雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

25%削減だそうですよ。

2011-05-31 20:47:29 | …and so on
今日も東京は肌寒い1日でした。気がつけば5月も終わろうとしております。本社から届く噂では、我が社のこの夏の節電目標は対前年比で25%減という設定になりそうだとのこと。確か、内輪もめに忙しい永田町のセンセイ方を陰で操っていると思しき官僚の皆さまが設定した削減目標は、対前年比15%だったはずなので、うちのカイシャは何を血迷っているのかとげんなりしております。これもまだ噂の域を出ないとのことですが、残業する人間は昨年の環境省よりももっと悲惨で、終業時間になると全館の空調を切ってしまおうと目論まれているらしい。超高層のビルなので窓が全く開けられないのですが、一応自社ビルなのでやる気になればできないことはないのかもしれません。この噂を聞いた時には、本社にいなくてよかったと心底思ってしまいました。エライ方々の考えでは、死人でも出ない限りはやるつもりらしい。

ワタクシも5,6年ほど前までは本社の計理部門にいたので何となく実情は分かるのですが、真夏の計理屋は予算要求作業の真っ只中にいるので、残業するのに空調を止められるなどマジで死活問題です。皆さまがお盆や夏休みでどこかにお出かけの間中ずっと、土日も出てきて作業をしないと間に合わないような状況になります。誰も、やりたくて残業なんぞやっているわけではないのに、そんな酷い仕打ちをすることもないだろうにと思う次第。ワタクシも何度か神宮外苑の花火大会の音を残業しながら聞くという悲しい環境に陥りましたが、少なくとも空調を止められたなどという経験はありません。大体、対前年比25%削減という数字の根拠は一体どこから出てきたのか不思議で仕方ありません。もちろん、事業所も本社と同じように25%削減しろというお触れが来るのは必定なのです。

永田町のセンセイ方には、内輪もめするのなら国会の空調を全部切っていただきたい。自分のやるべき仕事を完全にやり終えられた後でなら、どんなに喧嘩なさっても誰も何にも言わないと思うのですよ。センセイ方に内輪もめしていただくためにワタクシたちは税金を払っているのではないということだけは、とにかく肝に銘じておいていただきたいものです。

声にならない独り言。

2011-05-30 20:41:49 | works
東京は午前中いっぱい雨が降り続きました。月曜日の朝はそれでなくてもユーウツなのに、何が悲しくて雨に濡れながら通勤しなくてはいけないのだろうとさらにユーウツ度は上がり、反比例してテンションはものすごく下がっていきます。テンションが下がりきった頃に事務所に到着するのはいつものことですが、外はヒンヤリしているにも拘らず事務所内はじめっとしております。今日は11台の扇風機を何とか入手するために、購買担当のお嬢様同僚女子と建物管理担当の怖いお局様がヨドバシカメラ新宿西口店に偵察に行かれる日だったことを思い出しました。お金をどこから都合するか考えなければならなかったと思った途端、頭痛がしてきました。本来は、先輩のほうの予算からもいくばくかのお金を出してもらうのが筋なのですが、とてもそんなことを頼める余裕などなさそうなのでこちらの予算で捻出するしかない。

最初は7,000円ぐらいのもので十分だという話を聞いていました。7,8万円ぐらいあれば何とかなるだろうと思っていたのですが、二人で偵察に行ってきた結果「やっぱり、実際に見るとそれはちゃちで使い物にならないから」ということで、ヨドバシ価格で12,800円のものを11台購入することで意見が一致したらしく、お二人はご満悦で帰ってこられました。問題はお金をどう用意するかなのですが、最初の算段は全く狂ってしまい、あと5万円ぐらいどこかから持ってこないといけなくなりました。そのくらいは先輩のほうの予算で面倒を見ていただきたいと思いながらも、当の先輩は体調不良で午後はお帰りになってしまいました。予約したいから早くお金を何とかしてくれと二人にせっつかれ、仕方なくワタクシのほうの予算で何とかすることになりました。皆さまにとってはめでたしめでたし、なのでしょう。

気圧が低いせいで頭痛がしており、ワタクシも体調不良だから帰りたいとも言えないまま1日が終わりました。結局、6月10日前後に12,800円也の扇風機が11台来ることになりました。モノを見てしまえば上位機種のほうが欲しくなるに決まっております。自分のものなら自分の責任で買うのだからいいのですが、最後の最後にお金の算段をする人間のことも少しでいいから考えていただきたい…と声にならない独り言でした。

