Mr.しもの前途遼遠

オンラインプロレスラー、Mr.しもとザ・ミックの成長日記みたいなものです。

2018.1.6ノア後楽園大会観戦記

2018-01-07 01:51:10 | プロレス観戦記

新年一発目の
プロレス観戦は
プロレスリング・ノアの
1.6後楽園大会!
GHCヘビー級王者が拳王、
挑戦者が清宮という
期待感MAXの大会です。



観戦前にKoba.さんと
AKBカフェデビュー。
推しメニューの
きしめんを食べると
カフェ内のシアターで
好きな曲のMVを
流せるということで
「シュートサイン」を
リクエストしてきました。



ちなみに
AKBカフェにいたときに
自分のツイートに
丸藤選手本人から
「いいね」をいただきました。
光栄至極でございます。



試合開始前に
所属選手全員がリング上へ。
選手会長の潮崎がご挨拶。


第1試合
小川vs宮脇


試合開始前から
いきなり仕掛けた宮脇。
いいぞ、宮脇!
・・・と思ったら
怒った小川が
バックドロップ一発で
宮脇を瞬殺。
公式の記録では
なんと29秒だそうです。


第2試合
ヨネ クワイ 彰俊
vs長井 宮本 コーディ


存在感を示したのは
長井満也。
ノアのリングでは
長井のキャラクターが
本当に光ります。
いちいち
憎たらしいんですもん(笑)

試合を決めたのも長井。
もちろん
ハイパーニー空牙でした。


第3試合
原田 タダスケ HAYATA 
YO-HEY LEONA
vs Hi69 大原 熊野 
田中稔 諸橋


いつも書いてますけど
また書きますよ。
ノアのジュニアに
ハズレなし!
そのメンバーで
5vs5をやるんですから
面白くないはずが
ないわけで。

面白かったのは
大原のチームが誰も
田中稔にタッチしようと
しなかったところ。
外敵ですもんね~。
それに対する
稔のリアクションも流石。
この人、リアクションの
天才だと思うんです。

LEONAも奮闘しましたが
諸橋のクロスフェイスで
無念のタップ。
18分弱の試合でしたが
もっともっと
見ていたい試合でした。


第4試合
杉浦vsジェイ・ブラッドリー


ジェイ・ブラッドリー、
ムチャクチャなんですよ。
パワーファイターで
ストッパーが壊れてる
一昔前の外国人レスラーの
印象を受けました。
それを耐え抜いて
オリンピック予選スラムで
勝利した杉浦に脱帽です。

ところで・・・
実力未知数の
外国人レスラーを
杉浦にぶつけるシリーズ、
私は好きなんですけど
そろそろ所属選手との
絡みもみたいので
ちょっと考えませんか?


第5試合
潮崎 小峠vs中嶋 北宮


タイトルマッチでも
おかしくないカードですので
当然、熱戦になりました。
特に潮崎と中嶋の
バチバチ感がスゴかった!
これぞノアという
ハードヒットでした。
親の仇か何かと
疑うくらいに・・・(笑)

試合は北宮の監獄固めで
小峠が敗れる形に。
同時期にヘビー級に
転向した拳王とは
大きな差がついてしまった
小峠ですが
今はひたすら耐えるとき。
着実に進んでいけば
よろしいのではないかと。


第6試合
丸藤vs谷口


長井の乱入を
予想していたこの試合。
乱入どころか
長井は谷口の
セコンドについてました。



一方の丸藤。
ポーカーフェイスながらも
「制裁してやる感」を
ひしひしと感じます。



試合はなんと
丸藤の奇襲からスタート。
珍しく馬乗りから
パンチを撃つ場面も。



しかし、長井が
要所要所で介入して
丸藤はペースを
握らせてもらえず。
長井のこの小悪党感、
イイじゃない!!



谷口の拷問式コブラ。
丸藤と谷口のタッグは
意外に相性が良かった
印象でしたが
谷口と長井のコンビは
ベストマッチな印象です。
もちろんマケオワと違って
歓声ではなくブーイングが
飛びますけどね。



谷口が丸藤を
押さえているところに
長井がハイパーニー空牙を
撃ちこむなどの
混沌とした展開が続いた為、
試合は丸藤の
反則勝ちの裁定。
予想できた結末とはいえ
ノアファンにとっては
納得のいかない
決着になってしまいました。

なおも丸藤を
攻撃し続ける2人。
すると・・・



小峠が救出の為、
リング上へ。
丸藤&小峠組、復活か!?



