諸悪莫作 衆善奉行
もろもろのあくはなすことなかれ
もろもろのぜんはぶぎょうせよ
この言葉を教えとして授かった人が、「そんなことは三歳の子供でも知っている」と言ったとき、講師はこう答えた。「100歳の老人でもこれを実行するのは難しい」
「禅語」 石井ゆかり 文
井上博道 写真 より
左右のバランスで苦労。「諸」「作」「行」、バランスが難しい。
字数も多かったので、全体のバランスも見ながら。
真面目な家庭に育ち、反発しながらもやっぱり真面目で、ちょっとした悪事や、筋の通らないことをちっちゃな権力で平気でする人を許せなかったときがあった。
社会は実は理不尽に溢れていて、正しさだけが大事でないことも覚えていった。
人はみなちっちゃな悪事をしながらも、それを許しながら生きている。
それが人間なのだ。
人と繋がっていくことは、自分もそのちっちゃな悪事をしていることを認めて許し、もっと違う見えない大きな部分を大事にしていけばいいのではと思う。
人はみな自分を大事に扱われたい。
自分もまた同じ。
まずは、自分で自分を大事に扱うこと。
そして、目の前にいる人を大事にすること。
善事悪事を越えたところに、そんなものがあるような気がする。
ただ善事悪事をわかっていること、人を傷つけながら自分も傷つきながら、身につけていくことはやはり大事であると思う。
もろもろのあくはなすことなかれ
もろもろのぜんはぶぎょうせよ
この言葉を教えとして授かった人が、「そんなことは三歳の子供でも知っている」と言ったとき、講師はこう答えた。「100歳の老人でもこれを実行するのは難しい」
「禅語」 石井ゆかり 文
井上博道 写真 より
左右のバランスで苦労。「諸」「作」「行」、バランスが難しい。
字数も多かったので、全体のバランスも見ながら。
真面目な家庭に育ち、反発しながらもやっぱり真面目で、ちょっとした悪事や、筋の通らないことをちっちゃな権力で平気でする人を許せなかったときがあった。
社会は実は理不尽に溢れていて、正しさだけが大事でないことも覚えていった。
人はみなちっちゃな悪事をしながらも、それを許しながら生きている。
それが人間なのだ。
人と繋がっていくことは、自分もそのちっちゃな悪事をしていることを認めて許し、もっと違う見えない大きな部分を大事にしていけばいいのではと思う。
人はみな自分を大事に扱われたい。
自分もまた同じ。
まずは、自分で自分を大事に扱うこと。
そして、目の前にいる人を大事にすること。
善事悪事を越えたところに、そんなものがあるような気がする。
ただ善事悪事をわかっていること、人を傷つけながら自分も傷つきながら、身につけていくことはやはり大事であると思う。