母が一緒なので20分ほどしか拝見できなかったのだけど、一人だったら、泣きながら半日ぐらい居続けたかもしれず。
金堂に安置されていたご本尊の薬師如来さまも、とても素敵なお顔をされていて、これも、一人だったら号泣ものでした。
ワタクシは、普段は全く信心深い人間ではないのだけど、仏様に対峙すると生きていることを許されている感が半端ない。
自分がピンとくる仏様のお顔を拝見していると、日本人でよかったなぁと実感するのかもしれません。

写真は、これも国宝に指定されている東寺の五重塔です。
新幹線の中からは何度も見ていましたが、実際に目の前で見ると、その大きさに圧倒されてしまいますね。

母上(ようやく)帰郷。

2019-10-26 20:03:34 | travel


28泊29日という、ラグビー選手といい勝負なのではないかと思うような滞在を終え、母上が本日帰郷されました。
無事に、迎えに来た妹と落ち合ったという電話があったので、アテンド側としてもほっと一安心したところです。
今週の日曜日から水曜日までは京都に行っていたので、ブログの更新が全くできませんでした。
さっきまでラグビーW杯の準決勝、ニュージーランドvsイングランドを見ながら、うちってこんなに静かだったかなと。

イングランドを褒めるべきなのでしょうが、ニュージーランドが何だか本来の力を発揮できずに負けた気がします。
対アイルランド戦もTVで見ましたが、何だか別のチームのような気がしてしまった次第。

京都旅行についてはこれからぼちぼち更新する予定ですが、ワタクシの仏像・お寺・お庭愛が爆発した旅行でした。
ほぼ35年ぶり(!)の京都だったのだけど、今回は、マジで自分が行きたいところだけをセレクトしたので、大満足でした。
お会いしたかった仏様にもお会いできたし、行きたかった枯山水庭園にも行けたので、本当に幸せな気分でした。
母も、詳細はわからないなりに興味を持って見てくれたようなので、大枚はたいていった甲斐があったと思います。
写真は、母でも知っている鹿苑寺金閣です。
お天気はいまいち曇ってはいたものの、水面に映る金閣は、やっぱりきれいでした。

ところで。
千葉や茨城、福島県は大変なことになってしまいました。
2週間おきに大雨が降るのはやっぱり異常だし、被災された方々が早く穏やかな生活に戻られることを祈るばかりです。

今日から京都です。

2019-10-20 05:54:58 | travel


今日から3泊4日で京都に行ってきます。
京都の地に足を踏み入れるのは、個人的には、何と35年ぶりぐらいなので、全く土地勘もありません。
何も知らない御年81歳を連れて行くのはいささか不安ではありますが、行きたいところだらけなので楽しみでもある。
龍安寺、仁和寺、広隆寺、東寺…と、1か所に半日ぐらいは楽にいることができそうなところばかりです。
本音を言えば、一人でじっくり見てみたいところばかりではあるのだけど、それは、また次の機会に。

昨夜、NHK-BSプレミアムで小田和正のコンサートをやっていて、これも一人だったら号泣するところでした。
72歳であの声が出る小田さんは素晴らしすぎて、本当にすごいなぁと思いながら見ていました。
オーディエンスはワタクシの世代がメインだったと思いますが、泣きながら聴く気持ちがよくわかりました。

京都旅行記は、木曜日以降にぼちぼちアップしていく予定です。
お天気の大崩れはなさそうなので、ぼちぼちとお寺と仏像とお庭を見てこようと思っております。
それでは、いってきます。

写真は、川越のお菓子横丁に行く途中の料理屋さんの前で泳いでいた鯉です。
ずいぶんたくさん泳いでいたのが印象的でした。

ちちんぶいぶい~♪。

2019-10-06 20:31:58 | travel


日本国中ににわかラグビーファンが増えている今日この頃ですが、ワタクシは母と一緒に秩父に行ってきました。
お天気を心配しましたが、雨に降られることもなく、昨日の暑さはすっかり消え、お散歩日和になりました。

秩父は二度目ですが、今日はあまり無理をせずに秩父神社周辺の街歩きをしてきた次第。
土屋太鳳さんの西武鉄道の「ちちんぶいぶい秩父に行こう~♪」のCMのせいか、わりと人が多い気がしました。
もっとも、来週の日曜日が手作りロケットの競演「龍勢祭」なので、今日など比べ物にならない人出になりそうです。
そんなお祭りに出くわさなくてラッキーだったと思いつつ、ぼちぼち散歩してきて、結構楽しかったですよ。