USB接続型扇風機。

2011-05-29 15:01:58 | …and so on
東京は昨日からずっと雨が降り続いています。台風が徐々に近づいているみたいで、今は室戸岬付近を通過しているようです。こんな時期に台風が来るというのはほとんど記憶にないので、今年は台風の当たり年になるのかもしれないと密かに危惧しております。気温自体は昨日よりちょっと高めなので、さっそく昨日入手したUSB接続型の扇風機を出しております。顔の周りだけでも結構な風が回るので、特に外から帰ってきたり、お風呂上りにちょっと涼むのにはいいかもしれません。ただ、モーター音がするのでTVもBGMもない状態だとちょっと気になりますが、事務所などで四六時中人の話し声や電話の音がしていれば、それにかき消されてしまうぐらいの音ではあります。小さくて軽いし、ボックス型なので何かに引っかかって倒れるような心配もないので、職場に置いていてもあまり邪魔にはならないかなと思います。

手動ではありますが、風量も2段階調節だし、風向きも40度(と取説には書いてある)変えられるので、1,500円弱という値段なら買っておいてもいいかなと思います。特に、この夏空調なしで過ごさざるを得ないような職場にいる方や、1日中PCの前に張りついているような方にはお勧めです。ワタクシの場合は、これを事務所に持ち込んだ暁に、盗電だといって睨まれないようにする方法を考えるほうが難しいしれません。メーカーとしても、あまり悪目立ちしないようにボックス型の扇風機にしたのかもしれません。ファンがむき出しになっているデザインのものもありましたが、わが社のように節電推進派が目を光らせているようなところでは、ちょっと恐れ多くて使いづらいのですよ。事務所で11台のオーダーがあった扇風機は、依然、入荷待ちの状態なので、自己防衛策として持ち込むタイミングを見計らうことになりそうです。

それにしても、地震に台風と次から次に自然界から警告を受けているような気がしないでもありません。安易に電力やそれから派生した便利なモノたちに頼らない、もっと自然と共存できる生活にしていかなければならないのかもしれないと思いつつ、分かってはいるけど難しい話だよなと思う今日この頃。やっぱり「水は低きに流れ、人の心もまた低きに流れる」ものなんですよね。


あの手この手の節電対策。

2011-05-28 14:27:29 | …and so on
東京は、例年に比べると10日ほど早い梅雨入りになりました。だってまだ6月にも入っていないのに梅雨入りなんて一体…と思っていたら、非常に勢力の強い台風2号が本州に接近するとのこと。大地震もそうでしたが、日本列島のあちらこちらで天変地異が起きているようです。気温が低めなのが不幸中の幸いですが、昨日もジタバタ仕事をしていると汗と湿気が身体にまとわりついてくる感じでした。暑さ自体も集中力が切れる要因にはなりますが、湿気というのもかなり厄介な代物です。ワタクシの事務所では相変わらず空調なしの忍耐の日々が続くみたいで、真面目な暑さ&湿度対策としてUSB接続式の卓上扇風機をケンコーコムで入手しました。ボックス型なので、デスクに置いていても悪目立ちしないかなと。空調がないからといって仕事が減るわけはないので、盗電だと怒られるのは覚悟の上です。

頭寒足熱という四字熟語にのっとり、せめて顔の周囲だけでも風が回れば少しは違うかと思った次第です。今日はまだ肌寒いくらいなのでテストはできませんが、自宅のPCで接続実験を実施して、少しでも効果がありそうだったら職場にこそっと持ち込もうと目論見中です。「美的」を熟読して化粧崩れしないベースメーク法を実践しても、事務所に空調がなければ汗で化粧崩れするのも当たり前のこと。仕事の効率低下に加えて精神的・肉体的不快感…とストレスが溜まりそうな梅雨から夏になりそうです。まだ正式にアナウンスがあったわけではありませんが、ワタクシのカイシャでは始業時間を1時間早めるサマータイムを導入するらしいという噂もちらほら聞こえてきます。帰りが1時間早くなるのはいいことではありますが、早番だと7:30、遅番でも8:00始業となるらしい。

サマータイムに関しては、国などでも狼少年よろしく「やる」という掛け声だけが立っては消えるの繰り返しでしたが、今回の我が社はどうやら本気らしい。勤務条件に関して労働組合と最後の交渉をしている最中のようです。うちのカイシャの労組など御用組合のようなものなので、7月ぐらいからやるんだろうとは思います。身体が慣れるまではちょっと大変かもしれませんが、節電対策としては仕方ないかと思う昨今です。

