


以前ネット句会なるものに初めて入会し、5ヶ月ほど経って
新しい方が2名加わり、その内の1名の方のお世話を上から任された
ミコちゃんは、実力も無いのに一歩先輩ということで、「どうぞ宜しく」
とメールを送りました。すると、折り返しお返事が届き「小生以前から俳句が
好きで、他人様の句も時には読み、たまには自分で指折ったりもして
おりましたが、結社等に属したこともなく、もちろん指導を頂いたこともなく、
『超』初心者です。ネットでの選句基準のようなものを見ても、
中には理解できないところもある程度の者です。
どうかお見捨てなくよろしくお願い申し上げます」と
いう内容で、とても真面目で前向きな内容でした。

非常に勉強熱心な方で、ミコちゃんの方が教えられることが多かったのです。
少し経って、主宰の発表された「特別作品5句」について、この方が感想や質問を
MLされた為、逆鱗に触れてしまったらしく、即刻退会を迫られてしまいました。
辞められる時は劇的で、残りたくても残れずのシビアなものでした。
ミコちゃんの力不足で執成しの勇気がなかったことが、とても心残りでした。
共に机につくことはなく、お茶や食事もしないネット句会の不安定さ、
単刀直入ぶりを初めて知ることとなったのでした。
募集中なら、無料でとても簡単に入会できるネット句会が沢山あり、
有意義な勉強が自宅にいながらできるネット句会。
顔と顔を合わすことの無いあっさりとした句会は、長所でありまた
短所でもありますね。淡雪のごとく消え去り易いようです。

所属していたネット句会は、今はもうありませんが、良い勉強に
なりました。そして、あの熱心な四国の方は今もどこかのネット
句会で頑張っていらっしゃるのかしらと、4年前をふと懐かしく思い出しました。