雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

20世紀(下巻)。

2009-12-31 13:20:04 | books&magazine
年末をボケーッと過ごしているうちに、2009年もあと11時間を切ってしまいました。明後日には帰京し、4日後からは仕事が始まります。実家でボケーッとしている間にも、時間だけは平等に流れていくもののようです。実家ではこれといってすることがないだろうと思い、本だけは3冊持参していたのですが、それも読み終わりました。特に、橋本治センセイの「20世紀」下巻は、ほとんど3ヶ月近くかかってようやく読了した次第。上巻を読み始めたのは、まだ初秋の頃だったと記憶しているのですが、間にいろいろな本を読んでしまったので、読了するのが遅れに遅れてしまいました。

1901年から2000年までが1年ごとにコラム形式で書かれているのですが、これだけの国内・国外の出来事を調べ上げるだけでも大変だっただろうと感心してしまいます。すでに、近代史として教科書で勉強するような出来事から当時の風俗まで、ありとあらゆることが網羅されています。特に、世界史に疎いワタクシは近代世界史となると全くお手上げだったので、この本でかなり勉強させていただきました。第一次・第二次世界大戦の背景や、戦後の日本人がどうして世界から奇異の目で見られているのかなどなど、橋本センセイ独自の視点ではありますが、わかりやすく解説されている本です。21世紀も10年目に突入しようとしているわけですが、20世紀がどんな100年だったのかをあらためて検証するのには、とてもいい本だと思います。世界史嫌いでも何となく読めてしまうところも素晴らしい。今年最後に読んだ本の中では、かなりためになる本だったなぁと思います。

餅つき。

2009-12-30 14:18:14 | foods&drinks
実家で餅つき機を購入して、20年近く経ったと思います。その前まではご近所にお願いしてお餅をついていただいていたのですが、餅つき機の購入により、実家での餅つきが可能となりました。お正月のお雑煮も昔ほど食べなくなったこともあり、わが実家ではそれほど大量のお餅を必要としなくなりました。ワタクシなども東京でお正月を迎えるときは、お餅すら買わずに済ませてしまいます。おせち料理にしても、黒豆ときんとんだけあればそれでいいやという感じです。1人暮らしが増えるのは、日本の食文化の衰退に一役買っているのかもしれません

コンビニはもちろんのこと、最近ではスーパーも年中無休のところが増えてきたので、昔ほどお正月3が日におせち料理以外は食べるものがないという事態がなくなってきたことも大きいとは思います。それでも田舎ではまだ餅つきの習慣も残っているし、おせち料理もきちんと準備します。古き良き時代の風習は、やはり東京よりは田舎のほうが残っているような気がします。今朝、餅つき機でお餅をつきながら、ふとそんなことを考えました。東京にいると、お餅もスーパーで買うものになってしまいますしね。あるいは、イベントで餅つきなどをやる場合もあるかもしれませんが、それはあくまでもイベントとしか捉えない。そう考えると、機械でではあれ、自宅でお餅をつくのは何となくゼータクなことのようにも思われるのでした。

家庭の問題。

2009-12-29 14:07:15 | …and so on
九州は、今日もいいお天気になりました。北部のほうは寒流(対馬海流)が近いので、東京の方々がイメージされるような暖かい南国という感じではありません。雪も、年に1,2回は積もります。宮崎、鹿児島あたりだと同じ九州でもかなり暖かいとは思いますが。今日から本格的な民族大移動が始まるのかもしれませんが、ワタクシの田舎は、今のところはまだまだ静かなものです。実家にいればいたでいろいろ騒動はありますが、期間限定の居候の身分ではあまりいろんなことに口を出しても仕方なく。

1人暮らしがあまりにも身についてしまったので、他人(家族も含みます)との共同生活は、慣れるまでにかなり苦労しております。やっと慣れたと思った頃には帰京することになるので、結局、共同生活がどういうものかということがあまり身に沁みないのです。1人暮らしのほうが気楽なことは間違いないのですが、実家のもろもろの問題にどこまで口を出したほうがいいのか、出さないほうがいいのかというのは、実家の人間もワタクシ自身も年老いていく中でなかなか難しい問題ではあります。仕事と同じで見て見ぬ振りをしているうちに問題が片付くという類のものではなく、単に問題を先送りしているに過ぎないこともあります。かといって、年に1回帰るかどうかのワタクシのような外野がどこまで口出ししていいのか、なかなか難しい今日この頃ではあります。

