クオーター・マルチの歴史を語る上で忘れてはいけないのは、やはりHONDA RC16シリーズですね~
もちろん僕の生まれる前のお話(笑)、だから内容は各種資料を見て書いてます。
スタートのRC160から既に4気筒、最終的にはRC165/166の6気筒まで。(ちなみに50ccは2気筒、125ccは5気筒まであった)
まだMV代表される欧州メーカーが強かった時代。HONDAさんが勝つためのマシン作りに力を入れてくれた事が国内メーカーの隆盛を呼んだと思いますね。
この時代の工業製品技術革新は凄いですね~
RC160(1959年) 最高出力35ps/14000rpm
当時バイクの性能(メーカーの力量)を計る登竜門的な存在だったマン島TT、初挑戦するために開発されたマシン。
125cc2気筒のRC141のエンジンを並列に並べた様な構造で、カム駆動にベベルギアを採用したDOHC4バルブ。実際はマン島TTには参加しなかったが、浅間火山レースでは上位を独占。(写真はその浅間型かな?)
RC161(1960年) 最高出力38ps/14000rpm
世界GP参戦用に開発されたマシン。RC160から大幅に発展したエンジンは前傾35度シリンダーを採用したスパーギア駆動のカムギアトレインDOHC。RCレーサーの原型とも言う様なデザインになっていますね。
常勝MVには敵わなかったモノの田中健二郎さんが日本人初の3位表彰台に立っています。
RC162(1961年) 最高出力45ps(以上)/14000rpm
RC161から全面的に設計を見直し、フレームはオーソドックスなダイヤモンドからバックボーンへ移行。
西ドイツ・ホッケンハイムGPでは高橋国光さん(4輪のレースで馴染みがある方も多いでしょう)が日本人として初優勝を上げます。HONDAはこのマシンで快進撃を続け、マイク・ヘイルウッド(ドカのM・Hレプリカの人)がタイトルを獲得。上位5位までHONDAが独占しました。
イラストは国光さんのゼッケン100ですね~
RC163(1962年) 最高出力46ps(以上)/14,000rpm
RC162からの発展系、62年には250ccクラス出場9戦全勝(アルゼンチンGP不参加)という快挙を達成したマシン。このクラスのHONDAの常勝期を支え、安定した結果を残したみたいですね。
RC164/2RC164(1963年~1964年) 最高出力46ps(以上)/14,000rpm
63年はJ・レッドマンさんらの活躍でこの年も250ccタイトルを奪取するも、最終戦までタイトル争いを続けたのがT.プロピーニさんのモト・モリーニ単気筒であった事は皮肉な感じですね。
この年の日本GPでSUZUKIのE・デグナーが転唐オたのがデグナーカーブの名前の由来。
64年はこの辺りから猛追して来たYAMAHA 2stマシンRD56に対向すべくシーズン中にパワーアップ版2RC164を投入するも、タイトルは失ってしまいます。
11戦目には先行開発の世界初250cc・6気筒エンジンを搭載した3RC164も走らせ、最終日本GPではRC165で6気筒初勝利を挙げます。
RC165(1964年~1965年) 最高出力54ps/17,500rpm
前年最終戦で勝利を挙げるも、65シーズンはYAMAHAの独壇場。RD56の熟成と新型RD05の投入。HONDAの4st多気筒・高出力化が2stの進化を呼んだカタチとなるのでしょうか?
RC166(1966年~1967年) 最高出力60ps/18500rpm
基本設計こそ165からの発展系となっているが、各部が見直され、チタンやマグネシウムなどを多用した計量化が計られる。
66年シーズンはMVからHONDAに戻ったM・ヘイルウッドさんのライディングで出場10戦全勝という好成績を残し、タイトルを奪還する。
HONDA第一期WGP最終年となる67年シーズンは熟成が進んだRD05との死闘を制し、M・ヘイルウッド氏がタイトルを取り、有終の美を飾ったカタチになりました。
(僕は166と同い年(爆
HONDAさんが世界GPの世界に参戦を目指し始めたのが1957年の事だそうです。まだ日本製オートバイなんて世界では全く知られてなかった時代ですね。
その数年後には表彰台にまで上れるマシンを作り上げてしまった、当時のHONDA技術陣の情熱と技術力には驚かされます。
余談ですがHONDAをGP撤退に追い込んだと言うべき(?)マシン「YAMAHA RD05」実はこのマシンも嫌いじゃない!
