繁華街に出るたびに、
立ち寄っていたカフェがある。
先日久しぶりにランチをと思い、
顔を出してみると、
システムが全く変わってしまっている。
これまでは
フロアの女性が注文を聞いてくれて、
料理をテーブルまで運んでくれていたのが、
入口のガラスケースのなかにある、
メイン料理や副菜を選び、
そこで支払いをすませると、
小さな呼び出しベルを渡される。
奥のテーブル席で待機し、
「ベルが鳴ったら料理を受け取りに来てください」
というわけ・・・
そういう店が増えていることは知っていた。
でも私は、
その店のスタッフたちの温かい応対が好きで、
通っていたのだ。
ランチの大幅な値上がりは
止むを得ないとしても、
ベルで呼び出されて、
出来上がった料理を取りにいくというシステムは、
私は好きになれない・・・
それじゃ、
食事というよりエサじゃん、
と思ってしまう・・・
わたしは
放牧されている
牛や羊じゃないし・・・
あちこちで鳴り響くベルの音も
無粋で・・・
このところ
一軒、また一軒と
心安らぐ店が減っていく・・・
これって時代のせいなの?
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