料理に凝っているわけでもないのに、
陶芸家のうつわを集めていたことがある。
人生の時間を経て、
いまもいちばん自分の心もちに合うと感じているのが、
この二つの猪口だ。
燗酒を飲まないので
もっぱら豆鉢として使用しているけれど、
色、かたち、サイズ、絵柄が見ていて心地よく、
てのひらに包み込んでいるだけで
ホッとする・・・
友人たちのコレクションを見ていると、
好きなうつわって、
その人の佇まいに似ている気がするから、
だとしたら、
この猪口はわたしそのもの?
どんな人間なんだ??
Copyright © 2024 .日々逍遥. All rights reserved.