「小林秀雄の恵み」読了。

2011-05-27 22:47:25 | books&magazine
2か月半近くかけて、ようやく「小林秀雄の恵み」を読了しました。文庫本で500ページちょっとなので、普段のワタクシなら2日もあれば読んでしまえるような量なのですが、柔らかいものしか食べなくなった現代の日本人と同じで自分に理解できるような本ばかり読んでいたことの証拠でもあります。こういう歯応えがあってよく噛まないと消化できないような本もたまには読んでおかないと、顎ではなくて脳がどんどん退化していきそうな気もします。読み終えて理解できたのは「物のあはれ」とは心が動くということで、小林秀雄を代表とする近代のインテリ層はそのことに重きを置かなかったらしいということだけです。これでは読書感想文も書けないですけど。あまりにも理解できなくて橋本治センセイの罠にまんまとはまったのが悔しいので、明日からもう一度読み直そうと思っております。

ワタクシは、基本的には一度読んだ本は理解できているか否かを問わず、再読することは滅多にありません。読んだら読みっぱなしで文庫本が部屋中に積み重なっています。その中で村上春樹と橋本治は例外中の例外とでもいえばいいのでしょうか、するめのように何回も噛んで味わいたい本が多いのです。ワタクシの人生に影響を及ぼした作家を挙げろと言われると、まずはこの二人は当選確実ということになります。意外と言えば意外なのですが、お二人はほぼ同年代で、いわゆる団塊の世代真っ只中に生まれています。両極を走っているような二人ですが、ワタクシの中ではどちらが欠けても不安定になるような気がします。若い頃からほぼオンタイムで作品を読んできたということもあり、二人とも還暦を過ぎていらっしゃいますが、ちょっと年上の先輩という感じで今日に至ります。

「小林秀雄の恵み」を読んで小林秀雄の書いたものが読みたくなるかと言えば、頭の悪いワタクシには敷居が高すぎてより一層読む気が無くなったというのが正直なところです。それは作家の意図に反しているのかもしれませんが、この本の中では「考えるヒント」は提示するからそれをどうするかは読者次第なのだとも書かれています。頭の悪い人間が、理解するためにもう一度読み直すのも自由だということだと解釈しているのですが。


災害派遣ということ。

2011-05-26 20:44:12 | works
東京は19:00ちょっと前ぐらいから結構な雨が降ってきました。一時期は沈静化しかけていた余震も、ここ数日はまた活発になってきたようです。あれだけ大規模な地震があると、余震も活発な時期と沈静化する時期が交互に現れるとのこと。ワタクシの事務所の技術職の方が、6月1日から3か月のスパンで岩手県に派遣されることが決まり、その手続きとそれに伴う必要経費を支出する関係でしばらくバタバタしておりました。ご本人にとっては3か月間、かなり厳しい労働条件になることは間違いないので、せめて東京で準備できるものは準備してあげたいですよね。なので、必要経費を短時間のうちに準備するのがワタクシの仕事でした。東京にいるのが申し訳ない気持ちにもなりますが、とにかく自分にできることは少しでも手早くしようと、かなりジタバタとしておりました。

派遣が正式に決まったのが10日ほど前だったので、派遣先との協定もまだ案の段階のまま突っ走らなければならず、入ってくる情報も二転三転する中での仕事になりました。もちろん、現地に行かれる方も準備その他で大変だったし、お給料をどちらから支給するかなどといった事務手続き、その間欠員が生じる職場の穴埋めをどうするかなど、なかなかクリアにならないまま見切り発車の状態でした。こういう非常時なのである程度の見切りは仕方ないのですが、あまりにもボロボロだと行ったご本人も大変だし、後処理もどんどん煩雑になります。結局、派遣先で3か月間旅館とホテルを借り切って宿舎にすることが本決まりになったのが昨日のこと。引っ越し荷物を輸送できるかどうかのギリギリの段階でした。派遣先の方々もほぼ不眠不休に近い業務をなさっているので、こちらの都合だけで急ぐこともできません。

ともあれ、31日に岩手県に出発ということになったので、できれば明日中に安全靴とか防塵マスクなどの必要最低限のものを揃えてほしいということで、購買担当の同僚女子とあちこち電話をかけまくって1日終わりました。何とか間に合わせて、できるだけ気持ちよく送り出したいと思います。3か月行くというだけでもこれだけ大騒ぎなのだから、現地の方々のご苦労を思わずにはいられない昨今です。