今度は小峠に対して
攻撃を行う谷口と長井。
するとGHCタッグ王者組の
ヨネとクワイさんが登場。
第2試合の結果も考慮して
この4人による
GHCタッグ王座戦は
ほぼ決定的と言っても
過言ではないでしょう。


セミファイナル
X-Division選手権
石森vsアンドリュー・エベレッタ


結論から言いますと
私が期待した程は
スイングしませんでしたね。
エベレッタは
630°スプラッシュもできる
ハイフライヤーだと
聞いていましたが
ちょっと体が
プヨプヨだった気がします。
あれがベストコンディション
だというのなら
別に良いのですが・・・。

試合は石森が
450°スプラッシュで勝利。



・・・とはいえ
この場外の石森への
シューティングスター
アタックには驚きました。
跳躍も高くて
フォームはキレイでしたね。


メインイベント
GHCヘビー級選手権試合
拳王vs清宮


注目されていた
ノアの未来、
清宮のコスチュームは
緑のラメに
黒のワンポイント。
海外修行前は
黒のコスチュームでしたが
再び緑を身に纏ったのは
ノアを背負う覚悟の
表れでしょう。



対する拳王は
12月の後楽園同様、
森嶋猛のガウンの
拳王カラーバージョン。



対峙する両雄、
期待感が会場中に
充満していました。



序盤の攻防は互角。
清宮の動き、
キレッキレでした。





拳王を場外に落とすと
トペをすると見せかけて
ロープを掴んで
クルッと前転して
エプロンに立つ清宮。
三沢さんが得意としていた
ムーブの1つですよね。
三沢さんはここから
エルボースイシーダを
放っていきましたが
清宮はランニング式の
正面飛びドロップキックで
拳王を鉄柵まで
ふっ飛ばしました。



やられたらやり返すのが
拳王の流儀。
お、おっかねぇ・・・。





実力の差を示す為か、
拳王はスリーパーや
キャメルクラッチといった
基本的な技を使って
清宮を攻め立てます。



清宮の現段階での
課題ともいえるのが
有効的な打撃技を
持っていないこと。
エルボーで反撃への
糸口を掴もうとしますが
拳王を崩すには至らず。
今後、ノアでトップを
狙っていく為には
強烈な打撃技が
必要不可欠になるでしょう。



逆に拳王は
強烈なキックで
清宮を圧倒。





しかしながら
キックをキャッチしての
パワースラムなど
随所で光るものを
見せてくれる清宮。
まさにダイヤの原石!!
いや、ノア風に言うならば
エメラルドの原石!?





拳王のアンクルホールドを
変型のフェイスロック(?)で
絞め返した清宮。

清宮はずっと
動きっぱなしでしたので
絞めながら体力を
温存できるような技が
何かあればと
思っていたタイミングで
これを出してきたので
驚きましたね~。



清宮が自身の
必殺技と語る
タイガースープレックス、
一度目のトライは
拳王が首をトップロープに
引っ掛けて阻止。
王者も必死です!







逆に拳王の
ドラゴンスープレックス、
蹴暴(きぼう)という
得意技ラッシュを
喰らってしまった清宮。
これをなんとか
カウント2で返します。



終盤の局面、
やはり打撃技の攻防で
押し負けてしまう清宮。
拳王の脚をキャッチし
エルボーを放っても
ダウンを奪えず
ならばとカウンターの
ドロップキックを
グサリと突き刺しました。
ドロップキックは
非常にイイものを
持っていますもんね。



海外修行時代に
決め技にしていたという
リバースDDT。
会場はこのとき
まったく沸いてませんでしたが
今後、強烈な武器になるよう
磨いていってほしいですね。



高い弧を描く
ジャーマンスープレックスは
いつ見ても素晴らしい。
それでも王者は
カウント3を許さず。





追撃を狙い
トップロープ上へ
昇ろうとする清宮に
拳王がハイキック!

さぁ、
危険な時間が
やってきた!!












拳王が雪崩式の技を
踏ん張ったところで
泥臭く頭突きを連発。
そこから繰り出したのは
雪崩式のリバースDDT!

キレイなスタイル過ぎて
アクが足りないと
思っていた矢先に
これですもんね。
この男、本当に
底が知れません。











再度狙った
タイガースープレックスは
またしても投げきれず!
そして強烈な張り手、
蹴暴、ハイキック!!
勝敗を分けるのは
やはり打撃技の攻防か!?







拳王が清宮の背部に
ダイビングフットスタンプ!
ここからの正調式は
最近の必勝パターン。
清宮、万事休すか・・・!?







