日々逍遥

時のはざまで
ゆれる想いを記しています・・・

桃的わたし

2022-08-07 09:17:42 | 日記

 

桃がおいしい季節になった。

 

この時期ならではの贅沢を堪能しながら、

ふと、

桃でありたい、と思った・・・

 

熟した桃って、

表面はとてもやわらかくて、

 

だけど内側には、

とても硬い種をもっている。

 

若いときの私は、

いうならライチだった。

 

中が柔らかいので、

傷つかないよう、

表面を硬い殻で包んでいた。

 

友人に「壁がある」と言われたこともある。

 

でも年月を経て、

じぶんというものが出来てきた。

 

そのぶん芯(種)は硬くなり、

そこだけは絶対に譲れないけれど、

 

守りたい芯以外は、

それもあるのかなと思うようになった。

 

桃に親近感を覚えるほどではないけれど、

 

これから年を重ねていっても、

硬い種を

柔らかい果肉で包み込んだ、

桃でありたいなと思う・・・

 

 

Copyright © 2022 .日々逍遥. All rights reserved.

コメント