![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/16/0794590bd9dd23b185d34e1661eb4dc7.jpg)
前KOH王者であるケルベロスを破り
悲願のKOH王座を戴冠したMr.しもが
試合後、リング上で次期挑戦者を指名した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/a8/b303c49770379d0592224698d609de91.jpg)
レスラー人生で初となる王座の戴冠に
感無量といった様子のMr.しも。
ベルトを抱えて喜ぶ姿は
まるで無邪気な子供のようだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/1b/e7ea670c7fb7d65fbb02c170f199efe5.jpg)
リング上でのインタビューに応じるMr.しもだが
興奮のあまり、ベルトは手に握られたまま。
会場のファンはそんな新王者の姿を
温かい目で見守っていた。
「次に戦ってみたい相手はいますか?」
インタビュアーのこの質問にMr.しもは…
「いるよ。ずっと戦いたかった相手がね」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/6e/ec8a02d4b9dae4d41475f9abf7b4d0bd.jpg)
ざわつく観客。
会場は、「まさか」という期待感に溢れていた。
中にはフライングして
あの伝説のレスラーの名前を叫ぶファンの姿も!?
「その男の名は…」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/d8/9a7c0d15c236a1d4f61bf5a801ae0120.jpg)
「来い、ダン!リングに上がって来い!!」
Mr.しもが口にしたのは
Mr.しもの付き人である星立 打無(ほしたて だん)の名だった。
この人物、まだデビューもしていないというが
まさかそんな相手と防衛戦をするつもりなのか!?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/50/b36ab16e697a0c9cad6b73b20e7434e5.jpg)
「次の防衛戦の挑戦者、お前ね」
「オ、オレっすか!?」
「オレがチャンピオンになんてなれるわけないって
ブログに書いてたらしいじゃん?
いい度胸してるよね、ムフフッ…」
「勘弁してくださいよ~」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/78/fd0292e60121f523a2821f7180c5d2d7.jpg)
このくだらないMr.しも劇場に
悪ノリしたファンからは
「星立、やっちまえ!」
「Mr.しもが相手なら獲れるぞ!」
などと、星立を支持する声も聞こえた。
ほどなく、会場からは大・星立コールが!
困惑する、Mr.しもと星立。
「嘘ウソ!冗談だっての!
ダン、ちょっとベルト巻いて」
どうやらこれはMr.しも流のパフォーマンスだった模様。
かわいい付き人の名前をファンに浸透させたいという
親心でもあったのだろうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/17/25514c0fc9d9c4076a80eb98f4710e85.jpg)
「みんなわかってるよね?
オレの防衛戦の相手にふさわしいのは
地球上にただ1人しかいない」
「ザ・ミック!
ドームのリングで待ってるよ!」
ついにあの男の名前を口にしたMr.しも。
どさくさにまぎれて
あの三沢さんの名セリフをパクっていたものの
会場からは歓声が鳴り止まない。
ファンは皆、ザ・ミックを待っていたのだ。
無論、インディー団体であるほっこりプロレスが
東京ドームほどの大会場を押さえているはずもないが
もしこのカードがX年ぶりに実現するのであれば
ドーム決戦も夢ではない!?
to be continued...
★Mr.しもの中の人の裏話★
さんざん引っ張ってしまいましたが
ようやく物語は最終局面へと向かいます。
なんだか楽しくなってきちゃいまして(笑)
X年の月日を経て、Mr.しもはほこプロの王者に。
エースというには程遠い実力ではありますが
それでも精一杯手を伸ばせばベルトが届くところまでは
成長したということでしょうか。
ミックを「ミックさん」ではなく
「ザ・ミック」と呼んだところにも注目です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/9b/5676a403828b11f1ada844a05e0d9ceb.png)
↑バナーをクリックでランクアップ!
ご協力よろしくお願いします。