ストレス満載の日々。

2011-05-25 20:27:30 | works
明日ぐらいから雨が続くとの天気予報だったので、そろそろ梅雨の走りなのだろうかといささかげんなりしております。今日の東京はカラッと晴れていたので、五月晴れの見納めかもしれないと思いつつ窓の外を眺めておりました。こう書くとかなり悠長に暮らしているように見えますが、実際のところは自分の仕事そっちのけで先輩の仕事をフォローしておりました。昨日も、提出期限に間に合うのかどうか甚だ疑問だったので、お気楽上司にもう一度ミーティングを開くよう説得し、ご本人に一番大変なことは何かを聞いてそこを手伝おうと思った次第。ところが、ご本人から帰ってきた答えは「そ、そこですか」というような内容で、しかももう落ち着いてきたから大丈夫だとおっしゃるのです。ご本人には仕事の優先順位が全く理解されていないことが判明し、かといって、大丈夫だと言われるとおいそれと手出しもできない。

とはいえ、5月31日が本社システムの最後の最後の期限なのにまだ未処理案件がゴロゴロしております。今日も同僚女子に本社までのお使いを頼んで、何とか1件システムに反映できるぎりぎりのラインに載せられることになりました。本社のシステム担当に電話を入れるように進言しないと、その案件は野ざらしになったままの公算が高かったと思われ。ワタクシたちが考えているほどご本人が切羽詰っていないのが救いなのかどうか、事ここに至ってはこちらのほうがストレスを抱えている気もします。本社の担当者に30日にシステムに反映するからという報告をしておいてくださいね…と、これもこちらから進言しないとやっていただけない。フツーに考えると、この時期になっても数字が変わるというのは本当に異常事態なのですが、ご本人にその自覚がなく、大丈夫だと言われてしまうとこちらはどうしたらいいのか分からない。

本社の担当者への電話でも「私がのんびり仕事をしていて…」とおっしゃるのですが、今はのんびり仕事をしている時期じゃないし、本社の担当男子だって、そんなことを言われるとカチンとくると思うのです。「私は仕事が遅いから」が彼女の口癖なのですが、こんな人事異動を承諾した幹部を恨んでみても始まりません。キレそうになるのをこらえるのが結構大変な今日この頃ではあります。

偶然の産物。

2011-05-24 20:29:56 | …and so on
東京は昨日からどんどん気温が下がり、今日も午後から晴れたにもかかわらず外に出てみるとかなり肌寒い1日になりました。その分湿度も低くて過ごしやすいことは間違いないのですが、5月も終わろうとしているという季節感が全く湧かない昨今です。カイシャでも、もういい加減に仕舞ってもよさそうなひざ掛けをなかなか持ち帰れずにいます。寒がりの同僚の皆さまが口を揃えて「それ、どこで買ったんですか?」と聞いてくるひざ掛けですが、何のことはない無印良品で購入した代物です。一昨年、北側の大きな窓を背にして仕事をしていた時に、膝から下があまりにも冷えるのであちこちで真剣にひざ掛けを物色していて、無印で偶然見つけた次第。結構な大判のフリース素材で毛布代わりにもできそうな感じなので、その冬のシーズン中、寒がりの皆さまにはちょっとした話題を提供していたみたいです。

一口にひざ掛けと言っても、気に入ったものを探そうとするとなかなか見つからない。薄いのは意味がないし、高級カシミアのひざ掛けなどは、事務所で席を立つたびにそこら辺に放り出すという粗雑な扱いをするのにはもったいない。フリース素材で十分なのですが、帯に短し襷に長し…的なものばかりだったりします。なので、しばらく買うに買えない状況が続いたのですが、別のものを買うために行った無印でそのひざ掛けを見つけて速攻で入手した記憶があります。こーゆーことってわりとよくありますよね。探している時は気に入ったものに出会えないのに、偶然入った店で条件にぴたりと合った商品に出くわすとか。ワタクシの場合は、バッグと財布だけはかなり機能性にこだわるのですが、根性を入れて探している時より、ボーっとディスプレイを見ている時のほうが入手できる確率は高い気がします。

そのひざ掛けは値段の割にはコストパフォーマンスもいいみたいで、今年の冬で3シーズン目だったのですが、毛羽立つようなこともないし、かなり厚手なので粗雑に扱っても平気です。ものでも人でも、出会うべくして出会うことってやっぱりあるとミョーに納得しております。自分も入手しようと同僚女子が無印を探し回ったらしいのですが、結局見つけられなかったと落胆しておりました。縁とは不思議なものですね。