・・・と思ったら
ドロップキックで迎撃して
タイガースープレックス
投げっぱなしキタァーーーッ!!
意図的に投げ捨てたのか、
それともダメージで
クラッチできなかったのか、
それは本人にしか
わかりませんが
本人が必殺技として
語るだけの説得力は
確かにありました。







自分に喝を入れ
2発目を狙う清宮。
粘る拳王に対して
後頭部へのエルボーを
放っていく清宮。
しかし、王者が
乾坤一擲の右ハイキック!
ご覧の通り、
完璧に入ってます。



そして
左のハイキック!
これも清宮の
後頭部をしっかりと
捕らえてますね。



ダメ押しの右ハイキック!!
このハイキックの
入り方がスゴすぎました。



これで清宮の動きが
完全に止まってしまい
レフェリーが試合をストップ!
激戦の結末は
実に意外な形でした。

これをどう解釈するかは
見る人次第だと思いますが
私はこの場面を見て
清宮は体の限界を超えて
気迫で戦っていたのだと
感動すら覚えました。
そう思いませんか?
だって彼、
まだデビューして
2年ちょっとの
21歳なんですよ!?



拳王のマイクを
誰もが期待していたところで
宮本裕向がリング上へ。
グローバル・リーグ戦で
唯一、拳王に土をつけた
宮本のGHCヘビー級への挑戦、
なるほど、これは
説得力がありますね。



拳王がマイクを持って
最初の発言は
意外なものでした。
それは、この場に
所属選手が誰も
名乗りを挙げなかった
ことに対する不満。

さすがは
ノアの新たなカリスマ!
言うことが違いますわ。



拳王と杉浦が
清宮の奮闘をたたえ
手を貸そうとすると・・・



なんと清宮が
2人の手を払いのけました。



そして杉浦と拳王に
まさかの張り手!

ナンダ
コノテンカイ!?






清宮をボコボコにする
拳王と杉浦を止めたのは
潮崎!

先ほど小峠は
丸藤を助けていましたし
これはタッグ再編も
ありそうですね。



ジ・アグレッションも
上がってきて
リング上はなんだか
わけのわからないことに。



仕切りなおして
再び拳王のマイク。
これがノアファンの
心を射抜きました!
以下はスポーツナビからの
抜粋です。

今現在だけ
ノアより力のある団体が
武道館開催を決めたが、
武道館に1番
思い入れのある団体はどこだ?


(ここで観客が
 「ノア」とレスポンス)

このオレが、
プロレスリング・ノアを
武道館に連れて行く!
オレについてこい!


これには私も
シビれましたね。

新日本がG1を
武道館で開催するという
知らせを聞いて
ノアファンは少なからず
ショックを受けたと思います。
我々が目指すゴールを
新日本がいとも簡単に
通過点として
通り過ぎてしまうんですから。
しかも、3DAYSですよ。
ノアの選手はもちろん
ファンでさえ
そのことに関しては
触れないようにしていた
ように思います。

拳王の武道館発言で
我々は一度
封印した思い、
かたく閉ざした扉を
ほんの少しだけ
開けることができた。
その扉が
新日本の武道館進出で
閉じてしまったような
感覚に陥っていたときに
再び拳王が
その扉をこじ開けた。
これはもう
天晴れというほかないですよ。
私、Koba.さんと
2人で観戦してなかったら
泣いていたかもしれません。
それくらい私の心を
揺さぶる言葉でしたね。



私のこのツイートには
なんと78件もの
「いいね」をいただきました!
きっと皆さんも
同じ想いだったのでしょう。
拳王、ありがとう!!







この日は
ノアの公式応援ソング
「SAKURETSU」を歌う
RANさんも来場。
あまりの神対応に
こちらの方が
恐縮してしまいます。



・・・という旨を
ツイートしたら
なんと本人から
またしても神対応が・・・!!
天使ってホントに
いるんですね!



年明け最初のノア観戦、
最高に面白かったです。

清宮の凱旋試合は
想像以上のレベルでしたし
試合後のアクションも
2年ちょっとのキャリアとは
とても思えません。

タッグ戦線も
チーム再編を思わせる動きが
多々ありました。
中でも谷口と長井のタッグは
良くも悪くも大きな混沌を
運んでくれそうな予感がします。

そしてなんといっても
拳王ですよね。
試合はもとより
マイクでもファンの心を
掴んでいます。
ファンが望んでいることを
なぜこうも
代弁してくれるのか?
不思議ですよねぇ・・・。
なんだか今だったら
高い壺を売られても
買っちゃいそうですもん(笑)

・・・と
冗談はさておき
これからのノアも
面白くなること間違いなし!
みんなで拳王に
ついていきましょう!!


ほっこりプロレス大賞2017、
決選投票受付中!
受付期間は
2017年12月31日までを
予定しています。

ちょっと延期して
2018年1月7日まで!
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