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南お向かいに少し離れて、大平山が低く連なって
横たわっているが、大平山の輪郭や姿が黄砂で暈けて見える。
春は遥か中国から黄砂が偏西風に乗って
日本に降ってくるが、「かき集めたら山になるなぁ」と
夫が言った、なるほど。
俳句では、黄砂を「よな」とも言う。
30代半ばで心身を酷使して、入院した日が
4月9日だった。肝機能が極端に落ちてしまったのだ。
60日も注射ばかりしていた。
入院の時、今は無い近所の診療所のドクターに
「何処の病院に入院したいですか?」と聞かれ
一番近いK病院へと。
診療所の玄関から到着までの6~7分間
横たわった窓から見上げた空は、こんな春の空で
車がガタガタ揺れる度、私の肝臓に少々堪えた。
この病気の経験は大変ショッキングなものだったが
人生何が起きるか分からないという
いい勉強になったと思う。
その後3年程して、また思いがけない病魔に出合った。
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