勤労意欲を雨が削ぐ。

2011-05-23 20:40:48 | …and so on
今日の東京はかなり肌寒い1日になりました。最高気温が1日で10℃以上乱高下しているので、油断すると風邪を引きそうな雰囲気です。昨日は半袖のTシャツで買い物に出ましたが、今日は長袖のカットソーの上にやや厚手の羽織りものでちょうどいいくらいでした。気温が乱高下すると、毎朝着ていくものに頭を悩ませることになります。気のせいかもしれないし、昨日のことも忘れてしまう記憶力にも問題はあると思いますが、こんなに気温が乱高下するのが顕著になってきたのはここ数年のような気がします。昔はもっと段階を踏んで、徐々に暑くなったり寒くなったりしていたように思うのですが、これも異常気象の一種かもしれないと密かに危惧しております。ワタクシのようにほぼ内勤の人間はまだいいほうで、外回りメインの方々はさぞ大変だろうと思う次第です。特に、今日のように雨が降る日は余計にそう思います。

ワタクシは朝の通勤時間帯に雨が降っていると、それでなくともスズメの涙ほども持ち合わせていない勤労意欲がますます減退する人種です。昨日も書いたとおり、傘を差すのも嫌いだし濡れるのはもっと嫌いという、雨の日はできれば家から一歩も出たくないヒトなのです。もちろん、それで休暇申請ができるほど世の中は甘くないわけで、本当に不承不承という感じで仕事に出かけております。過去には、せめてレイングッズなりとも明るい色にしてみようと思い立ち、オレンジ色の傘を買ったこともありますが、あまりにもビビッドなオレンジ色だったためにおのれが差す気になれないまま、実家の妹に進呈してしまいました。今は、よく言えばオリーブグリーン、他人様から見ればカーキ色の安物の傘を愛用しております。基本的に、おのれの持ち物にはきれいな色とか明るい色というのはどうしても馴染めないのです。

ある時、おのれの洋服ダンスをつらつら眺めていて、黒、ブラウン、ネイビーブルー、ベージュ、グレーの5色しか色がないことに気づき、それもいかがなものかと思ってしまったことがあります。持っている服に合わせやすいものを買い足しているうちにこーゆーことになっていたのです。確かに、朝から服の色合わせで悩んでいる時間はないので、それはそれで正解ではあるのですが。

色白は七難隠す…のか。

2011-05-22 14:59:03 | …and so on
今日は雨が降るという天気予報どおりに、東京はさっきから結構な雨が降っています。雨が降る前に…と思って昼過ぎに買い物に出かけたのは正解だったようです。ワタクシが外にいる間もぽつぽつ降り始めてはいましたが、傘を差すほどの雨にはならなくて何よりでした。一昨日、同僚女子とこの夏をどう過ごすかという話で盛り上がったのですが、昔と比べると、紫外線対策として日傘を差す人が増えてきました。ワタクシは傘自体があまり好きではないので、雨も降らないのに何故傘を差さなければいけないのかという疑問を持っており、当然、日傘など使う気は全くありません。折からの美白ブームにより紫外線は敵だというのが女子の中では常識になっているので、同僚たちの間でも日傘をいつぐらいから使用するかという話でもちきりになりました。ワタクシは非国民扱いされないように、テキトーに相槌を打っていました。

ワタクシは日傘は使いませんが、代わりにUV対策用の化粧品を顔に塗りたくります。UVカット化粧下地、ファンデーション、お直し用のパウダーなどなどを、3月に入った時点からこれでもかというぐらいに投入しております。ある意味、日傘のほうが安くつくのですが、「紫外線=シミの大敵」である以上致し方ありません。愛読している「美的」にも4月号ぐらいからは美白化粧品に関する能書きで埋め尽くされています。色白は七難隠すという諺があるぐらいですから、日本女性にとっては美白命の風潮は当たり前のことなのかとも思う次第です。ワタクシ自身は30代ぐらいまでは全く美白に頓着しなかったため、今頃になって両頬のシミを隠すのに七転八倒しております。基礎化粧品はリサージホワイトという美白ラインにすべて統一し、週1回はシートマスクをし、それでもコンシーラーなしでは仕事に行けない状態なのです。

もちろん、若かりし頃に無頓着に紫外線を浴びてしまったことが全ての敗因です。これも文字どおりの後悔先に立たずということになります。もともと色黒は母の家系なので、父方の血筋を引いている妹は色が白いのです。せめて、これ以上シミを濃くしないようにと、毎朝毎晩根性を入れているのですが。本当に、色白は七難隠すのでしょうか。とほほ。