美しきかな。

2006年09月08日 | 日記
ひとりのご年配のお客様がお店に入ってこられました。
彼女は、お見舞いにしたいとおっしゃられ
洋菓子の詰合せギフトを購入されました。

私は いつもの通りギフトを包装し袋に入れてお渡しすると
お客様はそれを受け取り ギフトを袋から出し
ご自身の鞄からとても綺麗な風呂敷を取り出すと
ギフトを丁寧に包んで 不要になった袋を返してくださいました。

美しく包まれたギフトはよりいっそう気品にあふれ
このギフトを受け取る方の爽やかに喜ばれる表情が目に浮ぶようでした。

風呂敷の用途にこんな美しい使い方があるなんてうっとりです
たとえお見舞いに行く途中で購入したとしても こうして丁寧に包んであれば
まるでこのお見舞いのために特別にあつらえた感じが出て
いただく側も純粋に喜べるように思います。

ゴミの減量化とか、過剰包装防止とかという堅苦しい理由ではなく
「見た感じが 美しく、気持ちの良いやりとりができるから」
という理由で選んだ行為が、結果的に環境にも優しいのならば
こんなにも素敵なことはないように思いました。



コメント (3)
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