写真は秩父神社の鳥居を、道路の対面から撮ったものです。
こじんまりとした神社ですが、左甚五郎作の彫刻などもあって、心身がしゃっきりする感じになります。

生きてる間に見ておきたい。

2019-09-23 15:59:21 | travel


台風17号は九州方面などに大雨をもたらし、日本海のほうに抜けて、お昼前には温帯低気圧に変わったとのこと。
東京近郊はお昼前ぐらいから強風が吹いており、買い物に出た時もしっかり歩かないと身体を持っていかれそうでした。
ワタクシの家の最寄り駅の前には高層マンションが建っているので、こういう時はビル風で方向が定まらない感じです。
しかも、気温が30℃ぐらいまで上がっているので、半袖のTシャツ1枚で出かけたのに汗をかいてしまいました。
お天気がいいのは救いだけど、千葉で屋根にブルーシートをかけているお家は、この風で被害が広がらないといいのですが。

「暑さ寒さも彼岸まで」ではありますが、今日はこの夏最後ぐらいの暑さだといいなと思っているところです。
そろそろ衣替えをしないといけないと思いつつ、まだ、秋冬物を着る気には全くならないので、手が付けられずにいます。
無印良品で見かけて使い勝手がよさそうだったので、コットンナイロンのフードブルゾンを買ってしまいました。
それほど厚手の生地ではないから、これから着るのによさそうで、本格的なコートの時期になるまで活躍してくれそうです。
撥水加工もしてあるようだし、フードもついているから、小雨ぐらいだったらレインコートの代わりにもなりそうです。

来週からの休日はどこかに出かけることが多いので、気温の変化に対応できるような上着は結構重宝すると思われ。
お天気と相談しながら出かける場所を決めるつもりではありますが、いつもお天気に恵まれるとは限りません。
季節の変わり目はワタクシ自身が風邪を引くことも多いので、体調管理には気をつけないといけないなぁと思います。
純粋な体力だけでいうと、ワタクシよりは御年81歳の母のほうが元気な気がして、ワタクシのほうが先にバテそうです。
母が歩けるうちに…と思って京都旅行も企画しましたが、ワタクシが歩けるうちにという気持ちもないわけではありません。
京都の寺社仏閣と日本庭園と仏像を、自分が生きている間に見ておきたいので、結構ハードな旅行になる気もしております。

写真は能登半島の西海岸、能登金剛で撮りました。
ここも、波は穏やかで海水のきれいさは申し分なかったのですが、暑くて死にそうになっておりました。

紅ズワイガニが壮観でした。

2019-09-13 05:57:43 | travel


おはようございます。

昨日は、いきなり秋になったような気温で、一昨日までの猛暑はどこに行ったんだろうという感じでした。
ワタクシ御用達のtenki.jpによると、今日の東京都心の最高気温は25℃とかで、何だか風邪を引きそうな気温です。
雨は降らないものの、1日中どんよりとした曇り空という予報になっており、夏から秋に、極端な季節の変わり方です。
ワタクシは、昨年もこの時期に風邪を引いてえらい目に遭った記憶があるので、体調管理には気をつけないといけません。

写真は、能登旅行の3日目に富山・新湊市の卸売市場で見た、水揚げされたばかりの紅ズワイガニです。
12:00ちょっと過ぎに市場に着いたので、さすがにセリは終わっているだろうと思ったら、ちょうど始まるところでした。
友人も「この時間にセリをやるのは珍しい」と言っていましたが、ワタクシは、生まれて初めて市場のセリを見ました。
9月1日に漁が解禁されたばかりだという紅ズワイガニが地面一面に並んでいる光景は壮観で、見ていてワクワクしました。

松葉ガニとか越前ガニと呼ばれているものはズワイガニ、富山湾で獲れるものは紅ズワイと、違う種類なのだそうです。
友人によると、紅ズワイのほうがやや水分が多く、しっとりしているとのことで、漁の解禁も早いらしい。
1ぱい20,000円(!)也のズワイガニ漁の解禁は11月ごろで、冬に北陸の旅館に泊まると、単価が20,000円は違ってきます。
昨日アップしたお寿司屋さんのお寿司のネタになっていたカニは、解禁になったばかりの紅ズワイだったようです。
いろんな意味でラッキーが重なった今回の能登旅行ですが、1年に一度のお大尽的ゼータク旅行をさせてもらいました。
こういう旅行をするには仕事を続けないといけない訳で、また、来年の旅行を目標に、ぼちぼち頑張りたいと思います。

3日間で1年分食べました。

2019-09-11 06:03:17 | travel


おはようございます。

昨日もフェーン現象による猛暑が続き、カイシャの空調がアホみたいに効きすぎて、カイシャの中は寒いくらいでした。
千葉では停電が続いている地域があり、熱中症で亡くなられた方もおられるとのこと、心が痛みます。
1日も早く電気や水道が復旧し、皆様の生活が元に戻ることを心からお祈りいたします。
ワタクシが住んでいる区の今日の最高気温は34℃とのことで、この残暑はもう少し続くのかもしれません。

