どこかのだれかの日記

主に岡山と兵庫の鉱山や廃墟、遺構、坑道探索と雑記。

ジムニーJB23 K6Aヘッド整備その2

2018-10-09 12:54:43 | ジムニー JB23
前回ヘッド降ろす所まで作業しましたのでその続き。
先にエンジンからピストンだけ抜いて、ヘッドとピストンを洗浄剤に漬けて放置。

その間にバルブだけ掃除しておく。
バルブは小さいのでボール盤に噛ませてペーパー磨きました。

で、今回バラして消耗している部分がありました。

写真は1、2、3の順番ですが、小の上メタルが全て剥離していました。
1番が特にヒドクて赤が出てしまってて今回エンジンを開けてよかった。

仕事でもモノタロウの洗浄剤使っていますが、これ強烈でオススメです。
とても漬け置きなどできないくらい洗浄力があります。

10分くらい漬けた後に、軽く掃除しただけでこの汚れの取れ具合。
必ず水洗いして洗浄液を綺麗に洗い流した後にエアーで水分飛ばし、洗い油などで防錆処理しましょう。
オイルパン、チェーンカバーやバルブスプリング、カム、キャップその他諸々も掃除します。
チェーンカバーにはオイルポンプのトロコイドがついていますから給油口から油入れてトロコイドに油を行き渡らせるのを忘れないように。

今回の交換部品。
消耗品は変えていきます。
部品は近くのスズキで注文しました、エンジン内の部品は2万いかないくらいでした。
純正品以外はモノタロウなどで注文した品です。


ヘッド組まないと進まないのでヘッドを組んでいきます。


座を入れた後にステムシール入れて行きます。
ステムが小さいので入れるのが楽すぎる(゚Д゚)
今回ステムは社外品使いました。


そのまま摺りあわせしたバルブをそのまま組み込んでコッターをハメて完了。
エンジンが小さいのでやり難いですね、やっぱ・・
コッターも大きいとバルブとスプリングも大きいですがw

バルブは当たりは少し悪いかったですが、私のジムニーちゃんはバルブの磨耗がなかったのでそのまま組みなおしました。


Fシールも打ち替えます。
オイルシールの交換は大事、オイルシールは安いので極力変えて二度手間になるのを防ごう。


小メタルもピストンに組んでいきます。
脱脂してハメます。

リングも入れてピストン完成。


エンジン側は既に清掃してあるので早速組みなおしていきます。
ブロック面清掃する時は必ずヘッドボルトの穴は念入りに掃除しましょう。
オススメの掃除方法は洗浄液をぶち込んでウエスで受けるやり方。

クランクピンに油たっぷり掛けて、ピストンに帽子被せて、ピストンをスリーブにねじこむ。

スコンっとね。

続いてポンポンっとね。
帽子「ピストンリングコンプレッサー」って鋭利だし油で手は滑るしで使いにくいから嫌いだけどこれしかない現実。
ピストンキャップハメてトルクで締めてスラスト確認後、オイルパン取り付けました。


ここでブロック上部に養生をしてヘッドを載せて水、ハーネスと吸気側片付けます。
ヘッドめっちゃ綺麗じゃないかw
水のイントレットがうざかったです。

組んだら繋ぎ忘れないか念入りにチェックしてからヘッドPK入れて組んでいきます。
こういう繋ぎ忘れがないか何度もチェックするのは重要。
ヘッドのノックピンを忘れずに。

ヘッドをトルクで締めたらシム載せていきましょう。

ノックピンも全て入れて入れ忘れが無いかチェックする。


カム載せてキャップ着けて位置も合わせていきます。

タイミング合っているか念入りにチェックしたらキャップ締めていきます。


チェーンガイドとアジャスタ着けていきます。


チェーンカバーに赤ボンド塗ってカバー取り付けて一旦お終い。


ジムニーJB23 K6Aヘッド整備

2018-09-30 18:50:56 | ジムニー JB23
作業できる時間が取れたのでヘッド整備していきたいと思います。
走行距離的にステムシールとバルブ、そしてピストンのカーボン詰まりが気になります。
現時点でジムニーちゃんに不具合がある訳ではないのですが、年数的に消耗品類は清掃や整備していかないとダメな所は出てきていますので、チマチマ整備していこうと思います。

まずは着工前。


ボチボチ作業しつつヘッドカバー外し。
思ったよりも綺麗でチョット嬉しい。


サービスホールからギアにマイナスぶちこんでプーリーボルト外しました。


水ポンプ外します。
水ポンプとベルト2本は部品購入してあるので組み付け時に交換します。


次にオイルパン外しますがきったねぇw


オイルパン割りました、軸周りも綺麗でよかったです。


チェーンカバー外して位置出します。


ヘッドの爆面も綺麗でした。



続く。

JB23 リフトアップしたった

2018-09-24 19:41:36 | ジムニー JB23
遂に私のジムニーもリフトアップする時がきました。
折角なのでアップ量は3インチにしました。

交換部品一式。

写真には写ってないけどスタビ延長キットもあります。


こちら私が10年近く愛用しているエア抜きセットだ。
ペットボトルとホースはカッチカチになって死んでいたので作り直したので新品です!

