民宿本間のブログ

世界自然遺産知床羅臼から情報発信 

又来るデ・・・・

2009-07-13 21:58:58 | Weblog
ゆっくり朝食を食べて、お父さんお母さん又来るデと言って次の
移動地へ向かった~~~前回は一泊だったが、今回は体が大
変疲れてる様子に連泊をしていった~~~此の次も二人で元気
にお父さんお母さんと言って来てくれる事を心から祈っている。

私達を慕ってきてくれるお客さんも沢山降りますが、色んな出会
いと別れが沢山あり、次回再会できる事を祈りながら、お客さん
が何時までも元気でいてくれることを絶えず祈っている。
そんな中10年もの間何度と訪れてくれた方が4日に亡くなった
との訃報が入ってきた~~~民宿を開業した年の7月19日その
方が尋ねてきた「今日は休みですか、今晩泊めてもらえますか」
私は始めの出会いを決して忘れない。
「いいえ休みではありませんが」「それじゃ今夜泊めてください」
その方は少々からだが不自由だったが、何とか自分の事は出来て
私達の手を煩わす事もなかった。

次の日根室へ行く事にして休んだが、朝になると雨で移動は出来
なかった、又次の日に晴れたらと言いながら休むが21日は朝か
ら大雨であった、
彼は諦め、腰をすえて居座りやっと4日目に移動する事が出来た。
それから8日目に、突然電話が来た「お母さん明日家内と息子を
連れて行くので部屋は空いているかな」「空いておりますよ」
「それじゃ明日の夜にね」「はあ・・・」どうしたんだろう・・・先日帰っ
たばかりなのに~~~「来れば分かる」夕方奥さんと御子息と一
緒に見えたが話を聞いて吃驚した。
丸木舟の演奏を聴いているうちに体の調子が悪くなり、意識が
なくなってしまったと言う事である、病院に担ぎ込まれて7日入院
していたと言うが、奥さんと息子さんは家に連絡が入り直ぐに飛ん
できたと言う、
自分が食べた美味しいメンメを家族に食べさせたくって戻って来て
くれた。
そんな事があってから1年に2度ずつも訪れてくれたが、遂に帰らぬ
人になってしまった、心より御冥福を祈っております。
近々羅臼の民宿へ行ってこようと話していた矢先の事だったと聞いて、
とても残念に思っております。
最後に一目でも会いたかったと残念でなりません、何時も来る度に
仕事の事、体の事と心配ばかりして下さったのに、幾等面打ても何
もしてやれなかった事、心に思っていても線香の一本も挙げてやれ
なくって、知らせの来る前に如何しているだろうと思ったのがせめ
てもの知らせだったんだろうか・??どうぞ安らかにお休み下さい。