さて、写真は2日目に泊まった和倉温泉の旅館の夕食で出たお刺身です。
あの有名な加賀屋の姉妹館に泊まったのですが、1日目の輪島の旅館もそうだったけど、とにかくおいしいものだらけでした。
北陸に行くのはおいしいお魚を食べるのが目的の一つなので、道中、お刺身やお寿司ばかり食べていました。
北海道も食べ物にはずれがないですが、北陸のお魚もはずれがないので、3日間で1年分のお魚を食べた気がします。

加賀屋はとにかく値段が高くて、下々がおいそれと泊まれるような旅館ではありません。
それに比べると、姉妹館のあえの風は、ちょっと頑張れば下々でも泊まれる価格設定にはなっておりました。
とはいえ、リーズナブルな値段とは言い難いのですが、平日にもかかわらず、それなりの稼働率だったような気がします。
1日目の輪島の旅館はこじんまりとしていたのだけど、価格設定は同じくらいで、個人的にはこちらのほうが落ち着きました。
どちらが好きかは個人の好みによると思いますが、今は、こじんまりとしているけどサービスがいいという旅館が増えています。
輪島の旅館も道路沿いにポツンと1軒だけあるのに、JTBのアンケートはあえの風と同じぐらいの評価で、なかなかお勧めですよ。

憧れの北アルプスが見えた。

2019-09-10 06:00:46 | travel


おはようございます。

昨日の今頃はものすごい暴風雨で、仕事に行けるかどうかがかなり怪しいと思っておりました。
普段より20分くらい早く家を出ましたが、西武線と大江戸線がフツーに動いたので、20分早くカイシャに着きました。
他の路線が壊滅的状況だったにもかかわらず、西武線・大江戸線民だけは始業時間にフツーに仕事を始めました。
ツイッターでも西武線最強説が続々と寄せられていましたけど、本当にそうかもしれないと思ってしまった次第。

写真は、旅行の最終日に富山・高岡にある雨晴海岸から見た富山湾越しの北アルプスの山々です。
ワタクシも何度か富山に行っていますが、こんなにきれいに北アルプスの山々を見ることができたのは初めてでした。
富山在住の友人も「この時期にこんなにきれいに見えるのは珍しい」と言っていたので、本当に僥倖に恵まれたみたいです。
富山湾越しの北アルプスは本当にきれいで、空も山も海も素敵な青だったのは感動的でした。

お正月にはカメラマンが列をなしてシャッターチャンスを狙っているとのことですが、人もそんなに多くなく。
できたばかりだという道の駅にはカフェが併設されていて、お茶しながらまったりと景色を眺めることもできました。
能登半島にも道の駅がたくさんありましたけど、個人的に一番印象に残ったのはここかもしれません。
まだそれほど有名になっていないこともあってか、人が多くなかったのでのんびりできたことも一因のような気もします。
できれば、このまま知る人ぞ知る道の駅でいてほしいのだけど、でも、この景色は皆さんに見てほしい気もします。
この時期に見えたのは本当にラッキーで、冬の晴れた時期に見える確率が高いとのことですが、その時期は極寒らしいですよ。

素敵でおいしくて楽しかった。

2019-09-08 16:46:06 | travel


台風のフェーン現象の影響で、北陸は3日間、真夏のような暑さになりました。
主にレンタカーで能登半島をドライブしていたのですが、外に出るたびに滝のような汗をかきました。
私はビールも飲まないけれど、運転してくれた友人は、旅館でのビールがことのほかおいしかったらしい。
昨年の大雨によるキャンセルから一転、お天気は3日間とも絶好すぎるぐらいのピーカンな空に恵まれました。

行く先々でお魚を食べ、旅館ではおいしい会席料理をいただき、海を眺めながらドライブしてきました。
海も空も素敵な青で、風がほとんどなかったので波も穏やかで、海の水が透明だったのに感激しました。
能登半島をほぼほぼ一周できたので、昨年のリベンジを完全に果たせて、本当に幸せな3日間になりました。
行く前にカイロプラクティックの先生に旅行の話をしたら、「そういうことのために仕事してるんですよね」と。
3日間が本当に楽しかったから、残りの360日余りは頑張って仕事をしようという気になりました。

写真は、今回行きたかった場所の1つ、輪島の白米千枚田です。
こういう場所に1枚1枚田んぼを作り、田植えをし、お米を育てている方がいらっしゃると思うと、気分がシャキッとしました。
能登のお米はおいしくて、普段、会席料理でご飯が出てくるころには満腹のことが多いけれど、今回は食事も食べられました。
おいしいものときれいな景色と、温泉に癒されて帰ってきたので、しばらくは仕事も頑張れる気がします。
…でも、明日の通勤時間帯は首都圏近辺に台風が直撃するかもしれないとのこと。
何事もなく、穏やかに粛々と日本国から離れていっていただければと思いつつ、明日は交通網がマヒしないか心配です。