来年こそ。

2009-12-28 11:47:04 | …and so on
ワタクシのカイシャは、正式には本日で仕事納めになります。が、今日は休暇を取っている人が圧倒的に多いはずなので、ずいぶん静かな仕事納めになっていると思われます。先週、ワタクシの上司が年末の所長挨拶のために大きな会議室を予約していたのですが、たぶん、会議室がガラガラで寂しくなると思うので、所長室前にいる人を集めればいいじゃんと同僚に言い残してきました。上司も、まさかこんなに人がいなくなるとは想像していなかったと思うので、今日事務所に行ってびっくりしていることと思われます。いるのは幹部だけのような状況だとは思いますが、それもある意味、年末のお決まりの光景ではあります。本来ならば、こんな静かな執務環境で仕事をしない手はないのですが。

年末年始にきちんと休めるカイシャはまだ恵まれているんでしょうね。小売関係だと、コンビニを筆頭として年中無休のところも多いわけで、実は、今が一番忙しいという業種の方々もいらっしゃるのかもしれません。それでも仕事があるだけまだいいという話もあったりするわけですし。この不景気を何とかして欲しいからこそ、政権交代などというドラスティックな出来事があったのでしょうが、どうも、今の与党の歯切れの悪さと連立与党内の不協和音を見ていると、この国がいい方向に向かっているとは思えない。来年こそはいい年に…とは思いますが、マクロでもミクロでもあまりいい材料がありません。せめて静かに、心穏やかにと思う今日この頃ではあります。

満天の星。

2009-12-27 15:21:33 | …and so on
昨日、年末のご挨拶をしてしまいましたが、今日は九州の実家からブログをアップしております。今日の北部九州は、とてもよく晴れています。風が冷たいのが難点ですが、午前中に先祖代々のお墓参りに行ったときも、それほど厚着をしなくても大丈夫でした。やっぱり東京と違い空気が澄んでいるなぁというのが第一印象です。東京だと、どんなによく晴れていても空気が澄んでいるという感じはしないのですが、こちらは空がとてもきれいで、今の時期は、夜には満天の星が眺められます。もっとも、どんなに星がきれいに輝いているにせよ、近視で乱視で老眼のワタクシには1つの星が5倍ぐらい大きく見えてしまうので、となりの星同士の区別が全くつかないわけではありますが

ワタクシの実家は本当に何もない田舎にありますが、家族によると、やはり昨日ぐらいから車の交通量が増えてきているとのこと。高速道路のETC割引は年明けにならないと始まらないらしいですが、一家揃って飛行機で帰省するなどということになると信じられないぐらいのお金がかかります。少しでも旅費を安くするために、車で帰省する方が増えているのかもしれません。航空各社(特にJALとANA)は、少しは危機感を持って運賃設定をしていただきたいものです。お正月に親子4人が飛行機で帰省しようとすると、信じられないような出費になるのです。贈与税6億円也をぽんと支払うことができるどこかの国のお坊ちゃま首相には、庶民の実家への帰省などという、ささやかな望みのことなど訴えても仕方ないのかもしれませんが。

いってきます。

2009-12-26 11:10:22 | …and so on
そろそろ帰省の準備を始めることにします。

こちらに帰ってくるのは1月2日の予定です。実家のPCからも、できるだけブログをアップしたいとは思っていますが、なにぶん、自分のPCではないので、できない場合もあると思います。

皆さま、よいお年をお迎えくださいませ。来年も(来年こそ?)素晴らしい1年になりますように。

それでは、いってきます

仕事納め。

2009-12-25 22:54:50 | works
カイロプラクティックの予約時間に間に合うぎりぎりまで仕事をして、何とか今年の仕事納めにこぎつけました。とはいっても、仕事が納まってしまったわけでは全然なく、事務所のPCのガジェットの付箋には、年明け早々至急でやらなければならない仕事をこれでもかというぐらい書いてきました。自分で書きながらかなりというか相当げんなりする量ではありました。どうせ実家に帰ると仕事のことなど忘れてしまうに相違なく、1月4日に事務所のPCを開いた途端あの付箋が目に飛び込んでくるのかと思うと、我ながらさぞかしショッキングな光景だろうと想像しております。それに、1月4日の事務所は建物自体が冷え切ってしまっているので、冗談抜きでがたがた震えながら仕事をする羽目になります。空調の設定温度をどれだけ上げても建物が一向に温まらないのです。今年の仕事始めも、同僚女子は湯たんぽ持参だったのを思い出しました。今は、電子レンジで温めるお手軽湯たんぽもありますね。ワタクシは、背中と靴底にカイロを貼り付けて出社する所存にて。

