ひとり歩きのハイカラ味来人

北海道は日本海側の田舎マチ<増毛>
人生の折り返しポイントを大きく過ぎてしまった太っちょ男が綴る食べ歩き日記。

見ざる聞かざる

2024-07-20 09:32:00 | いい感じ

日御碕神社の楼門。

そこを通ると両脇に構えているのは木製の狛犬さま。

阿形と吽形。

ワタクシより大きいかな、2メートルくらい。

特に塗装された感じも無し。

狛犬さまが楼門。

朱色と白のコントラストが美しいのです。

よく見ると細かい装飾もまた魅力的。

緻密な彫刻にカラフルな色付けが施されています。

それぞれが異なるデザイン。

高低差のある地形に多くの建物が並ぶ日御碕神社

詰め込まれていると表現した方がいいのかなぁ。

それぞれを何と呼ぶのかもわかりませんけど…。

高いところにあるのは、上の宮。

どういう順序で参拝すべきか…、イメージがつきません。

予習不足です。

それでもカメラオヤジは撮るものが溢れていることに大満足。

順序良くとか、正式にとか…。

そこら辺は抜きにして思う通りにパチリ。

楼門を内側から見たもの。

ここの滞在時間は、ちょっと短め。

この後は灯台まで足を伸ばす予定ですから。

でも駆け足で来る場所では無かったです。

神さまの国、出雲を2日間で歩くのには少々無理がありました。

あともう1日…。

すんませんです。

足早に参拝させていただきます。

下の宮には、本殿と幣殿、拝殿、玉垣、禊所、廻廊、楼門、客人社2棟。

それらの全てが重要文化財に指定されているとか。

壁や木の切り口は白。

柱や横木は丹塗りされた社殿。

華やかな桃山時代の面影を残しているもの。

上下二つのお社は、どちらも拝殿と本殿が続く権現造り。

さて、丹塗り。

わからない言葉が出て来ました。

「にぬり」と読みます。

朱色を建造物装飾の言葉でそう呼んでいるとか。

昔ながらの材料を使う伝統的な塗装方法。

社寺が赤く塗られるのは、建物を彩ることで魔除けや神性を表す視覚的な意味と、金属を原料とする朱や丹という顔料が、虫害や腐食から建物を守る役割もあるとか。

赤じゃ無くて朱色。

覚えておこう。

多くの建物が並ぶ境内。

比較的立ち入りは自由っぽいのですが、この渡り廊下を過ぎて奥へと向かってみます。

何を探しているというワケでもありませんがね。

何かに引き寄せられているような…。

後からの勉強でわかったことをメモしておきます。

両本殿内陣の内壁や天井。

そこには狩野派や土佐派の絵師による密画が描かれているとか。

本殿の蛙股を中心とする彫刻は、竜虎、鶴亀、松竹梅、三猿といった見事なもの…。

蛙股…、またしても初めて見る漢字の組み合わせ。

「かえるまた」と読むのだとか。

上を支えるための蛙の股のような建築部材の呼び名。

確か、日光東照宮にもある有名な「見ざる聞かざる言わざる」があるとか…。

テレビ番組で紹介されたのをどこかで覚えていたワタクシ。

そうだわ、それを探していたのです。

ほら。

結構奥の方の高い所。

何だかホッとするのと、ありがたい気持ちになりました。


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