11月13日(日)、
津市修成地区体育振興会の会員80人が、津市芸濃町林地区を訪れ、
芸濃ガイド会の案内で、史跡等を訪ねました。
2台のバスで林地区殿町公民館に到着、ここから徒歩で林地区を訪ねました。
「殿町」という地名があることで分かるように、
ここはかつてお城があってお殿様がいたのです。
室町時代には長野工藤一族の林氏が林城を築いてこの地に住んでおり、
戦国時代は、織田信長の弟信包(兼)の長男信重が林周辺を領し、
「勢州林城一万石」の小大名であったようですが、
江戸時代になるとその織田家も絶えてしまいました。
その後、江戸時代を通じて、この地に大きな庄屋さんがあり、
その庄屋さん宅の石垣の跡が大変見事だと言うので、
研究者の間では有名なのだそうです。
(殿町の長屋門の前を歩く)
林地区には有名な旧明村役場や普門寺がありますが、
そのほかにも、遺構などが残っているのですね。
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国の登録有形文化財に指定されて、すっかり有名になった旧明村役場
旧明村役場庁舎(津市芸濃町)
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「幽霊の片袖」伝説で有名な普門寺は、桜の名所としても知られています。
津市芸濃町の桜の名所
(楠原宿から石山観音へ)