65年にデビュー、2st2軸V型4気筒・ロータリーバルブ。
当初こそ振るわなかったものの、67年シーズンには軽量化されたRD05Aを投入。68年にはタイトルを奪取しています。最高出力70ps以上
たぶん、僕と同じ世代の人はこのエンジンみて「80~90年代のGP500とまるっきり一緒じゃん!」って思うでしょうね(笑
あまり成績は残してませんがSUZUKI RZ63なんてスクエア4エンジンもあったんですよ。
(実際には走らなかったけどSUZUKIさんには50cc2st・V型3気筒なんてのも有ったらしい
当時のGPレーサーは7段変速、8段変速なんかあったみたい。50ccに至っては14段変速なんてのも有ったらしいっす。乗りにくかったでしょうな~
もちろん僕の生まれる前のお話(笑)、だから内容は各種資料を見て書いてます。
スタートのRC160から既に4気筒、最終的にはRC165/166の6気筒まで。(ちなみに50ccは2気筒、125ccは5気筒まであった)
まだMV代表される欧州メーカーが強かった時代。HONDAさんが勝つためのマシン作りに力を入れてくれた事が国内メーカーの隆盛を呼んだと思いますね。
この時代の工業製品技術革新は凄いですね~
RC160(1959年) 最高出力35ps/14000rpm
当時バイクの性能(メーカーの力量)を計る登竜門的な存在だったマン島TT、初挑戦するために開発されたマシン。
125cc2気筒のRC141のエンジンを並列に並べた様な構造で、カム駆動にベベルギアを採用したDOHC4バルブ。実際はマン島TTには参加しなかったが、浅間火山レースでは上位を独占。(写真はその浅間型かな?)
RC161(1960年) 最高出力38ps/14000rpm
世界GP参戦用に開発されたマシン。RC160から大幅に発展したエンジンは前傾35度シリンダーを採用したスパーギア駆動のカムギアトレインDOHC。RCレーサーの原型とも言う様なデザインになっていますね。
常勝MVには敵わなかったモノの田中健二郎さんが日本人初の3位表彰台に立っています。
RC162(1961年) 最高出力45ps(以上)/14000rpm
RC161から全面的に設計を見直し、フレームはオーソドックスなダイヤモンドからバックボーンへ移行。
西ドイツ・ホッケンハイムGPでは高橋国光さん(4輪のレースで馴染みがある方も多いでしょう)が日本人として初優勝を上げます。HONDAはこのマシンで快進撃を続け、マイク・ヘイルウッド(ドカのM・Hレプリカの人)がタイトルを獲得。上位5位までHONDAが独占しました。
イラストは国光さんのゼッケン100ですね~
RC163(1962年) 最高出力46ps(以上)/14,000rpm
RC162からの発展系、62年には250ccクラス出場9戦全勝(アルゼンチンGP不参加)という快挙を達成したマシン。このクラスのHONDAの常勝期を支え、安定した結果を残したみたいですね。
RC164/2RC164(1963年~1964年) 最高出力46ps(以上)/14,000rpm
63年はJ・レッドマンさんらの活躍でこの年も250ccタイトルを奪取するも、最終戦までタイトル争いを続けたのがT.プロピーニさんのモト・モリーニ単気筒であった事は皮肉な感じですね。
この年の日本GPでSUZUKIのE・デグナーが転唐オたのがデグナーカーブの名前の由来。
64年はこの辺りから猛追して来たYAMAHA 2stマシンRD56に対向すべくシーズン中にパワーアップ版2RC164を投入するも、タイトルは失ってしまいます。
11戦目には先行開発の世界初250cc・6気筒エンジンを搭載した3RC164も走らせ、最終日本GPではRC165で6気筒初勝利を挙げます。
RC165(1964年~1965年) 最高出力54ps/17,500rpm
前年最終戦で勝利を挙げるも、65シーズンはYAMAHAの独壇場。RD56の熟成と新型RD05の投入。HONDAの4st多気筒・高出力化が2stの進化を呼んだカタチとなるのでしょうか?
RC166(1966年~1967年) 最高出力60ps/18500rpm
基本設計こそ165からの発展系となっているが、各部が見直され、チタンやマグネシウムなどを多用した計量化が計られる。
66年シーズンはMVからHONDAに戻ったM・ヘイルウッドさんのライディングで出場10戦全勝という好成績を残し、タイトルを奪還する。
HONDA第一期WGP最終年となる67年シーズンは熟成が進んだRD05との死闘を制し、M・ヘイルウッド氏がタイトルを取り、有終の美を飾ったカタチになりました。
(僕は166と同い年(爆
HONDAさんが世界GPの世界に参戦を目指し始めたのが1957年の事だそうです。まだ日本製オートバイなんて世界では全く知られてなかった時代ですね。
その数年後には表彰台にまで上れるマシンを作り上げてしまった、当時のHONDA技術陣の情熱と技術力には驚かされます。
余談ですがHONDAをGP撤退に追い込んだと言うべき(?)マシン「YAMAHA RD05」実はこのマシンも嫌いじゃない!
65年にデビュー、2st2軸V型4気筒・ロータリーバルブ。
当初こそ振るわなかったものの、67年シーズンには軽量化されたRD05Aを投入。68年にはタイトルを奪取しています。最高出力70ps以上
たぶん、僕と同じ世代の人はこのエンジンみて「80~90年代のGP500とまるっきり一緒じゃん!」って思うでしょうね(笑
あまり成績は残してませんがSUZUKI RZ63なんてスクエア4エンジンもあったんですよ。
(実際には走らなかったけどSUZUKIさんには50cc2st・V型3気筒なんてのも有ったらしい
当時のGPレーサーは7段変速、8段変速なんかあったみたい。50ccに至っては14段変速なんてのも有ったらしいっす。乗りにくかったでしょうな~
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