友人を誘ってお煎茶席へ
場所は京都の宇治に近い、「黄檗山 萬福寺」というところで、お煎茶には大変縁の深い場所です
http://www.obakusan.or.jp/
萬福寺HP
今年は8つの流派がお席を設けられていて、お客はそのうち3席を選んで自由に回ることができます
① 美風流
② 二條流
③ 雲井流
④ 黄檗売茶流
⑤ 瑞芽庵流
⑥ 小笠原流
⑦ 一茶庵流
⑧ 方円流
みなさまならどのお席を選びますか?
私は、以下のような理由で選択
① 美風流 … 個性的なお家元らしい
② 二條流 … 経験あるかも
③ 雲井流 … 全く知らない
④ 黄檗売茶流… いつでも行ける
⑤ 瑞芽庵流 … 経験あり
⑥ 小笠原流 … わりといつでも行ける
⑦ 一茶庵流 … 友人希望
⑧ 方円流 … いつでも行けるし、経験あり
入山しますと、開始時間前にもかかわらず、もうお茶席が始まっていました
こちらは小笠原流
小笠原流はすぐにわかりますね
華やかです
こういう飾りって、お煎茶の楽しいところですね
黄檗売茶流
私たちのお目当ては、もっと奥
私たちの1席目
東方丈にて一茶庵流
こちらでは田んぼの中でのお席をイメージされたそうですよ
待合の掛け物も、稲刈りとカラスの画でした
掛け物は、お家元のおじい様と、どなたかの合作で、月にちなんだ七言絶句
月見の茶会ですからね
次のお席へ移動
渡り廊下からは雲井流の様子が拝見できました
2席目に選んだのは二條流
西方丈
今回は3席ともなかなかお席取りが上手くいって(笑)、ベストポジションでした
お抹茶みたいに席取りがあまりうるさくないので気楽に好きな席に座れます
席主からも「好きな場所にお座りください」と言っていただけるし、お抹茶みたいに「どなたか、お正客をお願いします!!
」なんて面倒なやり取りがない(笑)
だんだん暮れてきて、明かりが灯りはじます
最後は美風流
個性的なお家元とのことで、ある意味楽しみ
有声軒
こちらのお茶席の設えが一番好みでした
(一番よい場所でされていたので、それもあるかもしれませんが)
テーマは文人の交わり(掛け物も君子の交わりを意味するものでした)
お床にあるお飾りは、芭蕉の葉のうえに文具を飾ってあり、お庭には芭蕉と青桐が植えてある
こういうお庭は文人のお庭の典型的なものだそうな
このお茶席、、素敵
お家元のお話もとても楽しくて、もっと聞いていたいな…と思えるもの
個性的と聞いていたお家元は、ロン毛の男性でしたが、とても良い人そう(笑)
お茶も、大きな声では言えませんが、こちらのお茶が一番美味しかったです
着物は人形作家のジュサブローの着物
帯は先日も登場したウサギとススキと月の帯(大活躍)
帯揚げはグリーン系ですが、紫と緑は意外と合います
一度合わせてみてくださいね
山沿いだし、お天気を心配して、ちょっとした雨なら平気な塵除け
帰宅して、肉じゃが作っているころに降り始めました
ぎりぎり雨にはあわず、助かりました
撥水加工されたロングの薄手の塵除けは、一つ持っていたら、非常に重宝しますよ
ただし、裾を踏まないように気をつけてくださいね
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