図書館で本を借りてきた。
タイトルは
「できない脳ほど自信過剰」(朝日文庫)。
ドキッ・・・
著者は脳研究者の池谷裕二さん。
私は脳に関する本が好きで、
見つけると必ず手にとってしまう。
だって
脳って不思議でしょ・・・
いろいろなことを覚えているけれど、
(あるいは忘れるけれど)
そもそも記憶って何?
人の顔(映像)とか、できごと(物語)とか、
どういう仕組みで覚えているの?
何かを考えるという行為にしても、
脳のなかで
どういう流れで行われているの?
などなど、
考え始めるとキリがなく・・・
この本はそんな疑問に
明確に答えてくれるものではないけれど、
「気が合うとは何か」とか、
「ネズミにも後悔はあるのか」とか、
「臨死体験は脳からの最後のプレゼント?」とか、
面白いトピックがいっぱい。
笑ったのは
脳のエネルギー効率。
スーパーコンピュータの京(2019年に稼働終了)と比較すると、
京は1千ワット以上の電力が必要なのに対して、
脳はたったの20ワット。
(脳も電気信号が絡み合って情報処理をしている)
電気代にして月300円足らずだという。
脳ってそんなに省エネなんだ・・・
なるほど・・
ふ〜ん・・・と納得しながらも、
さらなる疑問もふくらんでいく、
土曜の夜でありました。
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