まずはリアのブレーキホースから交換していく。

ホースの交換自体は難しい作業ではない。
リアホースのカシメ部分がいい加減な位置でカシメてあったのでブラケットに取り付けるのにとっても苦労しました。
これだから安物は・・


続いてフロント左右。
ホース交換で難しいのは、エア抜きの際のエアの抜けが終わっているかどうかの見極め。
慣れないうちはニップルを緩めすぎていてニップルからエアを吸っているのがわかり辛いと思う。
やったことある方なら分かると思いますが、少しでも緩めすぎるとエアを吸い込んでしまうのでやはり二人でやるのが無難。
私はいつも嫁さんにブレーキ踏んで貰っています。
ここさえ注意すればブレーキホースの交換は誰でもできる簡単な作業だが、ブレーキは命が掛かるので中途半端な作業は絶対に許されないので十分に注意したいですね。

続いてフロントのリーディングのブッシュ打ち替えです。

ぷるんっとアーム外す。

アームとブッシュ、ブッシュは安物。

治具はブッシュ抜き出し前にアームを木材にあてがえてその位置で穴開けてしまえば誰でも作れる。
開けた穴に取り付けボルトを通してその位置にブッシュが合う様にすればいいのです。

20t油圧プレスがありますのでプレスで抜き出しました。
片方ずつ作業して復旧してアームはお終い。

リア周り片付けていきます。

分解前。


分解後。


スプリングとダンパー入れてラテラルも取り付けます。


リア完成させたらラテラルの左右の位置を水糸で調整して完成。
水糸にワッシャーで重しにして垂らして測るだけの簡単なお仕事。
同じくらいになるように調整しましょう。


フロントに移りダンパーとスプリング入れます。


ラテラル取り付けて左右の位置調整したら最後にステアリングの調整します。
ハンドルが左にずれたので右に修正してロックナットガッツリ締めます。
因みにステアリングダンパー着けていたので一度外しました・・・

再度全ボルトの閉め忘れないかチェック、これは本当に重要。
素人とプロとか関係なくボルトナットを再度当たるのは組み立ての基本。
調子に乗って当たるの忘れるアフォが痛い目みます。


最後にスタビ延長ブラケット取り付けて完成!


良い感じに仕上がりました。
ステアリングの調整もバッチリです。

リフトアップの作業自体はダンサスや車高調整取り付けるのと変わらないかな~。
ストラット式のサス取替できる方なら問題なくできるでしょうね。

さぁこれで鉱山に乗り込むぞ!


JB23 ハブ リフレッシュ工事

2018-08-25 20:44:24 | ジムニー JB23
私のじむにーちゃんも11万キロ越えたのでこれからチョコチョコ整備入れて行きたいと思います。
まず手始めにフロントのハブベアリングとキングピン交換していきます。

整備前。

まずはホイール外して~

ディスク外して~

エアロッキング周り外して~

タイロッド外して~


今回はハブベアリングも変えるのでロックナット取外します。

パっと外しました。

アクスルシャフト出てきました。
思っていたよりも汚くなくて良かったです。

汚れてコテコテだけどベアリングは働いてくれていました。。


綺麗にお掃除しました。



今回の交換部品一式。


上下ベアリング入れなおして、シールも交換しました、ピカピカ!


ハブベアリングを油圧でやっつけます。
油圧掛けて~

ベアリングは少し痛んでいて音が出ていました。

油圧でベアリングハメ直して組み立て完了。


ナックルの中と、キングピン周り掃除して~

ドライブシャフトも清掃して突っ込んで、グリグリして位置合わせて完了。


ナックルの後はホイールハブ復旧して、ブレーキやタイロッド、リテーナーオイルシールとカバー取り付けて、ホイール着けて左側完了。


右側も同じ要領でやります、ホイールハブ分解中。

リテーナー、オイルシール、カバー取付中。


そういえば今回ハブ周りの部品を注文する際にベアリング類の品番がネットにあまり落ちてなかったので画像でUP
キングピン用 円すいころ軸受


ホイールベアリング


アクスル用 オイルシール


ホイールベアリング側 オイルシール



左右のハブをリフレッシュできました!

ジムニーJB23 スペアタイヤ移設 ステー製作

2016-11-10 19:20:32 | ジムニー JB23
最近ジムニーで今までより遠出する機会が増えてきてタイヤの心配が出てきたので、スペアタイヤ元に戻すことにしました。
鉱山行くのに遠出するとやはりタイヤが心配で・・・
バンパーが社外品のままではスペアタイヤを純正の位置に戻せないので、今回はスペアタイヤ移設キットを作りたいと思います。
ナンバー移設キットは現状を流用します。


まずは現状のナンバー移設キット外し、加工するためリアドアのパネルも外します。
まずは適当な型紙で寸法取って位置決めます。
鉄板は6mmの端材を仕様しました。

鉄板はプラズマで切断してます。
取り付け穴がたくさんあるのは元からなので気になさらず。

位置決めたらジムニーに仮付けして調整して穴あけます。
板を車に取り付けて、ホイール仮付けしたら思うような位置にホイールがこなかったので鉄板切って長さ再調整しました。
元のままだと右側に寄りすぎていた。
板のスペアタイヤブラケットを取り付ける穴には先にナットをtigで溶接しておきました。
これでボルト締め付けの際に、板の裏で狭い空間でナットを保持する必要がなくなります。

先にナンバー移設ステーを流用、加工、取り付けておきます。
穴開け作業と配線伸ばしただけです。

板に黒スプレー吹いて板を仮付けしてスペアタイヤブラケットも取り付け。
このままだと走行中にブラケットが揺れてしまい、ガタガタするはずなのでブラケットも位置決めて溶接して固定させます。
ガタガタすることにより強度と不快感があるはず。
リアゲートと板の取り付け部分には丸座、M12ナット、丸ゴムかませてスペース作りました。
こうしてスペース確保しないと、ジムニーのリアゲートの波打った形に適応し辛いはず。
 
一応左右の振れ止めに防振ゴム別に取り付けました。
ゴムはホムセンで売ってる物にm6のズンギリ立てて作りました。

タイヤカバーつけて完成です。