先日、恒例のマリーンズ反省会をしました。今年はそのときまでに、わずか30しか勝っていない負けはその倍。もう最悪。去年との違いは、デスパイネの退団と角中の絶不調。まあこれだけでも大きいのでしうね。最大の問題点は、ここ数年でレギュラーを取ったのは、角中と鈴木のみ。他はいろいろいますが、一軍半の選手ばかり。毎日のようにオーダーも守備も変わる。これでは勝てないです。やはり、これは監督の責任ですかねえ。親会社も問題ありますよねえ。来季に向けて、しっかり対応策を考えないと、長期低迷になりますよ。ほんと。頼みますよ。
ということで、今回はモーツァルト。先日三宮のタワーさんに行きました。すると、DGのBOXものの安売りをしていました。その中に、ジェームス・レヴァインとVPOによるモーツァルトの交響曲全集(11CD)がありました。税抜きで3990円。これは以前から欲しかったので、他に買いたいものがあったのですが、やめて買いました。1984-1990年、ウィーンのムジークフェラインで録音されたもの。ちょうど、バブル全盛のころでありました。私は就職結婚をして子どもだできたころ。まだ、人生に夢や希望もありました(笑)…。それで、ベートーヴェンなどとは異なり、モーツァルトの全集となると、それほどあるわけではないのです。ベーム、マリナー、ホッグウッド、テイトetc。もちろんVPOとのものとなれば、レヴァインのみ。以前に取り上げたときにも触れましたが、1991年の没後200年にあわせての企画。当時の気鋭のレヴァインに白羽の矢があたり、この全集となりました。
この人、1980~2000年あたりの30代半ばから50代半ばあたりが一番活躍のときだったようですね。バイロイトにも常連でしたし、メットに加えてMPOやボストン響の音楽監督など、CDもDGからボンボン発売される。それはもう飛ぶ鳥を落とす勢いだったでしょう。その後、ケガや病があって現在の状況になったようです。現在は、70才半ばということですが、末永く活躍してほしいものですねえ。
それで、レヴァインのモーツァルトですが、やはりVPOとの演奏であることが最も重要ですねえ。今回は、交響曲第40番ト短調K.550であります。1989年6月ウィーンでの録音。この全集では最後の方になりますね。レヴァインは、この曲については、の1981年にシカゴ響との録音もあります。そっちの方は未聴で不明です。しかし、このVPOとの録音については、専らこのVPOの美音を存分に駆使し、そのよさを最大限に発揮しています。以前に、25番を取り上げましたが、それと後期の曲になると…、と不安と疑問もあったのですが、いやいやどうしてどうして、この40番でも、同様でVPOの魅力満載の演奏になっております。それを最大限に発揮しているところがこの演奏の凄さでしょうかねえ。
確かに、この40番となれば、特別な思いを持って聴こうとするところもあるのですが、そう思って聴くと少々つらいかもしれません。そんなことを期待する演奏ではないです。ただ、第1楽章冒頭からVPOの魅力爆発です。滑らかで艶っぽく、甘美な弦がかのテーマを奏すると、目前に鮮やかなモーツァルトの世界が広がっていきます。レヴァインの指揮もそういったVPOの魅力を上手く引き出している。その魅力が一層高まるのが第2楽章。ここでの弦の音色がもう絶品。これほど美しいモーツァルトもないな、と思ってしまう。ただ、明るいところが微妙。この曲の本質的な理解とは多少外れた趣かな、と感じるが、そんなことはどうでもいい。とにかく美しい。VPOすごいのです。第3楽章メヌエット。弦だけではなく、木管やホルンもいい。一糸乱れるメヌエット。そして第4楽章。室内楽的に小回りがききつつ、軽快さに加えて、VPOの心地よい響きにうっとりさせられる。いろんな情感はさておき、モーツァルトを純粋に楽しむ。モーツァルトはほんとうにいい!
しかし、本当にマリーンズ、真剣に強化策を考えないと、長期低迷になりかねません。しっかり、球団経営をしてもらいたいものであります。ホント頼みますよ。
(DG COLLECTORS 4794195 2015年 輸入盤)
ということで、今回はモーツァルト。先日三宮のタワーさんに行きました。すると、DGのBOXものの安売りをしていました。その中に、ジェームス・レヴァインとVPOによるモーツァルトの交響曲全集(11CD)がありました。税抜きで3990円。これは以前から欲しかったので、他に買いたいものがあったのですが、やめて買いました。1984-1990年、ウィーンのムジークフェラインで録音されたもの。ちょうど、バブル全盛のころでありました。私は就職結婚をして子どもだできたころ。まだ、人生に夢や希望もありました(笑)…。それで、ベートーヴェンなどとは異なり、モーツァルトの全集となると、それほどあるわけではないのです。ベーム、マリナー、ホッグウッド、テイトetc。もちろんVPOとのものとなれば、レヴァインのみ。以前に取り上げたときにも触れましたが、1991年の没後200年にあわせての企画。当時の気鋭のレヴァインに白羽の矢があたり、この全集となりました。
この人、1980~2000年あたりの30代半ばから50代半ばあたりが一番活躍のときだったようですね。バイロイトにも常連でしたし、メットに加えてMPOやボストン響の音楽監督など、CDもDGからボンボン発売される。それはもう飛ぶ鳥を落とす勢いだったでしょう。その後、ケガや病があって現在の状況になったようです。現在は、70才半ばということですが、末永く活躍してほしいものですねえ。
それで、レヴァインのモーツァルトですが、やはりVPOとの演奏であることが最も重要ですねえ。今回は、交響曲第40番ト短調K.550であります。1989年6月ウィーンでの録音。この全集では最後の方になりますね。レヴァインは、この曲については、の1981年にシカゴ響との録音もあります。そっちの方は未聴で不明です。しかし、このVPOとの録音については、専らこのVPOの美音を存分に駆使し、そのよさを最大限に発揮しています。以前に、25番を取り上げましたが、それと後期の曲になると…、と不安と疑問もあったのですが、いやいやどうしてどうして、この40番でも、同様でVPOの魅力満載の演奏になっております。それを最大限に発揮しているところがこの演奏の凄さでしょうかねえ。
確かに、この40番となれば、特別な思いを持って聴こうとするところもあるのですが、そう思って聴くと少々つらいかもしれません。そんなことを期待する演奏ではないです。ただ、第1楽章冒頭からVPOの魅力爆発です。滑らかで艶っぽく、甘美な弦がかのテーマを奏すると、目前に鮮やかなモーツァルトの世界が広がっていきます。レヴァインの指揮もそういったVPOの魅力を上手く引き出している。その魅力が一層高まるのが第2楽章。ここでの弦の音色がもう絶品。これほど美しいモーツァルトもないな、と思ってしまう。ただ、明るいところが微妙。この曲の本質的な理解とは多少外れた趣かな、と感じるが、そんなことはどうでもいい。とにかく美しい。VPOすごいのです。第3楽章メヌエット。弦だけではなく、木管やホルンもいい。一糸乱れるメヌエット。そして第4楽章。室内楽的に小回りがききつつ、軽快さに加えて、VPOの心地よい響きにうっとりさせられる。いろんな情感はさておき、モーツァルトを純粋に楽しむ。モーツァルトはほんとうにいい!
しかし、本当にマリーンズ、真剣に強化策を考えないと、長期低迷になりかねません。しっかり、球団経営をしてもらいたいものであります。ホント頼みますよ。
(DG COLLECTORS 4794195 2015年 輸入盤)
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