うちのカイシャの仕事納めは本来的には28日なのですが、今年の年末年始の休暇はカレンダーの並びが悪いので、事務所の3分の2ぐらいの人々が28日に休暇を入れていた模様。とにもかくにも1日休暇を取れば何とか9連休になるわけです。なので、来週の月曜日に事務所に出社するのは、偉い方々と、休暇を使い果たして休むに休めない方々だけということになりそうです。ワタクシのように休暇が余ってしまっているような人間はまず出社しない。開店休業状態も甚だしいと思われます。ワタクシのセクションでも15人中10人が休暇を申請していたので、まともな仕事になるわけはないのです。出てくるのは、立場上仕方ないワタクシの上司(その代わり昨日、今日と休んでいるし)と、本当に1日の休暇も余っていないような方々4人のみということになります。ワタクシの上司は偉い方々のお付き合いをしなければならないので、可哀想ではあるけれど仕方ない。あとの4人は休暇が残っていないので、休みたくても休めないわけです。普段、精一杯休んでいるのだから、こーゆー時ぐらいは電話番よろしくと思わないでもなく。ワタクシは、明日の夕方には機上の人です。あとは野となれ山となれ…ではあります。

できることから。

2009-12-24 20:58:49 | works
今日の東京は比較的暖かくなり、先週の寒さを考えると、ひょっとしたらホワイト・クリスマスもありかなぁと思っていた方々には、ちょっと残念な結果になってしまいました。ワタクシ自身は、クリスマスイブの雰囲気とは程遠い事務所で、後ろの窓を振り返る余裕すらなく、ひたすら資料作りに励んでおりました。個人的には、あさっての夕方には馬鹿高い運賃を払った飛行機に乗って、九州の実家に帰り着いているはずなのです。本当かよと自分で自分にツッコミを入れたくなる惨状なのですが、どうやら本当らしい。明日1日で年内の懸案事項を片付けなければならないのですが、一つの懸案案件はどう足掻いても片付きそうにないことが判明し、どうやら年越しになりそうです。自分が頑張って何とかなることならば何とかしたいのですが、相手のあることだけは如何ともし難い。おのれの休暇予定も計算に入れた上で、1ヶ月以上前から締切期限を明日の午前中に設定したのに、相手が今日から長期休暇に入ってしまったらしく、処理不能の案件が出てきたわけです。

ワタクシとしては、その案件が年越しになろうが一切問題ないのですが、困るのは、実はその相手方のほうだったりするんですけどね。念には念を入れて、お知らせメールを送信する時に、年末に休暇を取る方は余裕を持って処理してくださいとまで書いたのだから、これ以上は手の施しようもないし。監査部門様に提出する事前資料は、22日のうちに上司にチェックを入れてもらったので、今日の午後から上司がいなくなってもさほど困らずに済んだのは何よりでした。ともあれ、泣いても笑っても明日1日でやれることというのはおのずから決まってきます。できることはなるべく今年のうちにと心がけてはみましたが、積み残しになる作業があるのも事実です。あれもこれも完璧にできるほど、ワタクシは優秀な人間ではないわけで、与えられた時間と条件の中で自分の最善を尽くすしか手はありません。昔だったらできなかったことにばかり気を取られて落ち込んだと思うのですが、年とともに少しはふてぶてしくなり、完璧ではないけどここまでできたから、まあ良しとしようと思えるようになりました。無論、そう思える程度には頑張っていることが前提にはなります。あと1日、とにかく最善を尽くして仕事納めにしようと思う今日この頃ではあります。

働けど働けど…。

2009-12-23 15:12:58 | …and so on
お昼前から買い物に出かけたのですが、タートルネックセーターにダウンコートといういでたちでは汗をかいてしまう日和となりました。これも天皇陛下のご人徳の賜物かもしれません。亡くなった父の自慢の一つは、天皇陛下と同年同月同日生まれだということでした。亡くなった人の年を数えても仕方ないのですが、父が存命ならば76歳の誕生日だったんだなぁと、ミョーな感慨に耽ってしまう日ではあります。だからというわけではないのですが、天皇陛下にはいつまでもお元気にお過ごしいただきたいものだと思います。変な政治家センセイたちに対しても言いたいこともおありなのではないかと思われます。が、それは一切口に出さず、ひたすら国民の健康と平和を祈願されるお姿を、当の政治家センセイたちには是非見習っていただきたいものです。お坊ちゃま首相も陰の実力者なるおぢさんや、連立していなければただの極小政党のおぢさん・オバサンのほうばかり見るのではなく、お側近くで拝見することも多いであろう陛下の国民を思う姿勢に襟を正していただきたい。

某与党も公約違反だ何だかんだとニュースで叩かれていますが、そもそも、できもしない公約であることは選挙前から分かっていたわけで、口先だけの甘い言葉に騙されたと失望する方もする方だと思います。子ども手当一つとっても、毎年5兆円規模の財源確保など、税収の伸びが全く期待できないこのご時勢に出来るわけないじゃんと思って眺めていたワタクシ。どうせ最後は子どものいない、取れそうな人間から取れるだけ取ってやろうということになるのは、初めから分かっていたことではあります。ワタクシたちのように、公明正大に税金を取りやすいサラリーマン・OLは、それこそ有無も言わさずお給料から天引きされているのです。ついでに言うと、もらえるはずもない年金のための掛け金も、お給料からゴソッと天引きされる。給料明細を見るたびに、どうしてこんなに手取りが少ないのかと嘆いているわけですが、ワタクシたちのように強制徴収される種族は、ほとんど文句も言わないで黙々と天引きに甘んじているのです。お金がなければお母さんからお小遣いがもらえるどこかの国の首相とは身分が違います。石川啄木の気持ちがよく分かる昨今ではあります。

めざましテレビ。

2009-12-22 20:45:17 | tv&movie
最近の天気予報はかなりよく当たります。今日はわりと暖かくなるという予報どおり、昨日までの底冷えしそうな寒さは小休止に入ったみたいです。北側の大きな窓に背を向けて仕事をしているワタクシは、後ろに広がっているであろう青空に目をやる余裕など全くなく、ひたすらPCを睨み続ける日々ではあります。もちろん、睨んでいるだけで仕事が片づくなら1日中睨んでいてもストレスは溜まりませんが、あちこちの資料を引っ張り出し、どの資料なら監査部門様に見せても大丈夫か、見せないで済むものなら見せない方がいいかなどなど、一応いろいろ考えながらコピペしたり数字を作ったりしているうちに1日があっという間に過ぎてしまいます。今朝、通勤電車の車窓から久しぶりにきれいな富士山を見ることができてラッキーだったのですが、いったん事務所の中に入ってしまうと、富士山を見たことなどきれいさっぱり忘れてしまっておりました。今日は、そういえば午前中に西新宿まで行ったんだった…などということすら忘れてしまう日々が続いております。

自慢ではありませんが、ワタクシがこれだけ真剣に資料を作る姿など滅多にお目にかかれるものではありません。そういう意味では、今のワタクシのセクションの方々は、ワタクシの本当に貴重な姿を目にしているわけです。最近、本当に暇がなくて新聞社の各Webサイトを覗きにいく時間すらない。なので、ここ10日間ぐらいのワタクシの情報源は、朝の時計代わりの「めざましテレビ」ぐらいなものなのです。バタバタしている朝の時間帯のことゆえ、TVを見るという感じではなく、伊藤アナウンサー、高島アナウンサーの読み上げるニュースを聞いているだけといったほうが正確ではあります。それでも、必要最低限の世の中の動きは何となく分かるから、「めざましテレビ」も捨てたものではありません。世の中の動きを知りたいのなら本当はNHKのほうがいいのかもしれませんが、すでにこのコーナーが終わるまでに顔を作るとか着替えるといった習慣が身についているので、おいそれと他のチャンネルに変えるわけにはいきません。なにせワタクシなどは、朝は1分単位で動いているのです。それに、大塚キャスターと同じ天秤座のワタクシ、星占いカウントダウンでは良くも悪くも天秤座は必ず読み上げられるのです。これって、結構ポイント高いかも…なのです。